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7/12~7/14ライオンズ戦を振り返る

前カード振り返り


はじめに

前カードでは好調マリーンズ相手にビジターで1勝1敗だったイーグルス。2戦目にショッキングな大敗も1敗は1敗。切り替えて今カードのライオンズ3連戦に臨みます。
武内ー今井ー隅田と難敵が揃う相手先発ローテに対し、イーグルス打線がどれだけ対抗出来るかが焦点になるのは間違いなし。見せろ、ワシンガン打線の底力を!

ゲーム展開振り返り

第1戦 3-2 勝利!

早川ー武内のマッチアップ
イーグルスのエースと、ライオンズのゴールデンルーキーによる極上の投げ合いが展開されました。5回までスコアレス。お互いにファーストストライクからの積極打法で応戦も、なかなかホームベースが遠い展開でした。
試合が動いたのは6回、イーグルスは小郷のタイムリーと中島の内野ゴロの間に2点を先制します。
長くスコアレスの状態からゲームが動くと一気にバタバタするのがプロ野球。直後の7回にライオンズは野村のタイムリーで一気に追い付きます。
しかしその裏、イーグルスは浅村のソロで再び勝ち越し!その後は酒居と則本が守り切って先勝!武内にプロ初黒星を付けました!

勝敗を決めた場面
この試合、非常に渋いですが一輝の活躍を敢えて取り上げたいですね。まずは6回の先制の場面、進塁打やバントではなく内野安打で繋いだ事で1点ではなく2得点出来ました
そして追い付かれた後の守備、銀仁朗の強い打球を横っ飛びでキャッチ!逆転を防いだ事で浅村のHRが勝ち越しになったわけですね。
ここのところ不調だった一輝ですが、ここからまた活躍してくれる事を期待しています。

第2戦(現地観戦) 5-0 勝利!

岸ー今井のライオンズ№11経験者マッチアップ
イーグルスは初回に浅村の内野ゴロの間と大地の犠飛で2点を先制すると、3回には大地のタイムリーと一輝の犠飛で更に2点を追加!大の苦手にしている今井から序盤で4得点し、試合の主導権を握ります。
先発の岸さんは序盤からエンジン全開。味方の援護を背に快調に相手打線を抑えていきます。8回には小郷のタイムリーで5点差とすると、岸さんは9回もマウンドへ。見事に最後まで隙を見せない投球で完封勝利!
天敵今井についに黒星を付け、カード勝ち越しも決めました!!

勝敗を分けた場面
岸さんの完封や大地の2打点とかあるでしょうけど、私は小郷の活躍を推したいです。特に初回先頭で勢いよくファーストストライクにアタックして安打を放った事。これで一気に「いける!」という雰囲気になったように思います。正にリードオフマン、結局3安打1打点とチームを引っ張る活躍でした。

第3戦 4-2 勝利!

藤井ー隅田のマッチアップ
序盤3回は両投手好投でスコアレス。
ゲームが動いたのは4回、イーグルスはフランコの犠飛で先制すると、5回には小郷のタイムリーでリードを2点に広げます。
5回までスイスイ来ていた藤井でしたが、6回に暗転。初めて先頭打者及び四球での出塁を許すと、1死後に連打を浴びて1点を失い降板。2番手翔太も野村に同点タイムリーを浴びてしまいます。
球数が少なかった隅田は息を吹き返してイーグルス打線を抑えにかかりましたが、8回にイーグルスは小郷が値千金の2ランHRで勝ち越し!
武内・今井と黒星を付けて勢いに乗ったか、同一カード3連勝を達成しました!

勝敗を分けた場面
「このまま延長か…」とも思われましたが、小郷の連日の大活躍で3連勝を達成しました。さっさと北海道に移動したかったでしょうから、その意味でも価値のあるHRでしたね。隅田には前回対戦でもHRを打っていますが、遅いボールをしっかり捉えています。直球をカットして変化球打ちが隅田攻略のカギなのでしょうか…。

個人成績

救援投手

  則本 2試合2回2安打0四球2奪三振0失点35球 2S
  酒居 2試合2回1安打0四球1奪三振0失点24球 2H
 鈴木翔 1試合1回1安打0四球3奪三振0失点14球 1H
 渡辺翔 1試合0.2回1安打1四球0奪三振0失点17球
  藤平 登板無し
  吉川 登板無し
  弓削 登板無し
ターリー 登板無し
  小孫 登板無し

・3試合とも勝ちゲームだったためBチームの登板は無し。ブルペンの立場からすると、岸さんの完封は非常にありがたかったでしょう。

先発投手

早川 7回5安打1四球4奪三振2失点102球 HQS達成 白星
 岸 9回3安打0四球2奪三振0失点119球 HQS達成 白星
藤井 5.1回5安打1四球2奪三振2失点84球

