「紛争地帯」ミンダナオの連続大震災のホント とクラウドファンディング

初noteです😅

現在進行形のミンダナオの現状とクラウドファンディングへの思いです。

私は基本、海沿いと山沿いの二つの地域を中心に動いており、その2拠点の状況を現地の団体・友達・仲間から聞いた情報をもとにまとめます。

まず、大地震1発目(10月中旬M6.8depth10km)
海岸沿いの地域での1番の災害となったのは、津波の誤報ではないかということです。実際、悲しいことに友達が怪我をしてしまったのですが、それも誤報のせいです。

どういうことかというと、津波の警報があったあと、皆パニックになり、海から離れようとしたそうです。このパニックが元凶になり、友達は交通事故に巻き込まれました。しかも一つや二つの事故ではなく多発していたそうです。

また地震の被害ももちろん大きく、本が全部落ちてきたり、崩壊した家もあったそうです。

次に、山沿いです。(時間経過と被害の関連は情報不足です)
山が雪崩れ、村全体がなくなってしまった場所もあります。震源地も付近だったこともあり、もともと細いインフラはほぼほぼ決壊してしまったそうです。中心の食料源だった田んぼの米(ホント米しか食べない)は地割れや水流変化でダメになってしまい、住む家も大小あるが損傷している状態だそうです。
どちらとも、現在は家がある程度頑丈な場所、被害が小さかった場所については家で暮らしているそうですが、家がなくなった、もしくは住める状況にない人々は学校のグラウンドなどでキャンプ生活をしています。友達もここの方がいつ地震がきてもまだ安全だと言っていました。

そして、とても大きな被災だと思うのが、精神的な部分で、2ヶ月経っても、日本では大ニュースになるような大きな地震が何回も襲ってくる。そんな中で、安心して暮らせる訳なく、また、復興も進められる訳なく、どうしようもないこの期間を過ごしている人々がいます。だいぶ日常が戻ってきた場所もありますが、心の傷はケアが必要だと言っています。

そんな長期化する震災に、援助の手も、ご存知の通り、関係人口も少ないし、日本では報道もほとんどされない中、十分ではなく、避難している人達に次なる危機が迫っています。それがクラウドファンディングの対象としていた、食料です。挙げていたように、主食が現地では途絶えました(もちろん全部ではない)。当分支援に頼らないと枯渇するが、支援は十分でない。

だから、クリスチャンの多い自分の関わる地域の大切なクリスマス。

そこに希望を見せてあげることが「もの」だけでない、ホントの協力になると信じて、クラウドファンディングを行なっています。

https://polca.jp/projects/V1NDok0pcrE

最後、タイトルに関してなんですが、「紛争地帯」とかっこを付けたのは、多分一般的なイメージ「危険地帯」(フィリピン国内にいてもミンダナオは危ない認識です)というレッテルを貼ることへの危うさを伝えたかったからです。
問題を色々と挙げましたが、大きくみて、「寄付」が他の被災に比べ、圧倒的に足りていないです。
なぜか?
情報がない。貧しい。色々あるかと思いますが、寄付額と比例して、圧倒的に少ないものが大きく関わっていると思います。
それが支援団体数です。自分も初めて渡航した時はドイツのNPO団体に迎えてもらいました。
紛争地帯のレッテルを貼られており、外務省の規制により日本のNPOではミンダナオのほとんどの場所で活動できないのです!
もちろん現地は危ない場所もあり、油断して良い地域はほとんどありません。しかし、フィリピンいち住みやすい街や安全なリゾートもたくさんあります。

これがミンダナオの実態だと思います。現地にNPOなどの団体の目の届かないところで、支援は行き届かず、また海外の外資によってミンダナオの資源は工作され奪われていくのです。

最後蛇足でしたが、ミンダナオに関して日頃悩んでいることも含め、ちゃんと共有できていたら嬉しいです。

https://polca.jp/projects/V1NDok0pcrE

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