手帳と「時間の流れの捉え方」の関係
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよくいったもので、日中もしのぎやすくなってきました。というか、このことば、きっと日本のそこかしこでいわれているんでしょうね。少なくとも私はこの1週間で、私以外に3人から直接この言葉を聞きました。
とにかく暑くないし寒くないというのは、いろんなことがしやすくなります。「〇〇の秋」はひとそれぞれだと思いますが、私はこの時期からやることがひたすら増えます。仕事が繁忙期を迎えるのに加えて、芸術系のイベントやそれに関わる人達からのお誘い、紅葉や食べ物を楽しむ旅行など、他人が動くから私も動く、みたいなこともあります。
とかくこの時期は、時間を上手に使って、仕事をして、遊んで、休んで、を心置きなく楽しむために、いつも以上に念入りにスケジューリングとタスク管理をします。
私は昔から、計画や予定を立てるのも好きです。タスク管理も得意。そんな私は「スルータイム」タイプです。
「スルータイム」なんて言葉、ほとんどのひとは聞いたことがないと思うのですが、ざっくりいうと「時間の捉え方」の特徴です。
「スルータイム」とは、過去、現在、未来という時間軸を俯瞰的にみるタイプのこと。逆に、時間軸の中に自分がいるのは「インタイム」。説明すると長くなるので割愛しますが、ひとはどっちかに頭が寄っている、と言われています。で、アジアは「インタイム」の人が多いとも言われています(でも私の周りにはスルータイムが多い)。
ちなみに私が気づいたときには「スルータイム」でしたが、いまは「インタイム」でも考えることができます。訓練すると、自分でどちらでもできるようになるんです。
私は「大人が整うノート」という、手帳の使い方も伝えてたりするんですが、予定管理やタスク管理がどうにも苦手、というひともいます。そういったひとたちは、ただ単に、やり方や方法を知らない、という場合もありますが、どちらかというと「ものの捉え方」が問題のことが多いです。
さっきの「スルータイム」「インタイム」を例に上げると、「予定を立てたり、計画するのが苦手」「タスク管理が苦手」っていう人は、「インタイム」の人が多い気がします。
世の中に手帳の書き方や使い方、予定や時間やタスク管理のやり方はあふれるほどありますが、だいたいそういうのって、「スルータイム」向きが多かったりするんですよね。「インタイム」の人からすると、「ちょっとなに言ってるか分からない(サンド富澤さん風に)」になることが多いです。
手帳を使って予定管理とかしたい、でもいつも挫折する、っていう人は、もしかしたらそこが原因かもしれないんですよ。
なにをするにも、その人の「ものの捉え方」っていうのを、先にはっきりさせておいたほうが、なにかと後々便利なのは間違いないないな、と手帳講座やコーチングをするたびに思います。
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