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The Mote in God's Eye 『ザ・グロウ 』前日譚

◆注意◆
これは、2020年10月31日にユドナリウムで行われた
ニンジャスレイヤー三部時間軸の
ニンジャスレイヤーTRPGキャンペイグン

The Mote in God's Eye
第5話 の前日譚

のセッションリプレイです。
リプレイ化にあたって読みやすく会話の順番や誤字・語調を調整したりといった、調整を加えています。あらかじめご了承ください。

今回はザ グロウをやる上で原作キャラロールに慣れてもらうために
PCたちが介入するまでの部分までを前日譚としました。
デモンハンドは3g=サン、
カノコはANIGR=サンにお願いしています。


また使用しているスクリーンショットは後に再現したものを使用しています
そのためキャラ配置など若干ずれていると思われます。
あくまで雰囲気を味わうためのものとお考え下さい。

今までの記事を纏めたマガジンがこちら
まとめ記事がこちら

使用しているFMはANIGR=サン作成の
ビッグデンヒカリヤルキ
です。
敵には自作のスウォームを採用してたりしなかったりします。
◆デモンハンド(前編)(種別:ニンジャ)(PL:3g)
体力:6
精神力:4
脚力:4
カラテ:5
ニューロン:3
ワザマエ:3
ジツ:0
近接ダイス:5
遠隔ダイス:3
回避ダイス:5

◇装備や特記事項
【装備】
TNスーツ
ブードゥー
【スキル】
◉常人の三倍の脚力 ◉滅多打ち 
【ジツ】
◆ベイビーキャット(シジマ・カノコ)(種別:モータル)(PL:ANIGR)
体力:5
精神力:4
脚力:3
カラテ:4
ニューロン:4
ワザマエ:5
ジツ:0
近接ダイス:4
遠隔ダイス:5
回避ダイス:5

◇装備や特記事項
【装備】
TNスーツ チャカガン カタナ
【スキル】
●近接武器習熟 ●銃器習熟 ●交渉能力
【ジツ】



これまでのあらすじ


◆◆◆◆◆◆◆


ザ グロウ


◆◆◆◆◆◆◆

アサシンのカノコはクモチからの依頼で
アサルトミッションを引き受けることになった。
そして、今日コンビを組むニンジャ……そう、ニンジャだ……
と顔を合わせたところである。

そして二人にクモチからの通信が入る


クモチ:『ミッションの内容はわかってるか?』
カノコ:『誰にモノ言ってんだい
クモチ:『き、気を悪くせんでくれ。単純なアサルトだしな』
デモンハンド:「フン」
カノコ:「で、相手の動きは? 予定通り?」
クモチ:『オコノミ・ストリートの地下にあるストーミー・パウダーのDIY工場を破壊してくれ。あとは裏を取れたら頼む』
クモチ:『予定通りだ』
デモンハンド:「予定通り、いい言葉だな」
カノコ:「この業界は短い?」
カノコ:デモンハンドの言葉にカノコは薄く笑いを浮かべて言った。
カノコ:「予定通りって言われる時ほど、予定通りにはいかないもんさ」
デモンハンド:「フン」
カノコの言葉にデモンハンドは鼻を鳴らす。
俺はニンジャだ、それだけで十分だろ」
カノコ:「なるほどね」カノコは加えていたタバコをもみ消した。
カノコ:「そりゃラクができそうだ」


家紋タクシーはハイウェイを問題なく走っていた
最初だけは
後方の枝道から数台のヤクザバイクがドリフトして来た。
彼らはサブマシンガンを手にしている
NM:バイクヤクザの襲撃です
NM:バイクヤクザは三人 体力1
迎撃しましょう
NM:といわけでスリケンか銃撃で撃退だ!

デモンハンド:「クソが!」
カノコ:「来るよ!」
カノコ:銃を懐から抜き、窓の外のヤクザに向かって撃つ。

カノコ:at5
<BCDice:カノコ>:NinjaSlayer : (5B6>=4) → 6,3,4,5,1 → 成功数3

カノコ:BLAM!
カノコ:「おい、アンタも早く銃を――」
ヤクザ:銃撃を受けたバイクは横転し、後方に流れていく
カノコ:カノコは……ベイビーキャットはデモンハンドが握ったそれに目を見開いた
ヤクザ:スリケン!スリケンである!
デモンハンド:「イヤーッ!」

デモンハンド:スリケン投擲
デモンハンド:AT3
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (3B6>=4) → 6,3,5 → 成功数2

ヤクザ:「グワーッ!?」
ヤクザ:スリケンを受けたヤクザはバイクから転落
デモンハンド:「ニンジャと組むのは初めてか?」
カノコ:「マジか」
ヤクザ:バイクはタンクローリーと衝突!後方で爆発が生じた!
カノコ:ベイビーキャットは応えるかわりに、ポカンと口を開けた。

ヤクザ:残ったヤクザの銃撃
ヤクザ:at3
<BCDice:ヤクザ>:NinjaSlayer : (3B6>=4) → 5,2,5 → 成功数2

ヤクザ:二発 対象デモンハンド 回避難易度N

デモンハンド:nj5
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (5B6>=4) → 6,1,2,6,3 → 成功数2

ヤクザ:「ザッケンナコラーッ!」バイクヤクザはタクシーと並走!
ヤクザ:サブマシンガンを連射!
カノコ:(ニンジャ、ナンデ)呆然としかけた思考回路を銃撃音が引き戻す。「撃ってきたよ!」
デモンハンド:「イヤーッ!」
デモンハンド:デモンハンドはドアを毟り取り、
銃弾を盾のように弾いていく
ヤクザ:「アイエ……」
カノコ:「派手に……やるじゃないか……」
ヤクザ:バイクヤクザは呆然とその光景を眺めた
デモンハンド:「フン……風通しが良くなったな」

