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同志社大学は「コスパが悪い」大学?

今日はですね、わが母校自慢を少しさせて頂きたいと思うんです。

僕の母校は、京都にある同志社大学という私立の大学です。
この学校の「校祖」が新島襄という人です。

新島襄といえば、数年前にNHKで放送された「八重の桜」のヒロイン、新島八重さんの旦那さまということで知った人もいると思います。

新島襄という人は48歳という若さで亡くなられるんですが、彼の生前、教育に関する言葉、特に同志社の学生に向けて残された言葉というのが沢山あるわけです。

その中でも好きな言葉というのを一つチョイスしたいのですが。

それは、

「我が校の門をくぐりたるものは、政治家になるもよし、宗教家になるもよし、実業家になるもよし、教育家になるもよし、文学家になるもよし、且つ少々角あるも可、気骨あるも可。ただかの優柔不断にして安逸を貪り、苟も姑息の計を為すが如き軟骨漢には決してならぬこと、これ予の切に望み、ひとえに希うところである」(新島襄「片鱗集」)

という言葉です。

少し文語体にはなっていますが、意味はわかりやすいと思うんですよね。。

我が校の門をくぐりたるものは、政治家になるもよし、宗教家になるもよし、実業家になるもよし、教育家になるもよし、文学家になるもよし

同志社の学生さんは、どんな職業を選んでもいいということですね。

これはいわゆる、現在でも同志社がとても大切にしている「自由主義」というやつだと思うんですよ。

今でこそ、「自由」は何か空気のような、当たり前のようなものとして感じている人も多いかもしれませんが、創立時はどれほどありがたかったことでしょうか。

官立学校、今でいう国公立大学ですが、創立時にはっきりと「将来○○になるべし」として設立された学校もあるんです。

どことは言いませんが、官僚養成校とか教員養成校とかね。

その点、同志社にはそういった縛りはない。
女子も社会で活躍できる可能性を追求できます。

ただですね。

僕はこの前半部分も好きなんですけど、実は後半のほうがより重要だと思っているんです。

つまり、

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