・早川は初回に先頭からの連打で「おや?」という感じでしたが、そこを切り抜けると6回まではスイスイでした。いつもより奪三振が少なかったのはライオンズの積極打法の影響でしょう。
ただ、前回同様カウント取りに少し苦労した場面もありました。3-0から打って凡打した選手が2人いたのは助かりましたね。
年下とはいえ、シチュエーション的に武内に投げ勝ったのは誇らしいです。

・文句無しの投球で球団史上最年長完封勝利(無四球ではリーグ最年長らしいです)を達成した岸さん。生で観ましたが、明らかに最近の登板と比べて直球に力強さがありました。
それと石原がカーブよりもスライダー多めで、カーブは時々目線を逸らす用で見せる程度にしたのが良い組み立てでしたね。石原のリードと直球の威力が上手く噛み合った投球でした。お見事!
あまり『推し』とかいないんですが、数少ない私の『推し』なので最高の時間を提供していただいた事に感謝しかありません。ずっと『王子』でいてほしいです。

・藤井は5回まで順調にきていましたが、6回先頭に四球を出してからちょっとおかしくなってしまいましたね。今回は長い回を投げるチャンスだっただけに、ここでの降板は正直いただけないところです。もうワンランク上の投手になりたければ、イニングを食う事を意識したいですね。

主な野手

  小郷(12-6)1HR5打点1四球1三振
  中島(12-2)1打点0四球3三振
  辰己(8-2)0打点3四球1三振
  浅村(9-4)1HR2打点1四球0三振
フランコ(6-1)1打点0四球2三振
 鈴木大(10-2)2打点0四球4三振
  村林(8-2)1打点0四球1三振
  太田(4-1)0打点0四球1三振
 小深田(9-3)0打点1四球1三振1盗塁

・野手陣では小郷が3連勝に導いたと言って良い活躍でした。今井・隅田撃ちに大きく貢献。勝負強さも兼ね備えていて足もある、最高の1番打者になりつつあります。このままチームの顔に成長してほしい選手です。

浅村が2戦目の途中で足を痛めて途中交代。3戦目は心配されましたがDHでスタメン出場となりました。この感じだとオールスターは未選出なので、オールスター休みまではDH浅村の布陣でいくでしょうか。フランコは守る必要があるので、ひと頑張りしたいですね。

・今江監督の『安易にバントしない』戦術がこのカードで披露されました。好投手や苦手にしている投手に対して複数走者を置かないとプレッシャーにならないと感じたのでしょう。選手もそれに応えて得点するシーンがこのカードは何度かありました。今後も是非継続してほしい戦術です。

総評

正直、マッチアップ的に3連敗も覚悟していました。それが何ですか、3連勝ですよ!武内にプロ初黒星を付け、天敵に今井にも3年ぶりに黒星を付け、そして3連勝達成です!何気にホームでパリーグのチームに勝ち越し事がそもそも今季初です。
戦い方がよくなってきていますベンチが上手く選手を使えるようになっていますし、繰り出す戦術が冴えてるなと。特に安易にバントしなくなったのはGOODです。
勿論、ライオンズの貧打に助けられての事であるのは重々承知です。しかし、今まではそれでもこれが出来なかったわけで、今回の戦いはチームが大きく成長している証だと私は声を大にして言いたいのです。他チームがライオンズに3連勝した後がカギだと言っているのをよく耳にしていましたが、イーグルスもようやくそのテーブルに乗れましたね。
6月の交流戦優勝に続き、7月に入ってからもホークスに勝ち越す等まずまずの戦いが出来ています。昨年の再現は言い過ぎですが、夏に躍進するイーグルスに今年も期待したいです。

次カードに向けて

次は移動日無しで、エスコンでファイターズとの3連戦です。連休中という事で月曜にも試合があります。先発予想はイーグルスが瀧中ー内ー古謝、ファイターズは福島ー山﨑ー金村でしょうか。
ファイターズは移動無しなので月曜は結構イーグルス不利ですね。何とか頑張ってほしいところ。ファイターズは今カードでホークスに勝ち越してますし、かなりムキムキの状態で対戦する事になります。強打のホークス打線を右投手でも抑えており、イーグルスは打線があの手この手でどれだけ得点を出来るかが焦点になりそうです。
悪いイメージの無いエスコンで良い野球しましょう!

ここまでの勝敗 39勝2分39敗
昨年の80試合終了時点(7/13時点) 37勝1分42敗

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