水無瀬 紫

日本史と呪術廻戦の沼に首まで浸かっている京都大学法学部4回生。 大河ドラマの感想や読書…

水無瀬 紫

日本史と呪術廻戦の沼に首まで浸かっている京都大学法学部4回生。 大河ドラマの感想や読書感想文、ふと思ったことなどをつらつら書いていきます。

マガジン

  • 「虎に翼」感想まとめ

    2024年上半期朝ドラ「虎に翼」の感想まとめ(基本週1で書いています)

  • 「光る君へ」感想まとめ

    2024年大河ドラマ「光る君へ」感想記事のまとめです

  • 語れ!七海建人への愛!

    筆者が愛してやまない推し、「呪術廻戦」の七海建人について語った記事のまとめです。京大生にも推しはいる。

  • 京大生の本棚

  • 京都のおすすめスポットまとめ

    京都のおすすめスポット(主にスイーツ)についてまとめています

最近の記事

  • 固定された記事

推しへの想いをしたためる

 11月23日。勤労感謝の日の深夜、呪術廻戦アニメ42話「理非」が放送されました。  この回にて、筆者の推し・七海建人殿の散り際が描かれました。 一度社会人を経験した者ならではの「労働はクソ」という名言?を発した七海さんの最期が勤労感謝の日に放送されるとは、なんという皮肉でしょう。  もしかして制作者様、計算されていましたか?  しばらく、オタクによる七海建人語りにお付き合い下さい。 「呪術廻戦」との出逢い  私が呪術廻戦という作品に出会ったきっかけは、大学の友人の勧

    • 「虎に翼」67話

      昨日から初登場した星航一。第一印象は「やりづらい」が前面に出ていましたが、今回少し印象が変わりました。 というのは、今回は航一の父である星朋彦が出てきたことで、「息子としての顔」を垣間見ることができたような気がします。 航一と本の改訂作業を行って三週目。 この間、星朋彦は一度も現われません。どうやら闘病の為だったようです。病は、親しい人にしか明かしていなかったとのこと。 星朋彦は、本が出版される直前に亡くなってしまいました。 自分のことを「出がらし」「信念より金をとった」

      • 「虎に翼」66話

        月曜から面白かったですね!! 個人的にちょっと感動したのが、梅子さんの苗字が旧姓に戻っていること!「竹原」さんなんですね。 竹と梅で揃えているような… 梅子さんは轟法律事務所に居候しながら、「竹もと」でバイト?をしているようです。確かに轟の事務所はとても収入が良いとは言えなさそう(お金を取らずに相談に乗るとかしそう)なので、助手2人を雇うのはしんどいような気がします。 この「竹もと」みたいな、登場人物にとって家でも職場でもない「第3の場」みたいなのがあるのっていいですよ

        • 「虎に翼」65話

          寅子、花江、梅子さんの3人でお茶をしていたものの、寅子は仕事に戻らなくてはならなくなります。 15年ぶりの再会を喜ぶ梅子さんと花江。 「私は何にも変わってない」と花江。 「話なら聞くけど?」と梅子さん。 「花江ちゃんだって頑張ってる」と軽率にねぎらわないところ、梅子さんらしくて推せる。 「完璧にできなくて」と落ち込む花江。 梅子さんは、「いい母親なんて目指さなくていいわよ。自分が幸せじゃなければ、他人を幸せにはできないもの」と優しく返します。 「いい母親を目指さなくていい

        • 固定された記事

        推しへの想いをしたためる

        マガジン

        • 「虎に翼」感想まとめ
          16本
        • 「光る君へ」感想まとめ
          19本
        • 語れ!七海建人への愛!
          9本
        • 京大生の本棚
          9本
        • 京都のおすすめスポットまとめ
          9本