2ターン目

カノコ:こめかみに小さく汗を流しながら、銃を最後のヤクザに狙い撃つ
カノコ:この仕事をやってからのルーチンが、逆に気持ちを落ち着かせた。

カノコ:at5
<BCDice:カノコ>:NinjaSlayer : (5B6>=4) → 2,5,2,2,4 → 成功数2

カノコ:BLAM!
ヤクザ:「アバーッ!?」
カノコ:バイクの前輪に2発、ヤクザの眉間に一発

デモンハンド:AT3
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (3B6>=4) → 1,4,4 → 成功数2

ヤクザ:ヤクザは銃弾を受け、ハンドル操作を誤り反対車線に飛び出…そこに追撃のスリケンを受けた!
ヤクザ:そのまま乗用車と正面衝突
ヤクザ:CRAAASH!!
次々と車両が事故に巻き込まれていく!
デモンハンド:「クソが、大した予定通りだな!」
カノコ:「まったくだよ」まさか本物のニンジャと出会うとは
カノコ:デモンハンドの超人的膂力、スリケン、まるでカートゥーンめいた風景だ。
運転手:「アイエエエ!?」
運転手:運転手は冗談めいた光景に叫び声をあげる!
カノコ:「しっかりしな! そこ右だよ!」後部座席から運転手のシートにケリを入れる。
運転手:「アイエエエエ!!!」
運転手:運転手はハンドルを右にきり…そのまま電柱に突っ込んだ
運転手:CRAAASH! 


デモンハンド:「…………」
NM:幸いにも、目的の場所は目と鼻の先であった
カノコ:「参ったね」車からなんとか抜け出しながら、ベイビーキャットは自分の傷を確かめた。
カノコ:幸い、大きな怪我はない。たった今強烈な一撃を食らった自分の常識以外は。
NM:君たちは歩く。数分で着くだろう
カノコ:歩きながらベイビーキャットはデモンハンドを横目で見る。ニンジャ。紛れもない本物のニンジャだ。
デモンハンド:「ジロジロ見るなよ」
カノコ:「物珍しくてね」
カノコ:ぶっきらぼうに返すが、内心の動揺は拭えない
デモンハンド:「フン」

NM:指示された場所にはシャッターフスマがあった。
NM:君たちはこのシャッターを開けねばならない

カラテ 難易度 ニンジャN モータルUH
ワザマエ 難易度 Hard

カノコ:「シャッターね……」ベイビーキャットはげんなりとしてタバコに火をつけた。
生憎ハッキングは得意でない。壊すにしても苦労がいるだろう
カノコ:周囲に都合よく重機でも落ちてないかと探すが、見当たらなかった。

デモンハンド:AT5
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (5B6>=4) → 6,2,1,3,3 → 成功数1

NM:成功!

デモンハンド:既に、デモンハンドは動いていた。
「どうでもいい」
そうつぶやき、シャッターの蛇腹に手をこじ入れる
そこにあったものはもうシャッターではなく、引き裂かれた鉄塊であった。
カノコ:「……」マジか。再び口に出すのをカノコはかろうじてこらえた。
カノコ:タバコを大きく吸い、煙を吐き出す。
デモンハンド:「行くぞ」
カノコ:「アイ、アイ」タバコをコンクリートの壁で消し、ついていく。


NM:君たちはシャッターの奥に存在する階段を下りる
すると広い空間に出た

ザグロウ前編1


ヤクザ:「モタモタすんじゃネッゾコラーッ!」
NM:奥の方からヤクザスラングが聞こえる
ここが目的のパウダー工場だ
カノコにとっては異常な仕事となっているが、仕事は仕事だ
この施設を破壊しなければならない


戦闘開始
1ターン目

◆ヤクザ(種別:モータル)
体力:1
精神力:1
脚力:1
カラテ:2
ニューロン:1
ワザマエ:2
ジツ:0
近接ダイス:2
遠隔ダイス:2
回避ダイス:-

◇装備や特記事項
【装備】
オムラアサルトライフル ドスダガー
【スキル】
【ジツ】
◆モーターヤブ(モンキーモデル) (種別:戦闘兵器)
体力:4
精神力:-
脚力:2
カラテ:4
ニューロン:2
ワザマエ:4
ジツ:0
近接ダイス:4
遠隔ダイス:4
回避ダイス:-

◇装備や特記事項
【装備】
オムラアサルトライフル サスマタ
【スキル】
【ジツ】
◆作業員(種別:モータル)
体力:1
精神力:1
脚力:1
カラテ:1
ニューロン:1
ワザマエ:1
ジツ:0
近接ダイス:1
遠隔ダイス:1
回避ダイス:-

◇装備や特記事項
【装備】
非武装
【スキル】
【ジツ】

NM:作業員は非武装ですが別に殺してもDKKはたまりません
こんなとこで働いている奴がカルマ善なわけがないからです


カノコ:(思ったより数が多いね、ここは隙を伺って……)
デモンハンド:「チッ、クソどもが」
カノコ:「一番厄介なのはモーターヤブか。モータヤブね……」
カノコ:決してラクな相手ではない。だが、このニンジャなら?
モーターヤブ(モンキーモデル):「ピガ…」
デモンハンド:「関係ない、全員殺すだけだ」
デモンハンド:「俺はニンジャだ」
モーターヤブ(モンキーモデル):「モーターヤブは24時間働きます」

カノコ:「そうかい、頼むよヤングスター」小さくため息をつく。まともな連携は期待できそうにない。
カノコ:息を吸う。ベイビーキャットになる。
カノコ:チャカガンを抜き、壁に隠れながらヤクザに銃撃。

