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マレタケ荘の始まりとこれからのこと。

マレタケ荘です。こんにちは。

と挨拶すると、どういう意味ですか?キノコですか?なんて、よく聞かれます。

キノコは大好きです。最近は特にエノキが好きです。いや椎茸も舞茸も捨てがたいよね!しめじのバター炒めとか?松茸ごはん、、食べたい🤤

って、キノコの話はまた違う機会にするとして、今日はマレタケ荘の始まりの話とこれからのお話をしたいと思います。

結論から言うと、マレタケ荘は3人の息子の名前をくっつけて作った名前です。

始まりは20数年前。私29歳。初めての出産。

だんご三兄弟がちょっとしたブームになっていた春でした。その時は自分がまさかだんご三兄弟の母になろうとは思いもせずに初対面した我が子。

......かわいかった。

びっくりしました。え、ちょっとまって。赤ちゃんってこんなにかわいいの?聞いてないんだけど!!ちょっとした衝撃でした。
正直、子供とか全然好きじゃなくて😅
でも、産んだら自分の子はかわいいだろう
位の感覚を、根底からひっくり返されたみたいな衝撃。
価値観が全く変わるとはこの事。

子供の頃から好きだった手作りから少し離れていた20代でしたが、この小さくてかわいいの塊の生き物に自分で作ったものを与えたい!いや、与えねば!

謎の使命感が芽生え、私のハンドメイド人生の第2ステージがスタートしたのでした。

服を作ってはキャッキャと着せて、帽子を編んではウフフと被せて。そんな日々。

1人目、2人目はバタバタと子育てをしながらのハンドメイド生活。そして三男が生まれると、子供の数は増えてるのに少し余裕が出てくる、という現象が起こりました。

まぁ、単に手抜きのスキルが上がったということでしょう。そういうスキルは爆上がりするものなのです。

そして出来た少しのゆとりを利用して、3兄弟に作ったものや成長を記録に残そう!と、HPを作りました。そこで名前が必要になるのです。

日本語がいいな。

YahooとかGoogleで検索してもヒットしない。あ、三兄弟の名前もからめたい。

あれこれ考えては、ダメだちがう、、とやってるうちにある日突然頭に浮かんだのです。

3兄弟の名前の漢字を1文字ずつ

読み方を変えたり部首を足したりしてできたマレタケ荘。

キノコみたいなヘンテコな名前のアパートは、ネットのどこにも引っかかりませんでした。無双!!✌️✌️✨

三兄弟の名前と古ぼけたアパートをくっつけた理由の一つは住んでいた家にあります。

当時、我が家は川沿いの古い団地に住んでいました。

高度成長期の象徴みたいな四角い3階建。歩いて30歩くらいで小学校の校庭。お庭が校庭みたいな団地でした。南側には大きなイチョウの木が2本ある小さな公園があって、ブランコや砂場がありました。


春はハラハラと降る薄ピンクの桜を追いかけて

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ハラハラ降る桜。桜色の世界


秋は黄色のイチョウの絨毯上を歩く。一年中響く子供たち遊ぶ声。

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狭い歩道を挟んでイチョウの木の後ろは小学校

そんな環境の中で、三兄弟は赤ちゃんから幼児期、小学校低学年を過しました。昭和レトロなその団地とホワンと浮かんだ古い木造アパートのイメージ。手作りのもの、かわいいもの、古ぼけたもの。好きな物が色んなお部屋に詰まってたら楽しいな。

それが空想アパートメントマレタケ荘の始まりです。

ものすごいスピードで動く情報と、その量に疲れる時ないですか?私はあります。

それを否定しないし、ありがたい。暮らしは便利になってクリックしてタップしてスワイプしたらある程度の疑問は解決できる。だけどさ、無駄にあふれたものやクスッと笑っちゃうもの、懐かしい物に囲まれて、まるで止まってるみたいにゆっくりと流れる空間があってもいいんじゃない?

それから15年。ゆるゆるとハンドメイドを続けて来ました。目の前に現れた赤ちゃんに夢中になった29歳の私も50歳をすぎて、三兄弟も大きくなりました。

生まれ、育ち、老いる。

人としてこの世に生きる限りあらがえないこと。

2021年に、食堂を長いことやっていた三兄弟のおじいちゃんが倒れました。元気だった頃に時々手伝う事もあって、いつからか、ぼんやりと頭に浮かんでいた事がありました。それは、いつか私がこのお店を継ぎたいな。

ずっと続けてきたハンドメイドも生かしながら私に出来ることはなんだろう。

なんとなくただ漠然と思っていた事が義父が倒れてにわかにクッキリ現実味を帯びて来たのです。

そうなると、フワフワうふふ、な夢物語とはいかなくなります。

まぁ、でも、なんとかなる!これが私のやるべき使命のような気がしてます。

人が集まって、色々な事が合わさって、自分も周りのみんなも楽しくなったら最高ですよね。

コンセプトは純喫茶。お家でも職場でもない、あなたのもうひとつの居場所になれる場所。

さて。

名前どうしよう?(笑)また来た!この問題

小さな団地から始まったマレタケ荘が、子供達と一緒にスクスクと育ちました。

マレタケ荘から飛び出したお店の名前は

【マレタケ荘喫茶室 ソラソラ】

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最近よく空を見あげます。空っていいよね。

空(そら)の他にも空っぽ。空間。

心の中に色んなことを溜めないでいつも空っぽでいたいなって思います。空っぽなら、楽しいことも沢山入るし、悲しいことが入っても紛れて見えなくならないでしょ?

悲しいことはちゃんとその都度向き合って手放してあげたらいいし、嬉しいことはしまいこまないで循環させたらいい。そしてまた楽しいことを入れよう。

それにはいつも空っぽでいたい。

そしてソラソラが自分にも来てくれる人にも居心地の良い空間になればいいな。そんな願いを込めて。

えと、単純に響きがいいし、カタカナ好きって言うのもあるんだけど😊空の上には宇宙もあるしね。

この先どうなるか?私もわかりません。

私が私の思うまま心地よく。できる時に出来ることを、できるだけ。

そんなふうに進んで行けたらハッピーです。

ね!あなたも。

気を楽にのんきに好きなように行こう。

気を張ってせかせかといやいやながら過ごすなんてもったいないよね😊✨

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2022年2月の晴れた日曜日



現状のルームツアー


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るるん🎶と行こうね


商工新聞に掲載していただきました!感謝です







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