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Vol.33 漆原 幻汰 (うるしはら げんた)

後期シーズンに野球人生をかけて

外野手  背番号1/2年目

Profile
生年月日:2002年10月11日
身長・体重:175 cm 75 kg
血液型:O型
投打:右投左打
出身地:愛知県
出身校・チーム:豊川高
ILでの経験:愛媛マンダリンパイレーツ(2021~)

ルーキーイヤー

高校を卒業したばかりの18歳で戦い抜いた1年目の昨シーズン。チームで唯一、全68試合に出場した。しばらく打率3割台をキープするなど打撃のよさを見せ、最終的には打率.264で本塁打1、15打点、7盗塁の成績を残した。守備でもシーズンを通してセンターを守り抜き、失策はわずかに3。脚力を武器に守備範囲の広さを見せつけた。
攻守ともに優れたプレーは評価も高く、昨年はチームMVPとなる優秀選手賞に輝いた。

今年こそドラフト指名を

漆原選手は2年目の今季を「ドラフト本指名を目指すための勝負の年」と位置付けている。
「1年目は試合に出て結果が残りました。NPBのスカウトも関心を持って僕のプレーを見てくれていると聞いていました」。が、残念ながらドラフト指名には届かなかった。
パイレーツに残留したのはNPBに行くためだ。そのため、オフは瞬発力を高めるトレーニングを重ね、打球の飛距離アップを図った。

調子を崩すものの

そして迎えた2年目。「開幕からしばらくは調子を崩し、思うようにバッティングができず、結果が出ませんでした」。
打率は一時期、1割を割り込んだ。スイング軌道が崩れてしまい、バッティングフォームの見直しに苦しんだ。初めてスタメンを外れ、チームの補助にも回った。
しかし、前期中盤に行われたソフトバンク3軍戦で、センター前に矢のようなヒットを放つ。「それが自分の中でいい感覚として残り、それから調子が戻ってきました」。スタメンにも復帰、結局、前期は31試合に出場し、打率.259、8打点・3盗塁の成績を収めた。
「前期の後半には調子が戻り、結果的にはよかったです。それだけに前半の低迷がもったいなかったなあという気持ちが強いですね」。

野球人生をかけて

「後期は今まで以上に貪欲に、調子の悪かった前期前半を取り戻す気持ちで試合に臨んでいます。ヒットを多く打って出塁し、盗塁し、しっかり守ってチームが勝利する中でひときわ目立つ選手を目指し、スカウトにもアピールします」とその口調に淀みはない。
外野守備はどのポジションだろうが安定しており、球際の強さは相変わらずだ。「今季打率は3割には乗せたい。守備もきっちりやっていきます。体調も問題ないです」と漆原選手。
「この後期は自分の野球人生をかけています」とトーンを強め、「10月のドラフトでは、(自分の)名前が呼ばれるのをぜひ聞きたいですね」と改めて決意を口にする。

ひとくちメモ
趣味:ゴルフ・スケボーの動画鑑賞
愛称:げんた
好きなタレント:優里
好きな食べ物:ラーメン
苦手な食べ物:黒豆


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