カノコ:at5
<BCDice:カノコ>:NinjaSlayer : (5B6>=4) → 6,5,3,4,4 → 成功数4

ヤクザ:「グワーッ!?」
ヤクザ:ヤクザは突然の銃撃を受け倒れる
作業員:「……?」
作業員:隣にいた作業員がそれに気づき……
カノコ:「こんなことなら手榴弾でも持ってくるんだったね!」そのままヤクザ達を狙って撃ち続ける!
作業員:「アイエエエエエ!?」
カノコ:BLAM!BLAM!BLAM!
作業員:叫び声をあげた!
ヤクザ:「ザッケンナコラーッ!どこのモンだッコラーッ!」

デモンハンド:デモンハンドはゆっくりと壁から姿を表し、アイサツをした。
デモンハンド
:「ドーモ、デモンハンドです」
ヤクザ:「ザッケンナコラーッ!なにが悪魔の手だ!」
デモンハンド:「名乗ってやったぞ」
カノコ:同感だ。30分前のカノコならそう言ったことだろう。
カノコ:だが、今のカノコにとってデモンハンドはまさに”悪魔の手”だった。
ヤクザ:「な、なんだテメッコラーッ!」
ヤクザ:余りに堂々としたデモンハンドにヤクザは本能的に脅え……

デモンハンド:連続側転→近接攻撃
デモンハンド:nj3
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (3B6>=4) → 4,6,3 → 成功数2

デモンハンド:AT5
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (5B6>=4) → 5,5,2,6,5 → 成功数4

デモンハンド:「イヤーッ!」
連続側転で接近し、無造作に心臓を刺し貫いた。
ヤクザ:「アバーッ!?」
ヤクザ:ヤクザは反応しきれない
ヤクザ:なにか非現実的なものを見るようにデモンハンドを見、死んだ
モーターヤブ(モンキーモデル):「ピガガ―ッ!敵を発見!」
モーターヤブ(モンキーモデル):モーターヤブが起動する

モーターヤブ(モンキーモデル)作業員にアサルトライフル

モーターヤブ(モンキーモデル):at2
<BCDice:モーターヤブ(モンキーモデル)>:NinjaSlayer : (2B6>=4) → 4,2 → 成功数1
モーターヤブ(モンキーモデル):at2
<BCDice:モーターヤブ(モンキーモデル)>:NinjaSlayer : (2B6>=4) → 3,1 → 成功数0
カノコ:草

作業員:「アバーッ!?」
作業員:作業員は銃撃を浴びバタバタと倒れる!
ヤクザ:「ザッケンナコラーッ!」
ヤクザ:ヤクザたちはデモンハンドに銃撃を行う!
カノコ:壁に隠れていて正解だった。ヤクザを狙い撃ちながら敵味方の区別もつかないガラクタを眺める。

ヤクザ:まとめて処理
ヤクザ:at2
<BCDice:ヤクザ>:NinjaSlayer : (2B6>=4) → 2,3 → 成功数0
ヤクザ:失敗 …ペナルティだな!

ヤクザ:BATATATA!!!ヤクザたちはデモンハンドを狙うも動揺してまともに当たらない!
作業員:「アバババ―ッ!?」
作業員:流れ弾で作業員死亡!


2ターン目


デモンハンド:「どこを狙っている」
デモンハンドはバカにするように鼻を鳴らした。
次に狙うヤクザを見た。

カノコ:at5
<BCDice:カノコ>:NinjaSlayer : (5B6>=4) → 1,2,5,1,3 → 成功数1

ヤクザ:「ファック!まるでニンジャだ!」
ヤクザ:「グワーッ!?」
カノコ:そのまま後ろからヤクザを狙い撃っていく。
カノコ:しかし殺す速度はデモンハンドに遠く及ばない
カノコ:少なくともカノコには銃弾を見てから避けることはできないのだ。
ヤクザ:ヤクザはもう一人のアサシンのことに気付かない!
デモンハンドに注目しすぎていたのだ!
ヤクザ:「なんだ!どこから…!」

デモンハンド:隣接し、下のヤクザにカラテ
デモンハンド:AT5
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (5B6>=4) → 6,5,5,2,4 → 成功数4

デモンハンド:「イヤーッ!」
勢い付けたケリ・キックで腹部を貫く。
ヤクザ:「グワーッ!?」
ヤクザ:「弾が当たらねぇ!」

モーターヤブ(モンキーモデル):デモンハンドにアサルトライフル
モーターヤブ(モンキーモデル):at2
<BCDice:モーターヤブ(モンキーモデル)>:NinjaSlayer : (2B6>=4) → 5,4 → 成功数2
モーターヤブ(モンキーモデル):at2
<BCDice:モーターヤブ(モンキーモデル)>:NinjaSlayer : (2B6>=4) → 6,3 → 成功数1
モーターヤブ(モンキーモデル):今度は成功!2ダメージ!
モーターヤブ(モンキーモデル):(時間差は当然ないです)
デモンハンド:nj4
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (4B6>=4) → 1,3,5,2 → 成功数1
デモンハンド:あぶな
カノコ:セーフ!


モーターヤブ(モンキーモデル):「安心安全のオムラッ!」
モーターヤブ(モンキーモデル):BATATATATA!!
腕に装備されたアサルトライフルが火を噴く
デモンハンド:「イヤーッ!!」
モーターヤブの銃撃を、反射的に天井に飛びつき回避する。
カノコ:(銃弾を……ニンジャってのは皆ああなのか?)
カノコ:もしあんなのがこれから業界に増えるなら、商売上がったりだ。
それでなくても最近、ここ一番の無理が利かなくなっている。
ヤクザ:「ニンジャナンデ…」
ヤクザ:ヤクザは呆然としながらデモンハンドに銃を向ける(演出上)

ヤクザ:実際は近接。位置関係的にね!(隣接していた)
ヤクザ:at2
<BCDice:ヤクザ>:NinjaSlayer : (2B6>=4) → 2,3 → 成功数0
カノコ:愚かな……

ヤクザ:銃弾は天井に穴をあけるだけだ!
ニンジャをモータルではとらえきれない!


