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九鬼の記事vol.38(2020.08.31)
0.今週の記事のレビュー
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「今週の記事のレビュー」では、本記事を簡単にまとめています。★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
1️⃣今週の学び:今週の学びは「福井ナイトゲームズ」です。
2️⃣今週の陸上部・巧のトレーニング:
3️⃣今週のオススメ論文:今週の論文は、「腰部まわりのトルクがサイドステップにおける体幹の回転を積極的に誘発する:体幹制御の概念を拡大する知見」
4️⃣時事ネタ・記事の紹介とコメント:ケンブリッジ選手が自己ベストでした👏
5️⃣Q&A:
1.今週の学び
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「今週の学び」では、今週のできごとから九鬼が感じたことについて述べています。主にトレーニング・コーチングの現場での気づきを発信したいと思います。
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今週の学びは、「福井ナイトゲームズ」。
8月8日の和歌山選手権で、10.50(無風)だったのを受けて、正直「う〜ん」という中で調整してきました。
レースとしては、全体的に中間疾走での速度が低いというのが、大きな課題にあって。
そのためには、速い速度での力発揮に焦点を絞ってトレーニングを行いました。
主には、下り坂走とバウンディングを中心にしてトレーニングを組み立てて、速い動きの中でも力を出せるように💪💪
期間は短かったのですが、なんとかコンディションも上向きになって来ていてのレースでした👏
こちらがレース前日のスタート練習↓↓
少しスタートの時に前傾しすぎていているかな🤔という話になって。当日はそこを修正しようということで。
スタート時に体幹を前傾するのはもちろん重要です。身体重心が少しでも前かつ下に下がることによって、地面半力の方向が前方方向に傾くので、進行方向への加速につながります。
ですが、弟の場合は、体幹を前傾させると、なぜかその分、下腿を前傾させられなくて、、、
実際の身体重心は低くなっていない(と思われる)、という状況が生まれます。。。
なので、スタートの時には体幹を前傾しすぎない、ということを注意してやっているのですが、どうしても「速く走りたい!」という気持ちが強すぎると、前傾してしまいます。
そして、実際のレース。
予選で追い風参考10.34秒でしたが、残念ながら予選落ち。。。
あと0.03秒足りませんでした。
ですが、1年前に針の怪我をしてからは、もっとも速く走れたレースでした👏
レース後に話しても、「悪くなかったね」とか「次のレースでは行ける」とか、前向きな話ができました👍
実際、弟はレースを重ねるごとに状態が上がっていくので、今週末の富士北麓でのレースでは、もう少しいい状態で望めそうです。
少し、目線を変えて。
レースとしては、二次加速のところで少し前に出ることができて。
最後は追い込まれてしまいましたが、もう少し中間疾走の動きに慣れれば、このまま逃げ切れて10秒2台も見えてくるかな🤔
ポイントとしては、中間疾走で「蹴りすぎ」ということです。
本人も話していましたが、欲を出して「もっと速く!」と思ってしまうと、必要以上に地面を蹴りすぎてしまって。
それによって、上に浮いてしまったり、ピッチがでなくなったりします。
中間疾走では、接地のタイミングに合わせるだけ。
その辺りをバウンディングと下り坂走で確認して、週末のレースにもう一度かけよう!と確認をしました。
日本選手権の標準が今週末でラストなので、最後の駆け込みとして、頑張ってもらいます💪💪
ちなみに、次回のレースは富士北麓陸上競技場です。
この競技場は、日本でも有数の高地にある競技場で(もちろん公認の標高)、低気圧環境にあります。
その昔、メキシコオリンピックでは標高が高いところで競技会が行われて、当時の世界記録がどんどん更新されたそうで、そこから競技場が位置する標高も公認記録の一つの指標となっています。
つまり、低気圧になるとパフォーマンスが高くなる、ということですね。ちなみにですが、この恩恵を受けられるのはスプリントや跳躍系の種目ですね👌
以前に、この点については研究が行われていて。
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