企業組合津島あぐり工房「あすも」
廃校跡に移転しランチ営業、移動販売再開
「宇和島の食文化を残したい」「農家女性の経済的自立を」――2002年に宇和島市津島町の農家女性4人が集まり、農産加工施設の「あぐり工房」を立ち上げました。そして実績を積み2012年8月に「企業組合津島あぐり工房」として法人化するとともに、地産地消カフェの「あすも」を同町高田にオープン。食の安全安心をキーワードに地元産の食材を使った加工品も次々と開発していて、2022年8月には津島町の廃校跡に全面移転しました。
移転先は、閉校となった国道56号線近くの浦知小学校跡(写真上)で、題して「あすもリ・ボーン計画」。移転に伴い、暫く休んでいたランチ営業を再会するとともに、移動販売も再会しました。地産地消カフェとして同町高田で培った経験をベースに、地元産農産物や海産物等を使ったランチメニューを提供していて、弁当や総菜とともに各種加工品の製造拠点でもあります。素朴で懐かしさを感じさせる津島の郷土料理や家庭料理を味わうなら最適のレストランで、コーヒーも味わい深くドライブイン的な立ち寄りにもうってつけです。広い校庭が駐車場になりますから、ゆったりと立ち寄り、山々を眺めながらの食事は唯一無二の魅力でしょう。
津島あぐり工房あすもが製造する加工品は、地元産の大豆やイリコを使った「元気もん」、契約農家が栽培したミカンを丸々1個入れた「みかん完熟大福」、宇和島真珠のゆったりパウダーを練り込んだ「真珠大福」、全て地元産野菜による「野菜せんべい」の他、米粉パン、麦味噌、みがらし味噌や、麦味噌を使った焼肉のたれなど、いずれも地元産・県内産の食材を使った独自商品ばかりです。あすもでの直販、地元の道の駅での販売、ネット通販とともに、県や宇和島市等が東京や大阪等県外で開催する物産フェアにも積極的に参加し評価を高めていて、そこから新たな販路開拓に繋げています。
また、あすもでは食育の一環として食の体験教室を実施。同店のシェフらが講師になり、小学生以上を対象に味噌作りやパン作り(ともに4~10人、2時間、1人1,500円)を行っていて、プロの方向けのワークショップも請け負っています。さらに高齢化・過疎化が著しい津島町~愛南町の山間部や半島部をエリアに移動販売車も走らせ、弁当や総菜、各種食品等を届けていて、買い物難民対策としても地域になくてはならない存在になっています。
※愛媛MP後援会会員様の特典:
会員証を提示の上、1,000円以上お買い上げの方に「元気もん」1袋をプレゼント
山下さんからのエール
努力は絶対に報われる
「私は日ハムの新庄監督の大ファンで、BSで日ハムの試合はよく見ています。その新庄さんからも感じるのですが、努力は絶対に報われると思っています。パイレーツの選手の皆さんも、ぜひきっかけを掴んで欲しい。転機は絶対にあります。そして言葉に出すと必ずそういうふうになる、そんな意識が大事です。頑張ってください!」