3ターン目


NM:イベント発生

NM:カノコに聞こえる微かな声
ヒロキ:「おーい!君!」
カノコ:「……?」
カノコ:聞こえてくる声にカノコは視線を向けた。
ヒロキ:ストライプのスーツを着た男が両手足を縛られ、転がされていた。

ザグロウ前編2


ヒロキ:「やあ。その……差し支えなかったら、解放してもらえないかな」
カノコ:「どこの誰だい」
ヒロキ:「君は誰に雇われて?」
カノコ:「質問に質問で返すんじゃないよ」
ヒロキ:「ハハハ……その通りだ。」
ヒロキ:「いや、多分、君と利害関係は無いんだ。ソードオブブラッドに敵対してるッてことは、スターファングと契約した?」
カノコ:「おしゃべりなやつだね」カノコは銃口をヒロキの方向へ向けた。
ヒロキ:「冗談はやめよう。君はそんなひどい女性には見えないよ」
ヒロキ:男はカノコにウィンクした

ヒロキ:「ビジネスの話をしよう。僕の名刺が内ポケットに入ってる。こっちに来て確かめてくれ」
カノコ:「……」キザったらしい、しかしどこか間の抜けた男だ。

カノコ:一気に移動できます?
ヒロキ:いいですよ!
カノコ:ドーモ!

カノコ:デモンハンドの方をチラリと見る。モーターヤブとヤクザに挟まれてなお、ピンチといえるような状況ではない。
カノコ:(本格的に転職を考える時期かね)
カノコ:そのままヒロキの元へと駆け抜ける。
カノコ:そして名刺を懐から抜き取った。「……ヒロキ・タクガワ。ブラザーフッド」
ヒロキ:「そう、ブラザーフッド」
ヒロキ:「まだ弱小ベンチャーだ。スタートアップでね。今回のこの事態も、僕が情けなくヘマを踏んだわけで……」
カノコ:「助けろと? 自分の手下がいるンだろう」
ヒロキ:「そのつもりだったんだけど…状況がどうもね」

ヒロキ:というわけでデモンハンドの手番

デモンハンド:背後からの銃弾が消えた。
カノコは何をしているのか――等とは欠片も考えていない。

デモンハンド:移動→近接:ヤクザ
デモンハンド:AT5
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (5B6>=4) → 5,3,6,5,5 → 成功数4

ヤクザ:「アバーッ!?」
デモンハンド:「イヤーッ!」
自分の足手まといにならないこと、
ニンジャである自分が十全な武力を発揮できること、
それだけを守っていれば、後はどうでもいいのだ。
デモンハンド:デモンハンドは血塗られた手を、モーターヤブに向けた。
「後はお前だけだな、鉄くず」
モーターヤブ(モンキーモデル):「ピガーッ!投降の受付は終了しました!」
モーターヤブ(モンキーモデル):モーターヤブは応じるように突っ込む

モーターヤブ(モンキーモデル):近接攻撃
モーターヤブ(モンキーモデル):at4
<BCDice:モーターヤブ(モンキーモデル)>:NinjaSlayer : (4B6>=4) → 4,6,5,1 → 成功数3

モーターヤブ(モンキーモデル):サスマタがデモンハンドに襲い掛かる!

デモンハンド:Nj5
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (5B6>=4) → 3,5,2,2,2 → 成功数1

デモンハンド:「イヤーッ!」
リンボーダンスめいて、デモンハンドが上体をそらす。
作業員:「アイエエエ!?」作業員たちはホールドアップしながら逃げ惑う!


4ターン目

NM:イベント追加


モーターヤブ(モンキーモデル):「ピガガガーッ!!!」
モーターヤブ(モンキーモデル):もう一機のモーターヤブが奥から飛び出してくる!
カノコ:「っ!?」
ワカガシラ:「ザッケンナコラーッ!スッゾコラーッ!!!」
ワカガシラ:グレーターヤクザらしき男がモーターヤブに続いて姿を現す!

◆ワカガシラ(種別:モータル)
体力:3
精神力:3
脚力:2
カラテ:3
ニューロン:3
ワザマエ:3
ジツ:0
近接ダイス:3
遠隔ダイス:3
回避ダイス:-

◇装備や特記事項
【装備】
チャカガン ドスダガー
【スキル】
【ジツ】

ザグロウ前編3


デモンハンド:「チッ」
舌打ち。数が増えたと言って不利になったわけではない。
ただ、シンプルな面倒臭さだ。
ヒロキ:「というわけで、このままじゃ仲間が来る前にここも危ない。」
ヒロキ:「拘束を解いて、ここから助けてほしい。それだけでいい。今回の君の報酬と同額を、すぐに振り込む」
カノコ:「具体的にはいつ?」
ヒロキ:「君が拘束を解いた10秒後に半分。安全を確保してくれたら、残り半分」
カノコ:「……」ナイフでヒロキを縛る縄を切ると、そのまま首筋に当てた。
ヒロキ:「IDは?」
カノコ:「2100103」
ヒロキ:「わかった」
キャバアーン! 振り込み確認音がカノコの端末から鳴った。
カノコ:「……」ナイフを戻す。
ヒロキ:「助かる。」
カノコ:横目でデモンハンドを見る。モーターヤブ二人に挟まれている。
ヒロキ:「僕はこれで去らせてもらうよ。これもなにかの縁だ。以後お見知りおきを、ベイビーキャット=サン」
カノコ:「チッ」知られていたか。
カノコ:カノコは小さく舌打ちすると、ヒロキからデモンハンドへと向き直った。
モーターヤブ(モンキーモデル):「ピガガ―ッ!」
カノコ:モーターヤブ二体。流石のニンジャでも危ない状況だろう。むしろ、そうであってくれ。
ヒロキ:気が付くとヒロキはその場から消えていた

