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2024J2第14節 鹿児島VS仙台 振り返り

前節の振り返り


はじめに

前節はホームでの山口戦で、苦戦を強いられながらも後半ATに逆転PKを決めて勝ち切った仙台。今節はリーグ戦では初顔合わせとなる鹿児島とのアウェイ戦です。中2日で遠方地アウェイとタイトな日程ではありますが、負傷者が実戦復帰して起用出来る選手が増えていますので、全員の力を結集して乗り切りたいところ。最後まで走り切れる選手を起用して今季培ってきた仙台のサッカーを披露して勝ちましょう!

メンバー

☆仙台

ボランチは長澤がベンチスタートとなりスタメンには蒼生を起用。
左SHは相良がベンチスタートで前節大活躍の名願がスタメン。
FWは郷家がベンチスタートで龍之助をスタメンで起用。
ベンチは佳貴に代わって知念が入りました。

★鹿児島

CBは井林がベンチスタートとなり戸根をスタメンで起用。
ボランチは中原がベンチ外となり、山口がスタメン。
トップ下は渉がベンチスタートで端戸をスタメンで起用。
FWは藤本がベンチ外でンドカをスタメンで起用。
ベンチには千布が入りました。

得点経過

前半15分 仙台先制 髙田椋汰

先制点は仙台が奪いました。DFラインのボール回しから菅田が右ハーフスペースにポジションを取った髙田へミドルパス。これが見事に通った&髙田も素晴らしいトラップで前を向いてリラックスしたフォームで強シュート。これがゴールに突き刺さり、髙田はプロ初ゴール。

試合を観ての感想

先制点まではGOOD、しかしその後は…

大雨の中で行われたこの試合、序盤の仙台は今までと変わらず長いボールで押し込みを図ろうという展開にもっていきます。この試合はCBからもサイドチェンジのようなミドルパスがバシバシ出ました。先制点も菅田の中距離の浮き球パスを髙田に送ったのがアシストになっています。
いつもよりも中距離のパスを交えながら鹿児島のプレスを越えていき、主導権を握って先制点もゲット。理想的な入りではありました。
が、そこからはというとずっと鹿児島のターンが多めのゲームになってしまいます…。

SBがハーフスペースにいて起点になる鹿児島のビルドアップ

鹿児島のビルドアップはボランチ1枚落としの3枚回し。そうなるとSBが高い位置を取るのかと思いきや、幅を取るのはSHでSBは前に残った方のボランチの両脇に位置していました
仙台としては中央は締めたい。SBは幅を取ったSHを見る、SHは3枚回しのビルド隊を追っかけ回したいという事で鹿児島のSBがそんな仙台のSHの背中を取るんですよね。ここが逃げ道になっていました。
試合を通してこのポジショニングに手を焼いてましたね。今後に向けて対策が必要でしょう。

林のセーブがチームを救う、それが実現出来た要因は…

この試合、MOMは林と言っても異論が無いくらいかなり止めてくれました。
今季は開幕から安定したパフォーマンスが光っている林ですが、このクオリティを引き出しているのはシュートブロックと考えています。以前も触れましたが、今季の仙台はシュートブロックやシュートに対する寄せが非常に素晴らしいと感じています。これによって林からすれば「シュートコースが限定されて止めやすい」状況になっているはずなんですね。

本当に強いチームは…

森山監督が会見で「解説者が「強いチームは内容悪くても勝ってのし上がっていくぞ」って言ってたぞって選手に言ったんだ」みたいな話をしていましたよね。自分の中では今回の試合は勿論その第1歩なんですけど、本当に強いチームは悪くても結局2-0くらいにしちゃうみたいな、そんな感じかなって捉えてます。どんなに良いチームでも1点差では何が起きるか分かりませんからね。正に先日の千葉戦の千葉が良いお手本ではないでしょうか。ですから相良、あそこは決めてくれ。

総評

とりあえず、取りこぼさず勝てたのは良かったですよね。内容は本当にアレでしたけど、今年最も取り組んできたものを出して結果を出せたのはそれはそれで成長ですし、前進していると言えます。
ただ、後期はこのような相手にも主導権を握る時間で上回りたいですよね。実際ゴール期待値はこんな感じでした。
あと、ちょっと負傷交代した蒼生が心配です。彼にはシーズン完走してほしいので。

次節に向けて

次は中4日でホームに戻って群馬との対戦です。最下位のチームをホームに迎えるわけですから、絶対に勝ちたい…と言いたいとこですが、何と群馬は5/8に監督交代。組長が解任され、2年前からヘッドコーチをしていた武藤氏が監督に昇格となりました。『解任ブースト』が非常に怖いところですね。
こういった試合を歴史上悉く落としてきた仙台。負の歴史を森山監督と共に塗り替えたいです!上位浮上の大チャンス、みんなで掴み取りにいきましょう!!

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