鳶(とび)をしながらNPB追い求める 球速上り基調 目指すは150㌔超
VOL11 投手 野中赳(のなか・たける)背番号20・新入団
NPBを目指して2年間、鳶(とび)の仕事をしながらクラブチームで野球に打ち込んでいた。高所で足場を組むその仕事は言うまでもなく危険でありハードだが、彼にはそれを遥に上回る希望と夢があった。
神戸市垂水区で生まれ育った。若い頃に野球をしていた父親は現在、地元で少年野球の監督をしており、「子供の頃から野球に囲まれて育ちました」。彼は甲子園出場を目指し、秋田市のノースアジア大明桜高(旧・秋田経法大高)に野球留学。チー