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ネコの手帳講座|私が手帳を使うようになった理由

10月に入って、いよいよ来年の手帳テンプレートの準備が追い込まれてきました。

世の中は、9月から新しい手帳が出回り始めるので、今準備をしていたら、まったくもって遅いに違いないのですが、基本、自分が使うために作っているところがあるので、どうにも遅くなりがちです。

とりあえず、見開きの月間ブロックを来週にはリリースしたいと思っています。2023年の11月から2024年の12月までありますので、来月から使えます。私も持ち運び用の手帳はこちらを使う予定です。

この月間ブロックは「ネコに教わるしあわせ手帳術」という手帳初心者さんむけのオンデマンド講座がありまして、そちらのテーマである「ネコ」をモチーフにした月間ブロックになってます。

この手帳講座は、私が実際に使っている、そしてクライアントの方にもやってもらうこともある手帳の使い方をお伝えしています。メンタルコーチとしてのメソッドとか、なんやかんやをふんだんに取り入れて作ってあるので、短期間で効率的に手帳の使い方を学ぶことができます。宣伝終わり。

私は手帳を使い始めて25年ほどたつのですが、手帳を使い始めたときは、ふつー(もしくはそれ以下)の大学生でした。社会人になることを先延ばしにし、とりあえず最低限の単位を落とさないようにというだけの、その日暮らしの自堕落な生活を送っていたので、手帳を持っていても、書くことなど、ほぼほぼありませんでした。ただ、「手帳を持っている」ことが大人な感じがして、まあ、ファッションの一部みたいなものだったのです。

社会人になると、シフトで動く仕事を選んだため、手帳はシフトを書き入れるためのものになります。まだこの時点では、大学生のときと大差ありません。手帳とは「仕事のシフトを忘れないためのもの」でしかなかったのです。

そんな手帳の使い方が大きく変わったのは、20代後半でした。そのころ、紆余曲折あって人生がうまくいかなくなっていた私は、コーチングの学校に通い始めていました。そして「手帳をうまく使うと、時間の使い方、つまり生き方が変わるらしい」ということに気づいたのです。

「手帳を使うと」という言い方にはちょっと語弊があるかもしれません。「自分のことを考えるために、道具として手帳を使うと」という方がより正確です。

私がコーチングスクールで学んだことは、人の話を聴く技術であったり、質問のスキルであったりしたわけですが、それよりも「物事の考え方や捉え方」について多くを学びました。それまでの自分がいかに狭く偏った考えや物事の捉え方をしていたかに気づいたわけです。

それまでに身にしみてしまった、そしてそれが自分の人格の一部になってしまっていることをなおしていく、というのは口でいうほど簡単なことではありません。しかし、それが自分を苦しめている根本的な原因だと気づいてしまった以上、放っておくこともできませんでした。

で、手帳です。そのころの私は自分のことを人に話す、ということが恐怖でしかありませんでしたので、とにかく手帳に向かって、自分の言葉を吐き出すしか能がなかったのです。コーチングやカウンセリング、心理学や脳科学の手法も自分で勉強しながら取り入れて、やってみました。そして、少しずつではありましたが、問題を克服していくことができました。

そんな経験があるものですから、コーチングやカウンセリングと手帳というのは、そもそも相性がいいのだ、ということを身を持って知っているわけです。もちろん、「自分を知る」という上で、プロに頼ったほうが、時間も労力も手っ取り早く、深度の深いことが可能になるわけですが、自分を知るはじめの一歩としてや、セルフメンテナンスという役割を手帳が担うことはできます。一回覚えれば、一生ものですしね。

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