ヒロキ:ではカノコのターン!
カノコ:近づきながらデモンハンドに近いモーターヤブに銃撃。
カノコ:at5
<BCDice:カノコ>:NinjaSlayer : (5B6>=4) → 4,5,3,4,5 → 成功数4


カノコ:鉄の装甲に効くとは思っていない。だがこのオムラの残したポンコツは二人以上の敵を同時に相手にするのが特に苦手だ。
カノコ:BLAM!
モーターヤブ(モンキーモデル):「ピガーッ!?銃撃を検知!」
モーターヤブは銃弾の飛んできた方向に向きなおろうとし

モーターヤブ(モンキーモデル):デモンハンドの手番
デモンハンド:攻撃集中
デモンハンド:AT5
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (5B6>=4) → 2,5,6,5,1 → 成功数3

モーターヤブ(モンキーモデル):「ピガーッ!?」
デモンハンド:「イヤーッ!イヤーッ!」
モーターヤブの胴体を貫かんばかりの打撃を打ち込んでいく。
モーターヤブ(モンキーモデル):モーターヤブの装甲がニンジャのカラテでひしゃげていく!
ワカガシラ:「チッ!お前らはそいつの相手してろ!」
ワカガシラ:ワカガシラはカノコに向けチャカガンを発砲!

ワカガシラ:at3
<BCDice:ワカガシラ>:NinjaSlayer : (3B6>=4) → 3,2,1 → 成功数0

ワカガシラ:だが走るカノコには当たらない!

モーターヤブ(モンキーモデル):モーターヤブは片方銃撃
モーターヤブ(モンキーモデル):at2
<BCDice:モーターヤブ(モンキーモデル)>:NinjaSlayer : (2B6>=4) → 5,4 → 成功数2
モーターヤブ(モンキーモデル):at2
<BCDice:モーターヤブ(モンキーモデル)>:NinjaSlayer : (2B6>=4) → 3,5 → 成功数1
モーターヤブ(モンキーモデル):2ダメ
モーターヤブ(モンキーモデル):対象はデモンハンド
モーターヤブ(モンキーモデル):(ちなみに精神回避はありです)
デモンハンド:nj3
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (3B6>=4) → 4,6,5 → 成功数3

モーターヤブ(モンキーモデル):「侵入者を許しません!」
モーターヤブ(モンキーモデル):BATATATA!!
モーターヤブ(モンキーモデル):「ピガーッ!」
もう一機がサスマタを向け突進!
デモンハンド:「黙ってろ、鉄屑」
モーターヤブの射撃をジャンプで回避し、

モーターヤブ(モンキーモデル):at4
<BCDice:モーターヤブ(モンキーモデル)>:NinjaSlayer : (4B6>=4) → 5,5,3,1 → 成功数2

モーターヤブ(モンキーモデル):サスマタが突き出される!

デモンハンド:nj2
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (2B6>=4) → 3,5 → 成功数1

デモンハンド:空中で突き出されたサスマタを蹴り、そのままバック転で間合いをとった。
ワカガシラ:モーターヤブが…ロボニンジャが全く歯が立たない
これが、ホンモノのニンジャか
ワカガシラ:「アイエ……ニンジャ……」
ワカガシラ:ワカガシラの目に脅えが浮かぶ


5ターン目


カノコ:カノコの予想、あるいは期待に反しデモンハンドはモーターヤブ二体を相手にしても全く問題ないようだった。
カノコ:半ば戦場から外れたところでモーターヤブの背中へと銃を向ける。

カノコ:at5
<BCDice:カノコ>:NinjaSlayer : (5B6>=4) → 2,5,5,4,1 → 成功数3

モーターヤブ(モンキーモデル):「ピガガ―ッ!?」
カノコ:連携と呼ぶにはあまりにお粗末な動きだが、隣で戦うよりはデモンハンドも動きやすかろう。
カノコ:カタナに言葉が喋れれば不満のひとつでも上げただろうが……
モーターヤブ(モンキーモデル):銃弾はモーターヤブの燃料タンクに命中
モーターヤブは火だるまになりながら転倒
爆発した(編注:NMの体力管理ミス。本来は1残っていました)

カノコ:予想外の爆発。燃料漏れでも起こしていたか。
カノコ:この有様でもまだオムラの廃品を買うヤクザがいるのだからわからない。
デモンハンド:ヤブの爆発を背に、残りのヤブへと向かう。

デモンハンド:隣接近接
デモンハンド:AT5
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (5B6>=4) → 4,4,3,2,6 → 成功数3


デモンハンド:「イヤーッ!」
モーターヤブ(モンキーモデル):「ピガガ―ッ!」
モーターヤブ(モンキーモデル):モーターヤブはニンジャの速度に対応できない!
モーターヤブ(モンキーモデル):オナタカミの最新性ならいざ知らず型落ちのモンキーモデルだからだ!
ワカガシラ:「アイエエエ!?」
ワカガシラ:ワカガシラはデモンハンドから目を逸らすようにカノコに向け発砲

ワカガシラ:at3
<BCDice:ワカガシラ>:NinjaSlayer : (3B6>=4) → 5,1,6 → 成功数2
カノコ:ev5@5
<BCDice:カノコ>:NinjaSlayer : (5B6>=5) → 6,4,2,1,1 → 成功数1

ワカガシラ:BLAM!チャカガンが火を噴く!
カノコ:「チッ」身を低くして銃弾を避ける。走りながらの相手に銃弾を当てられるヤツなどそういない。人間同士なら。
ワカガシラ:「ッ!?」外した!チャカガンではやはり……!

モーターヤブ(モンキーモデル):ではモーターヤブ
モーターヤブ(モンキーモデル):近接攻撃
モーターヤブ(モンキーモデル):at4@3
<BCDice:モーターヤブ(モンキーモデル)>:NinjaSlayer : (4B6>=3) → 3,1,2,2 → 成功数1
デモンハンド:NJ5
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (5B6>=4) → 2,6,6,5,1 → 成功数3

モーターヤブ(モンキーモデル):「ピガーッ!」サスマタがデモンハンドを襲う!

