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偶然が起きる話

私が初めての海外一人旅に行った先はカリフォルニアだった。そこで観光してヨセミテへ行って。そんな旅程だった。

話は変わるが、私が一番好きな映画というのがあって。それは名作ではないんだけど『シティ・オブ・エンジェル』という作品だった。『ベルリン・天使の詩』のリメイク作品だ。とても素敵な図書館が舞台になっていて、ニコラス・ケイジとメグ・ライアンが恋に落ちていく内容だ。私はこの図書館を素敵だと思ったが、どこにあるのかは知らない。

そして話はカリフォルニアに戻る。地図を眺めていたらサンフランシスコ中央図書館が載っていて「アメリカの図書館ってどんななんだろう」と興味が出て行ってみた。この時点でも映画の図書館のことはまったく考えてもいないし思い出してもいない。

そしてそのたまたまあった図書館に行ったら、映画の舞台の図書館だったわけで。もう驚きとともに感激もしたし、すごい確率だし。アメリカにどんだけ図書館があるなかで出会ったのよと。

私は「必然」という言葉を思い出した。「導かれた必然」と思った。感動しながら映画の舞台に浸った喜びの時間だった。

その映画は最後がいろいろあるわけで、それをよく思い出す。考えさせられる内容だ。生と死と、人は死んでしまうけれど、それでも生きる。生きてるだけでただそれだけでいい。今この瞬間を感じて。たくさん感じて。そういう映画のメッセージは普遍で大切だ。私の心に再度、深く刻まれる映画となった。

ということで信じられないような偶然は起こるという話でした。

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