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【町内会 顛末記】自治会長というのをやってみた 7

 ついにやってきました! 日赤募金の協力依頼書面。

「協力」であり、(お願い)であり、しかし決定である。

 日赤活動資金募集協力協議会が協議した結果、「目標金額達成に向けて努力することに決定した」 →というわけで7月末までに市役所窓口まで持ってきてくれ  →あんたんとこの金額は「金 7,600円」だからね →この額はちゃんと公平に世帯数から割り出してるから、そこんとこよろしく!

 だいたい「〇〇〇市日赤活動資金募集協力協議会」って、ネットで探してもほとんど何も出てこないから実体がよく分からない。わざわざ日赤募金のために協議会を設立したんか。そんでこの会長さん、U氏を〇〇〇市で検索したら、「自治連合会会長」とか「ライオンズクラブ CN40周年記念式典実行委員長」とか「自由民主党〇〇〇支部代表」とかいろいろ出てきて、どうも市内株式会社の経営もやっている人らしい、ということが分かりました。

 しかしわが町内会は先の役員会で、『「日赤募金」、「歳末助け合い募金」、「共同募金」については、募金は個人の任意であるため今後、町会費からは出費せず、都度、集金箱(鍵付き・購入予定)を班毎に回し、集まっ た金額のみを寄付することとする。(寄付に賛同できない方、また余裕のない方は出さなくて結構です)』と決めたんだよね~

 これは「滋賀県甲賀市の希望ヶ丘自治会の住民による、募金や寄付金を自治会費に上乗せし、一括集金するという自治会費を無効として自治会役員を訴えた裁判で『事実上 の強制をもってなされる寄付についての決議は、会員の思想、信条の自由を侵害するものであって、公序良俗に反し無効というべきだ』という趣旨の大阪高裁判決が、最高裁で確定(2008年4月3日)した」判例にもとづいている。

https://ameblo.jp/maruo-jp/entry-10223972316.html


 寄付は自由だからいくらでもいいわけだ。そもそも「目標額」などといった名目で最初から金額が決まっていることがおかしい。出したい人は出したらいいし、出せない人や出したくない人は出さなくても構わない。そのよう な理由から、自由意思にもとづいて集まった金額を、ちゃんと7月末に持っていくので待っててね。(幾らになるか、知らんけど~)

 以下、悪しき悪習(悪臭)であるこの「集金制度」に関して、当時、わたしがWebで調べて参考にしたサイトをいくつかあげておく。

 次回は、「市日赤活動資金募集協力協議会」の衣をかぶった市の厚生福祉課・課長とのバトルの模様を品位を保った形で少々・・


以下の内容で、連載を予定しています。
第一部 【町内会 顛末記】自治会長というのをやってみた
第二部 【町内会 顛末記】町内会を殲滅し廃墟の中から真実の自治組織の出現を待とう

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