2013/04/12 富岡駅 6 marble 2020年3月17日 20:06 2013年4月の富岡駅。駅の向こうに海が見えるが、たくさん家が建っていたので、海がこんなに近いとは気づかなかった。全部、なくなってしまった。 かろうじて残っていた改札。 富岡駅は「スーパーひたち」が停まる駅だった。私の最寄りは富岡の隣の隣り、大野駅だったので、富岡駅かいわき駅(当時は平駅)からスーパーひたちに乗って東京へ遊びに行くのが高校時代の何よりの贅沢だった。 線路に布団がふっとんでいた...。 あの小さな丘の向こう側に福島第二原発がある。そして、背後には事故のあった福島第一原発。さらにもう一つ、原発を作る計画があった。浪江・小高原発だ。この建設計画は原発事故後、断念となった。福島県浜通り地区は、日本で最も原発の餌食になった地域だと言える。 2013年4月、この景色を見て、もうここを電車が走ることはないと悟った。ところが、2015年にこの駅舎が解体され、2020年3月14日には、富岡から北側の夜ノ森、大野、双葉へとまた電車が走り出した。 津波で電柱は折れ、流された車がゴロゴロ転がっていた。これでも震災直後より、かなりきれいになったのだ。 #写真 #東日本大震災 #福島 #原発事故 #福島第一原発事故 #富岡町 6 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート