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発達障害の子がぐーーーんと伸びる心と身体の育て方 番外編#003情動の激しさ

子どもが小さい頃は、
嫌な事があると身体で目いっぱい表現してくれる。

だから、わかりやすい。

「イヤ」なことへの抵抗からまずスタート。

それから、「要求」すること。

その後、正に シンプルな「喜怒哀楽」へ。

悲しいんだか
悔しいんだか
怒ってるんだか
うれしいんだか
楽しいんだか


なんかはわからない時も多いけれど。

その感情一つ一つ大切で、
もっと複雑な感情を感じる芽となっていく。


幼子の溢れる感情表現は見ていて 微笑ましいものです。

でも、大きくなるにつれ、感情とその感情に由来する行動を客観的に捉えることが出来るようになる。

「不快」なことがあったとしても
冷静に客観的に考えることが出来るようになり、
激しい言動にはならない。
(最近は、冷静に議論できる大人が減っているので、街中でも平気で大きな声で恫喝していたりする大人も見かけるけれど。)
アンガーマネージメントなんて言うのも流行りだったり。
未熟な大人ばかりが増えてしまい、子どもの見本になる大人がメッキリ少なくなりましたよね。


情動の中枢となっているのが視床下部。


情動に影響されて行動する子どもの時期を経て
先ほども書いたようにしっかりとその情動を処理できるようになっていく。
ことばで表現できるようになるとこの情動行動はめっきり少なくなっていく。


けれど、中には、ある程度大きくなっても
敏感に感じてしまう子どもがいます。
感受性が豊かという表現ができる場合もあるけれど、
余りに、年齢とかけ離れた感情表現であるとやはり、支障をきたしてくる。
パニックで頭が真っ白になってしまう場合は、その時の記憶すらない場合もあるので、不安や恐怖などをしっかり処理できる脳内ネットワークを育んでおく必要があります。

そのようなことを避ける為にも

しっかりとバランスよく脳を育み、感情や思考をしっかりと言語で表現できるように発達を支えていきましょう。


沢山の言葉かけ、コミュニケーションをしっかりとること。
表情やジェスチャーなど非言語コミュニケーションもとても大切です。


結局のところ、 幼少期の感情表現はしっかり育つために必要な作業ってことです。

優しいまなざしで見つめてあげましょう♬


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