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人の心や日常に寄り添い、対話で伴走していく生き方へ

「もうそこまで言うなら、私が止めても変わらないんでしょ。こうなったら、心から応援する。悩んだり困ったりしてる人の救いになれるように、がんばるんだよ」

職場に退職の旨を伝える前日。独立すると改めて決意を固めて、奥さんからかけられた言葉。

児童福祉現場として危機的だったコロナ禍をなんとか乗り越え、教室としても大事な時期を迎えていた。この4月に入籍をした。より住み心地の良い暮らしを求めて、引っ越しもした。

仕事と暮らしを整え、地に足つけて奥さんとの生活をこれから.....というタイミングで。我ながら、本当にいつも自分はタイミングが悪い人間だと思っている。定期的に大きな決断をしては、周りの人を振り回して.....もぅ。

それでも。いまこの瞬間に生きている自分は、「何か変えたいものや叶えたいものがあるけど、自分が本当に歩みたい人生を進めずに悩んでいる人」に対話で寄り添い、一緒に人生を見つめながら伴走していく生き方を体現したかった。

迷いの末の決断ーー本当に在りたい生き方は?

学生時代からも含めると累計2年、発達支援の現場に従事していた。主に発達障害を持っている子どもが通塾してくれていて、その子たちが園や学校で自分らしく生きることができるように、先生として日々楽しく授業をさせてもらう支援をしていた。

支援の中でも、僕は保護者さんとの関わりに思い入れを持っていた。子どもが自分の特性を理解し、個性として肯定できるようになるためには、自信や成功体験を積めるように環境がサポートすることが必要。保護者が子どもの変化に気付き、実感した成長を肯定できることは、自分らしく幸せに生きる人格形成の根幹となると考えて仕事していた。

子どもとの楽しい関わりと同様かそれ以上に、保護者との対話を大切にした。子どもがまっすぐ自分らしく成長するために、保護者の心にゆとりがあり、安心して子育てに関われるように。それが僕にとっての家族を支援する在り方だった。

教室で家族と関われることは喜びだった。支援を通じて子どもが成長していくこと、保護者が生きやすくなっていく軌跡に立ち会えるのは尊い。たくさんのご家族との縁に恵まれた。一方で、もっと自分が向き合っていきたいものへと心が動くようになっていった。

保護者の在り方が、子どもの発達に与える影響の大きさは日々感じていた。教室で支援させていただく中で、保護者が抱えている様々なことをお聞きしてきた。

「子どもと関わっていくことに自信がない」「今日もまた子どもを叱ってしまった」「父との関係性がうまくいかない」「仕事がうまくいかない」「自分の過ごしたい時間が取れない」「自分はどこに向かえばいいのか分からない」

キャリア支援に従事していた時も、近しい思いを感じていた。働く未来に対して悩みながらも、人間関係・生活・日常・自分自身の内面など、様々な葛藤を抱いている人が多かった。

もう表に出ていて叶えるだけの人もいれば、まだ奥に眠っている人もいるかもしれない。誰しもが、「こんな風に生きたい」「こんなことから解放されたい」という願いをきっと持っている。

・今ここにある自分を、自分で肯定できて周りからも肯定される
・歩みたい人生の道筋が見えて、安心できる
・自分らしさを自分の手で選択し、本当に満たしたい感情が満たされていく

こうやって人は内面から満たされていけば、生きやすくなっていくんじゃないかなぁ.....とぼんやりと思うようになった。キャリア支援や家族支援という関わりだけでなく、そして企業に所属してその枠組みの中で支援するという在り方ではなく。

「もっと今の仕事やれるんじゃないのか」

「大切な居場所を手放してしまって後悔しないだろうか」

「奥さんに心配かけて、負担にならないだろうか」

様々な想いが浮かんできた。本当に今すぐに始めることがベストなタイミングなのか。会社を辞めるという選択を取らなくてもできることがあるんじゃないか。

めっちゃ考えた。本当に考えた。笑

何度考えても、どれだけ自分を見つめ続けても、答えは変わらなかった。自分の命をかけて、在りたい生き方。

「何か変えたいものや叶えたいものがあるけど、自分が本当に歩みたい人生を進めずに悩んでいる人」に対話で寄り添い、一緒に人生を見つめながら伴走していくこと

一人ひとりの人生における日常に寄り添い、内面にアクセスすることから自分の本当の願いに気付き、そのままの自分を肯定できるようになっていく。

僕ができる全てを目の前の人に注いで、その人の日常や人生をよりよいものにしていく。人の存在を肯定できる人間であるために、僕自身が心豊かであり、探究心と好奇心を育み続け、愛を持って毎日を過ごすことができる生き方で在ろう。そう決意した。

スモールスタートで始めていた対話サービスに、より力を注いでいくことに踏み切り、独立することになりました。宜しければこちらもご覧ください。

自分の想いに正直に生きることを叶える対話を目指して

対話の時間を通じて、最近その人がよく考えていることや感じていることをお聴きします。「本当は自分はこう在りたい」という願いや叶えたいものを聴いた上で、辿り着くことを妨げているものを一緒に見つめていきます。

もしかしたら、まだ言葉に出てこないだけで隠そうとしている思い込みがあるかもしれないので、本当の想いに気付いていけるように問いかけをします。出てきた言葉と思いを、一緒に味わいながら肯定します。醜いものも、見たくないものも、怖いものも、共に大切に肯定しながら、どうすれば心地よく先に進んでいけるかを伴走しながら導いていきます。

僕の対話の時間では、このようなことを大切にしています。どんな自分も自分だと肯定していき、伴走しながら叶えたい未来へと一緒に歩んでいきます。

「実は自分の話をするのが苦手な人へ」

やさしくて気にしてしすぎてしまう性格が故に、つい人に合わせてしまったり、自分の気持ちを後回しにしてしまう人が、ほっと安心できるような時間を届けられますように。

感性・感受性豊かな人が、社会で生きていくことが難しくて絶望してしまうことなく、繊細な気持ちを大切にしながら、自分の想いに正直に生きることができますように。

サービスを開始してから、延べ100回以上の対話セッションをさせていただきました。一人ひとりの心と人生に寄り添い、在りたい生き方を一緒に叶えていく生き方を表現できていることを、幸せに思います。

自分自身の心が喜び、在りたい未来に向かって決意することができているのも、your dialogueというサービスを心の拠り所にしてくださる人がいること、そして僕自身の在り方を肯定・応援してくださる皆さんのお陰です。

本当にありがとうございます。

僕自身が願う在り方、そしてこのyour dialogueに関わる皆さんと纏う雰囲気がやさしくあったかいものになり、共に支え合い人生を肯定していく居場所となっていき、必要な方に届いていきますように育まれていくことを信じています。引き続き、皆さんのお力を貸してください。

さいごに。

どんな動機でも構いません。少しでも何か心に触れるものがあった方、自分の話をしてみたい考えてみたいと思った方、何か悩みやモヤモヤしたものがある方、もっと人生を豊かによりよく生きたいと思う方。

誠意心を込めて、心で感じ頭で考えていることを共に見つめながら、よりよい日常の過ごし方を一緒に考えていきます。

お話を交わせる時間を過ごせますと嬉しいです。自分のありのままを肯定し、叶えたいものを描いていく対話をさせてください。必ず力になります。

こちらからでも、直接メッセージでも結構ですので、ご連絡お待ちしております。

はやし

#対話 #相談 #コーチング #私の仕事 #悩み

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