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 私はイメージを言葉に落とし込むのが苦手です。
頭の中を言葉で表現するとたちまち陳腐な表現になり、
いくつもの説明文を追加しなければならないと思ってしまう。

イメージをサラッと簡単に書き出す必要がある「企画書作成」に
全く興味がわかず、至る所ことば足らずの無味乾燥な文章が連なるように見える。
イメージには言語で表現できないものをたくさん含んでいるから。

 今日はそんな私の話ではなく
まず我が子の「書く」ことに
不安を感じている保護者の方に向けて記事を書きます。

 子どもの発達に「アレ?」っていう不安を感じるお母さん、お父さんの気づきはまず、「ことば」を話すかどうか?
そして、「癇癪」ではないでしょうか?

「ことば」が少しずつ出始め、
日常のやり取りは何とかできるようになり、
興味ごとも見つかり、その興味ごとについては知的好奇心が芽生え
どんどん探求していく。

興味がある事が書かれてある本は
ひらがなもカタカナも読めて・・・

でも、「書かない」
来年は小学生になるのに・・・。
って焦ってマス目のノートに語句を
とりあえず書かせようってしてしまいがち。
下手したら〇文に通わせようとか考える。

ちょっと待ってください!
こんな時にいつも思います。
子どもの発達を全てのお母さん、お父さんに知ってほしいと。

ことばをかく前の準備期間が必要です。
子どもはすぐに鉛筆を持ち、書けるようになるわけではありません。
その前にいっぱいそうなれるように準備し、練習します。

ことばを話せるようになる時も
その前にいっぱい練習しています。

歩くことも同じです。

あることができるようになるために
たくさん練習の期間、準備期間が必要なのです。
では、ことばを「書く」ことができるようになるのに
どんな練習しているんでしょうか?

まずは、持ちやすい太めの筆記具を使います。
クレヨン、クレパスなどが一般的です。
それを自由に持って、広い用紙に好きにかかせます。
グルグルとかグチャグチャとか
その内自然な発達が進んでくると
〇をかくようになります。
〇が描けるようになると人の顔が描けるようになってきます。
人の顔を見ることができる子は
お父さんやお母さんの顔を書き始めます。

その内に自由に好きなことを描き始めます。

色塗りなどの塗り絵を楽しむことができるようになります。
塗り絵はそこに描かれてある形を認識することができるようになって
初めて楽しむことができるようになります。

ここら辺りまで来るとようやく「線」の練習でしょうか?
線の練習、運筆の練習です。
この時くらいでもまだクレヨンとかでも大丈夫です。
あるいは太い色鉛筆とかマーカーとかでも良いかもしれません。
グルグル、ぐにゃぐにゃと線の上をなぞるのは
とっても難しいんですよ、子どもたちにとっては。
だからそんなに力を入れなくてもかける持ちやすい筆記具が必要です。

さて、どうでしょうか?
お子さんはこのような課程を経てきていますでしょうか?

準備期間が少ないのに
すぐ鉛筆を持たせ、文字を書くことを強要すると
必ずと言って良いほど鉛筆の持ち方がおかしくなり、
不自然なところに力が入り
書く作業がとても大変な作業になっていきます。

では、具体的に文字の習得へのアプローチは???
次回にとさせてください。
企画書書かないといけないんで(;'∀')。

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