        記事

          「虎に翼」63・64話

          きょう(6/27)の放送回がすごかった。梅子さん劇場でしたね。 1.話がまとまらないっぴ 大庭家の相続問題は、長男の徹太が一切ゆずらないこともあって話がまとまりません。 挙げ句の果てに、次男の徹次は「母さんが放棄すればいい」とまで言います。しかし梅子さんは放棄しない宣言。 「お母さんをいじめないで」と光三郎。 ここで梅子の姑(三兄弟の祖母)である常が、「私は徹太の世話にはなりたくない。あの嫁は口答えばかり」と言い始めます。 しかも、「梅子さん、あなたが悪いんですよ?あな

          「虎に翼」63・64話

          「虎に翼」61話・62話

          始まりました。13週「女房は掃きだめから拾え?」。 ものすごい言葉ですが、自分の家より格上のところから妻をもらうと立場が弱くなるから、格下の人を選べということです。 それだと若い頃の藤原道長の立つ瀬がないぞ(結婚したときは妻・源倫子のほうが家柄が良い) 1.「大庭家の一族」 家庭裁判所は、子供の保護だけでなく相続の手伝いをしなくてはなりません。梅子さんの夫・大庭徹男が亡くなったことで大庭家では相続問題が勃発。寅子は特例判事補としてこの案件を担当することになりました。 お妾

          「虎に翼」61話・62話

          「光る君へ」越前編まとめ

          久しぶりの「光る君へ」の感想です。 ちょっと学業その他で忙しく、後回しになってしまいました💦 というわけで、「越前編」の感想まとめを書きたいと思います。 1.四角関係?! まひろ争奪戦に二人の男性(道長は殿堂入り) が加わりました。 かつての恋人・道長への想いを残しつつも、父・為時の赴任に伴い越前に来たまひろ。 彼女の前に新たなお相手が現れます。 宋人の医師見習いの周明(ヂョウミン)です。 演じるのは、数々の作品で「沼」を作ってきた松下洸平さん。 台詞が7割くらい中国

          「光る君へ」越前編まとめ

          「虎に翼」57~60話

          今週も、良かった(n回目) 寅子の母・はるさんが亡くなる回は寅子に感情移入して泣いてしまいました。 1.理想と現実の狭間で 戦災孤児の道男を一時的に引き取ることになった猪爪家。 しかし、大人たちにないがしろにされ続けた道男はなかなか心を開くことが出来ず一悶着も二悶着も起こしてしまいます。 それによって道男は再び心を閉ざし、猪爪家を出て行ってしまいます。 その直後、はるさんは心労が祟ったのか倒れてしまうのでした。 2.母との別れ、そして… はるさんは、心臓の発作だとのこ

          「虎に翼」57~60話

          「虎に翼」55・56話感想

          さて今週も始まりました、「虎に翼」。 家庭裁判所が無事に設立され、寅子は辞令によって「判事補」(裁判官の最初みたいな)と家庭局の役員を兼任することになりました。 そして孤児たちが集まる上野に視察に向かいます。そこで見覚えのある名前を見かけます。 「轟法律相談所」。 場所はかつて、「カフェ燈台」(よねさんの職場)があった場所でした。 そこでよねさん・轟コンビと再会。さらに視察団のなかには小橋と稲垣もいたので、同窓会(轟談)の予感。 轟法律事務所は、孤児たちを養う保護施設のよ

          「虎に翼」55・56話感想

          「虎に翼」53〜55話

          すみません、また少し間が空いてしまいました。 今週のMVPは滝藤賢一さん演じる多岐川幸四郎でしょう。 今週から初登場した人物でしたが、時にコミカル、時に激しく、時に優しいころころ変わるキャラクターがとっても魅力的でした。 いきなりスルメを焼いたり、会議中に居眠りをしたり、かと思えば「この大馬鹿タレが!」と怒鳴ったりと癖が強い。でも、そのバックグラウンドも含めて明かされたことで、その株はとどまるところを知りません。 今日(6/14)の放送回には泣かされましたね…。 裁判官