カノコ:カウンター!
モーターヤブ(モンキーモデル):カウンターっ!
デモンハンド:カウンター!

デモンハンド:「イヤーッ!」
ケリ・キックでサスマタを蹴り上げ、ヤブの懐へと潜り込んだ。
「イヤーッ!」
そして胴体部を再度殴りつける。
モーターヤブ(モンキーモデル):「ピガガ―ッ!?」モーターヤブは衝撃に仰け反る!


6ターン目


カノコ:(あっちは手を出せないね、なら)

カノコ:ワカガシラへ銃撃
カノコ:at5
<BCDice:カノコ>:NinjaSlayer : (5B6>=4) → 6,2,2,4,5 → 成功数3

ワカガシラ:成功!
カノコ:BLAM! デモンハンドの戦闘の様子を伺いながらも、ワカガシラの足へ射撃!
ワカガシラ:「グワーッ!?ドテマッパラーッ!!!」
ワカガシラ:ワカガシラは銃弾を受け痛みに悪態をつく!

ワカガシラ:デモンハンドの手番

デモンハンド:隙を晒したヤブにさらなる追撃をおこなう。

デモンハンド:滅多打ち
デモンハンド:AT3
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (3B6>=4) → 4,2,2 → 成功数1
デモンハンド:AT2
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (2B6>=4) → 5,1 → 成功数1
モーターヤブ(モンキーモデル):成功!
デモンハンド:よっしゃ!
カノコ:Foo!!

デモンハンド:「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」
モーターヤブ(モンキーモデル):「ピガーッ!?ピガーッ!?ピガーッ!?ピガーッ!?ピガガ―ッ!?」
ニンジャの乱打に
モーターヤブ(モンキーモデル):装甲が歪み
モーターヤブ(モンキーモデル):内部の致命的部位が露出し
モーターヤブ(モンキーモデル):そしてそれらが破壊され…
モーターヤブ(モンキーモデル):「ピガガガ―――ッ!!!」
モーターヤブ(モンキーモデル):モーターヤブは爆発四散!!
デモンハンド:「フン」
ワカガシラ:「アイエ……ニンジャ……ニンジャナンデ……」
ワカガシラ:ワカガシラはその光景に戦意を喪失したのか
チャカガンを取り落とした

戦闘終了


カノコ:その圧倒的なカラテ光景に口が開けっ放しになりそうになるのをすんでのところで堪えると、ワカガシラへと飛び込み身柄を押さえた。
ワカガシラ:「な……ザッケンナコラー……!」
ワカガシラ:悪態をつくもそれも弱弱しい
カノコ:「やめときな、本当に殺されちまうよ」
カノコ:ナイフを首筋に当てながら言う。
カノコ:「あっちはニンジャだからね」
ワカガシラ:「アイエエエ……」
デモンハンド:「……早く殺せ、それでいいだろうが」
ワカガシラ:ワカガシラは震えながら失禁した
カノコ:「狂犬かい。金庫の鍵に、パスワードに、聞くことはいくらでもあるんだ」
カノコ:そのままワカガシラを縛り上げると、立ち上がった。
カノコ:「参ったね」誰に対してでもなく呟いた。
クモチ:『終わったかい…?』
クモチ:クモチからIRCの着信が入る
デモンハンド:「フン」
カノコ:『こっちは疲れてるんだ、早く迎えにきな』苛立ちをぶつけるように言った。
クモチ:『車は壊れちまっただろう?すまんがそのまま自分の足で帰ってもらうことになる』
カノコ:『アンだって?』
クモチ:『報酬はきちんと払うから…すまんね!』
カノコ:『チッ』こういう場合、いくら要求してもそれが叶うことはまずない。何より押し問答する気力もない。カノコは小さく舌打ちした。
クモチ:そのまま通信は切れた
かわりに
キャバアーン!
振込確認音がした
クモチ:君たちは、そのままビルから出、表通りに出た
カノコ:「このまま家まで歩きだそうだ」
デモンハンド:「ふざけやがって」


ミオ:そして、一台の車が君たちの前で止まる
ミオ:「あれ?カノコ=サン?」
カノコ:悪態を聞き流し、タバコを咥える。「……ン」

カノコ:GM、これって引っ越す前です?後です?
ミオ:後です!
カノコ:OK!

カノコ:「アー……、ミオ」
カノコ:カノコはデモンハンドに「無関係なヤツだ」と目の合図をした
ミオ:「乗ってく?彼も…」
カノコ:「そんなんじゃない」
デモンハンド:「ああ、結構だね」
カノコ:後部座席の扉を開けると、そのまま乗り込んだ。
カノコ:デモンハンドの回答が速いか、扉を閉める。
カノコ:「出してくれ」
ミオ:「……わかった」
ミオ:そのまま車を走らせる
カノコ:出る直前、窓越しに横目でデモンハンドを見た。屈強で若い、ネオサイタマではありふれた男。だが、ニンジャだ。
ミオ:「今日はお肉を買ったからスキヤキにしようかなと思ってるんだ…食べる?」
カノコ:「スキヤキとは豪勢なことだね」
ミオ:「今月は稼ぎがよかったんだ」
カノコ:「あやかりたいよ」今日の仕事を思い出す

