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決断を不安定にさせているのはお金だった

最近、めちゃくちゃ所得を見て今の決断で良いのだろうかと思い悩む。
面接で最終的な決定を聞かれたときに心が動いたら~~とか言ってる癖に、結局は所得を気にしてしまう私が情けなく感じる。

お金に対する執着

今となっては大学は奨学金なしでアルバイトをしなくても良いくらい生活も支援してもらっているが、幼いころは貧しかった。

幼稚園くらいまでは、服も買ってもらえなくて母方の祖父母にねだっていたし、習い事も母方の祖父母から支援してもらっていた。
親も常にお金がないことを嘆いていたし、税金が払えなくて通帳が止められるなんてことも起こっていた。
その他にも、同居していた祖母は盗み癖があって親のサイフから万札を抜いたりもあって、お金にまつわるトラブルが日常的に起こっていた。
お金関係で不安定な親の元だとそれが影響して何かしら私の心は不安定だったし、人を信用できないとか、人が怖いという想いはこういうお金にまつわる経験から生まれているのだろうと思う。

お金が醜いものに見えるし、使うことも稼ぐことも苦手意識を持っている。
何かお金を使うことに常に罪悪感を持ってしまうし、自分のために買い物をすることがとにかく苦手で人と一緒じゃないと買い物ができない。
この今の状況を克服したいと常に思っている。が、できていない。

一方で、私はお金は貴重な経験をさせてくれるし大切なものだということも知っている。
母は「この世の中、結局はお金。持てる者が勝つ」というような考え方を持っているのだが、私にも少なからず影響を与えている。
就活を終えて、結局この選択肢で良かったのかと年収を見て決めきれない。

なんでこんなにもお金を気にしてしまうんだ!!!

私の1年後働く企業はその業界からしたら年収への満足度は低い。
けど、1年目から日本の平均年収よりも数十万高い額はもらえるし、世間から見れば1年目にしては安定した生活が送れるだろう。

そして、業界の特性上、転職でぐるぐる回る人が多いからこそ、3~5年の転職ありきで考えれば別に待遇も悪くない。

けど、外資系コンサルや総合商社と比べてしまうと見劣りするから、これで良いのかって悩んでしまう。
私は激務ができる自信がなくてQOLも重視したのに、結局は激務で高給取りの職業に憧れてしまい、よくわからない劣等感を感じてしまう。

高校以降に日本っぽさになじめなくて、もっと多様な人や価値観が認められる場所で働きたいという想いは今の決断では叶えられる。
この不況といわれるさなかでも、株価もそこまで下がっていないし、地価総額も高いから将来性はあるのかなって思う。
けど、年収という点でだけ比べてしまい、自分の決断に自信が持てない。

私の周りの友達は一部上場企業でもない地方中小企業で働いている人が多いし、そういう友達の年収話を聞いたらあまりにも低いと思わず感じた。
けど、日本の年収中央値や女性の年収中央値を見ると、私の感覚のほうがおかしい。

あぁ、なんでこんなにもお金を気にしてしまうんだ…。

決断を正解にするために

結局、2時間くらい考えたのだが、年収で自分の価値を測ることはバカバカしいというかあまりにも短期的戦略に過ぎないなって思い至った。
就活掲示板みていて不安になってしまうけれども、決めたのならば私は私の決断を正解にするべく行動を起こさなければならないのだ。
おそらく結果を残せる人なら高い金額でヘッドハンティングしてもらえるはずだし、今のお金を気にしすぎるのはナンセンスだと思った。
そして、お金についてはまずはこれまでの凝り固まった考え方を改めなければならないし、そもそものお金との向き合い方を考えなければならない。

今の決断は私の長い人生の一つのストーリーにすぎないし、社会が不安定すぎて何が正解かなんてわからない。
むしろ、私の決断を不安定にさせているのはお金しかないのだ。
それ以外は、やりたいことだし不安な点はない。
結局は、やらなければいけないのは、こういう経験があってよかったと思えるようにすることだ。
さぁて、まずは何をしようかな。

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