          「虎に翼」53〜55話

          「虎に翼」52話感想

          「あれ、君朝ドラ感想は週一じゃなかったっけ?」 「すみません、今回も面白かったので感想書きたくって…」 茶番はここまで。今週を境に毎日投稿に切り替える(かもしれません)。 早速癖つよ上司が出てきましたね。 滝藤賢一さん演じる多岐川幸四郎。 モデルとなったと思われるのは「家庭裁判所の父」と呼ばれる宇田川潤四郎さんです。 こちらの記事に詳しく載っていました!↓ https://www.rekishijin.com/37298 まずファーストカットが、謎の滝行。滝藤さんだから

          「虎に翼」52話感想

          「虎に翼」51話感想

          いつも朝ドラの感想記事は週に一度のペースなのですが、今回は号外と言いましょうか。 推しコンビが復活したので、そしてあまりにも感動して号泣したので、書かせてください。 戦地から生還した轟。ある新聞記事を読んで、衝撃を受けます。それは、 「判事がヤミを拒み、栄養失調で死亡」 写真に写っていたのは同郷・同学の友人である判事の花岡悟でした。 ヤケになったのか、たまり場で酒に溺れる轟。 そんな彼を3回蹴り付けた人がいました。 よねさんです。 空襲でマスターが亡くなり、よねさんも火傷

          「虎に翼」51話感想

          「虎に翼」第10週「女の知恵は鼻の先?」

          今回のサブタイの意味は、 「女性は、目の前のことだけにとらわれており、多い先を見通す思慮に欠けている」ということ。 また偏見の塊みたいなことわざ…。 1.癖つよメンツ 民法改正に携わることになった寅子。 同僚となるのは、「発芽玄米」のような髪型の(笑)小橋と、桂場の友人である久藤頼安。 この久藤さん、自分の名前「頼安」を音読みすると「ライアン」となることから自分のことを「ライアン」と呼ばせて、周りの人にも英語名をつけるアメリカかぶれ。 寅子は「佐田」という名字から「サデ

          「虎に翼」第10週「女の知恵は鼻の先?」

          「光る君へ」22話「越前の出会い」

          時差の極みですみません。ちょっとここのところバタバタしておりまして…。 あっさり目ですが感想を書いていきます。 1.頑張れ為時さん 越前に着任早々、宋人とのやりとりをしたり通詞が殺されたりと課題がてんこ盛りな為時パパ。 賄賂を拒んだせいか嫌がらせっぽいこともされていました。かわいそうに…。 初体験の鍼灸?みたいなもので「あーっ」と叫んでいる場面がコミカルで良かったです。 2.周明、あなたは何者? 松下洸平さん演じる周明が、ついに発言しました。 かっこいいな~!!ポスト

          「光る君へ」22話「越前の出会い」

          枕草子再現企画〜夏編〜

          一つ前の放送回で清少納言が「枕草子」執筆を開始。大変に感動しました。 「春はあけぼの」からが筋かと思うのですが、あいにく今は6月ということで、初夏ですね。 「夏は夜。月のころはさらなり、闇もなお、蛍の多く飛びちがいたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りていくもをかし。雨など降るもをかし。」 ちょうど京大から少し歩いたところにある哲学の道は蛍スポットでもあるそうなので、見てきました。 写真中央の、黄緑色の光が蛍です。 分かりづらいですね…すみません。 ほわーっと光

          枕草子再現企画〜夏編〜

          明治時代になり、近代化のための仕組みが整えられ西洋を参考にした法律が組まれていく。しかし法服は聖徳太子という、古代日本の極みのような存在を参考にデザインされたという記事を読んだ。寅子たちが着ているのもそう。 このダブルスタンダード?みたいな感じが興味深いな。

          明治時代になり、近代化のための仕組みが整えられ西洋を参考にした法律が組まれていく。しかし法服は聖徳太子という、古代日本の極みのような存在を参考にデザインされたという記事を読んだ。寅子たちが着ているのもそう。 このダブルスタンダード?みたいな感じが興味深いな。