ミオ:アパートにつくと、ミオは手早くスキヤキを作る
カノコ:ニンジャ。モーターヤブ2体に挟まれて、何の苦労もしない。
カノコ:あのカラテをまぶたの裏に浮かべたところで、カノコは今日は一度もカタナを振るっていないことに気がついた。
カノコ:だが、それ以上の考えはソイの匂いに遮られた。
ミオ:「できたよ。食べよう」
カノコ:「イタダキマス」
ミオ:「イタダキマス」
ミオ:「……おいしい?」
カノコ:リキッド・タマゴにソイ味の肉を浸し、食べる。
カノコ:「ああ、肉だからね」
ミオ:「喜んでくれてよかった」
カノコ:肉をとり、食べる。久方ぶりに食事の味がした。
ミオ:「野菜も食べなよ」
ミオはバイオネギを咀嚼しながら言った
カノコ:「ママみたいな事言うんじゃないよ」
ミオ:「カノコ=サンのママ、どんな人?」
カノコ:「死んだよ。そんなに仲良くも無かったね」
ミオ:「ぼくは親の顔知らないからなあ……肉ばっかり」
カノコ:「身体が資本でね」
カノコ:デモンハンドのことを思い出し、小さくため息を吐く。
ミオ:「カノコ=サン、違うお仕事とか、考えた事ある?」
カノコ:「他に?」思いを巡らせる。ヨージンボ? バウンサー?
カノコ:カノコはうらぶれたバーでヨージンボをする老いた自分を想像し、笑った。
カノコ:「何もできやしないね、困ったもんだよ」
ミオ:「ね、僕……稼ぎがいいんだ」
カノコ:「嫌味かい。うらやましいね」
ミオ:「……そういうのじゃないよ。もしさ、カノコ=サンどうにもならなくなったら、頼ってよ」
カノコ:「はァ?」
ミオ:「せっかく友達になれたじゃないか」
ミオ:「僕、友達いないから……カノコ=サンがダメになったら、僕は寂しいよ」
カノコ:「アタシに惚れたかい」カノコは何の感情もこめず笑った。「ナメられてるみたいで、いい気分はしないね」
カノコ:「ゴチソウサマ。美味しかったよ」
ミオ:「………」
カノコ:そのままミオに背を向け、寝転がった。
ミオ:ミオは少し悲し気に微笑むと土鍋を抱えて部屋を出ていく
カノコ:今更身体が痛みだす。車が事故を起こした時のものだろう。


◆◆◆◆◆◆◆


クモチ:君たちはソードオブブラッドヤクザのアジトへのアサルト依頼を受けこの倉庫に訪れた
クモチ:だが、ソードオブブラッドも君たちの襲撃を予期していた
クモチ:多数のマシンガンヤクザ
そして三機のモーターヤブが君たちに銃撃を浴びせる

ザグロウ前編4


カノコ:「ああ畜生。またこんなかい……!」
デモンハンド:「てめぇは弱音ばかり吐いてやがる!」

クモチ:勝利条件はモーターヤブ一機の撃破 あるいは アームストロングにダメージを与える

カノコ:「そンなら先陣をきりな、ニンジャなんだろ?」
オヤブン(ソードオブブラッド):「どうだ、テメェら! ナメやがって!
デモンハンド:「どいつもこいつもナメてやがるな……」
オヤブン(ソードオブブラッド):拡声器からだみ声が響く
カノコ:デモンハンドでも、ニンジャでも銃弾で蜂の巣にされれば死ぬ。カノコにはそれが可笑しかった。
オヤブン(ソードオブブラッド):「いつまでそんなとこでクソみてえに隠れてやがる!」
カノコ:「アイツはなにを今更、アタシら全員、もともとクソみたいな生業じゃないか」
オヤブン(ソードオブブラッド):「俺がへーこら頭下げて命乞いすると思ってやがったんだろうが。ナめるんじゃねぇ……!!」
オヤブン(ソードオブブラッド):「こちとら一代でソードオブブラッド・ヤクザクランを築き上げた真のタフヤクザよ!!」
デモンハンド:「フン、だったら一代で終わらせてやるよ」

アームストロング「イヤーッ!」
アームストロング:コンテナを飛び越え、二人の側に、回転ジャンプで着地した者があった。
アームストロング:ニンジャである
アームストロング:銃撃がやむ
アームストロング:ドーモ、アームストロングです
カノコ:「ニンジャ……!?」
アームストロング:ニンジャは堂々とオジギを繰り出した。

ザグロウ前編5


オヤブン(ソードオブブラッド):「や、ヤッタ! センセイ! やっちまってください! ニンジャにはニンジャだ!」
オヤブン(ソードオブブラッド):「このニュービー野郎め。本物のプロのカラテを喰らってアノヨへ行きやがれ! ザマァ見晒せ!」
デモンハンド:唾を飲む。敵はニンジャだ。
「ドーモ、デモンハンドです」
アイサツに答える。
アイサツとはニンジャの絶対のルールである。
カノコ:デモンハンドを横目で見る。戦うというのか? ニンジャとニンジャが?
アームストロング:オジギ終了と同時にアームストロングは飛び掛かった。


戦闘開始


◆アームストロング(種別:ニンジャ)
体力:7
精神力:5
脚力:4
カラテ:7
ニューロン:5
ワザマエ:6
ジツ:0
近接ダイス:7
遠隔ダイス:6
回避ダイス:7

◇装備や特記事項
【装備】
【スキル】
連続攻撃2
◉トライアングル・リープキック
【ジツ】
アームストロング:連続攻撃2をデモンハンドに
アームストロング:at4
<BCDice:アームストロング>:NinjaSlayer : (4B6>=4) → 1,4,2,6 → 成功数2
アームストロング:at3
<BCDice:アームストロング>:NinjaSlayer : (3B6>=4) → 6,3,3 → 成功数1
デモンハンド:nj2
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (2B6>=4) → 4,3 → 成功数1
デモンハンド:nj3
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (3B6>=4) → 5,5,2 → 成功数2

アームストロング:「イヤーッ!」

デモンハンド:カウンター!

デモンハンド:「イヤーッ!」
アームストロング:サイドキックからの肘うちがデモンハンドを襲う

アームストロング:ev2
<BCDice:アームストロング>:NinjaSlayer : (2B6>=4) → 6,5 → 成功数2

デモンハンド:蹴りを受け、肘に合わせて、突きを放つ。
届かない。
アームストロング
:「イヤーッ!」
アームストロングはデモンハンドのカウンターを予期していたかのように余裕をもって逸らす
カノコ:カノコは巻き込まれないように距離をとりながら二人の戦いを見た。
アームストロング:「フン。サンシタが」
デモンハンド:「チィーッ!」
カノコ:まるで現実感の無い光景だ、だが1つ分かることがある。こいつはデモンハンドより上だ。

アームストロング:カノコのターン

カノコ:一瞬逡巡する。デモンハンドの援護をすべきか、コンテナの向こうにいるヤブ達を相手にすべきか。
カノコ:だがデモンハンドがやられればアームストロングはすぐにでもこちらに向かってくるだろう。
カノコ:アームストロングへと銃を構える。
カノコ:カタナを使う勇気は出なかった。

カノコ:at5
<BCDice:カノコ>:NinjaSlayer : (5B6>=4) → 2,1,5,4,5 → 成功数3
アームストロング:ev3
<BCDice:アームストロング>:NinjaSlayer : (3B6>=4) → 3,6,1 → 成功数1

カノコ:BLAM!
アームストロング:「イヤーッ!」
アームストロング:アームストロングは銃弾を掴んでみせる
アームストロング:にやり、と笑うとそれを放り投げた
カノコ:「……っ!」ニンジャ、一体何なのだ。
カノコ:カノコは奥歯を噛みしめる。

アームストロング:デモンハンドの手番

デモンハンド:「イヤーッ!」
1秒か、それとも2秒か。
隙とも言えないようなものだろう。
だが、銃弾を受け止めたアームストロングを更に攻め立てる。

デモンハンド:滅多打ち
アームストロング:応!
デモンハンド:一発目精神
カノコ:当たれ!
デモンハンド:AT4
<BCDice:デモンハンド>:NinjaSlayer : (4B6>=4) → 2,4,1,2 → 成功数1
アームストロング:ev1
<BCDice:アームストロング>:NinjaSlayer : (1B6>=4) → 6 → 成功数1
アームストロング:ev1
<BCDice:アームストロング>:NinjaSlayer : (1B6>=4) → 3 → 成功数0
アームストロング:当たった!
デモンハンド:攻撃集中!あぶねぇ!
カノコ:当たった!

アームストロング:「イヤーッ!」
アームストロング:アームストロングは打撃に応じる!
デモンハンド:「イヤーッ!」
アームストロングを殴りつける。
アームストロング:だがデモンハンドの意地かあるいは若さか
アームストロングのガードを潜り抜け拳が付き刺さる
アームストロング:「グワーッ!?」
カノコ:ニンジャ同士の凄まじいカラテにカノコは銃を構えたまま息を飲むことしかできなかった。だが、「当たった……!?」
デモンハンド:モータルを殺すには十分な威力である。
だが、ニンジャを殺すには足りない。
アームストロング:「チッ…調子に乗るなよ…」
オヤブン(ソードオブブラッド):「オイ! そっちだ! 畜生! 何だ! 殺れッ!」
デモンハンド:「ハァーッ……ハァーッ……」
カノコ:「ん……?」
???:「イヤーッ!」
???:「イヤーッ!」
???:カラテシャウトが響き、爆発音
???:そして
クローンヤクザ(マシンガン):「グワーッ!?」
クローンヤクザ(マシンガン):ヤクザの悲鳴が響き渡る
デモンハンド:「……なんだ?」
カノコ:「なンだってんだい……!」アームストロングに銃を構えたままコンテナの向こうを覗き込む。
アームストロング:「チィ―ッ!?」
アームストロング:アームストロングは側転
コンテナの向こうに消える
オヤブン(ソードオブブラッド):「畜生! ヤバイ……何だこりゃ……テメエら卑怯者め……! アッ!」
???:「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」
アームストロング:「グワーッ!?グワーッ!?グワーッ!?」
アームストロング:「サヨナラ!
アームストロング:アームストロングは爆発四散した
オヤブン(ソードオブブラッド):「ヤメローッ! アバーッ!」
カノコ:「人間が……爆発四散した……?」
???:「………」
デモンハンド:「…………」

ザグロウ前編6


???:ニンジャはヤクザ・オヤブンの首を掴み、吊り上げていた
???:一瞬、君たちと視線が合う
カノコ:「……!」
カノコ:ニンジャ、ニンジャ、ニンジャ、ニンジャ。初めて会ってからこの短い間に4人もだ。
「……アンタたち、最近まで巣にでも隠れてたのかい?」
横のデモンハンドに問う。憎まれ口だが、声は震えていた。
???:ニンジャは手を離した
オヤブン(ソードオブブラッド):「やめ…ッ!アバーッ!!」
オヤブン(ソードオブブラッド):オヤブンはもがきながら地面に打ち付けられた

ヒロキ:「これで終わりだ。……そこの君たち、危害はくわえないよ。出て来ないか」
カノコ:「!」聞き覚えのある声だった。
カノコ:「ヒロキ」
ヒロキ:「覚えていてくれたか」
ヒロキ:「うれしいよ。ベイビーキャット=サン」
カノコ:「アタシはそうでもないね」顔をしかめ、睨みつける。
ヒロキ:カノコの視線に堪えた風でもなく言葉を続ける
ヒロキ:「僕らとしてはソードオブブラッドに借りを返しに来たんで、べつに君を助けに来たわけじゃない」
ヒロキ:「が…まぁ多少は恩に来てくれてもバチは当たらないんじゃないかな」
カノコ:周囲を見る。ソードオブブラッドのあれだけいた戦力が、全て”静か”になっている。
カノコ:ヤツらはたった5人で、いや2人のニンジャでそれをやり遂げたのだ。
カノコ:首筋に汗が流れた。
デモンハンド:「……チッ」
助かった、とは決して口に出さない。
ニンジャ――強大な暴力、だが上には上がいる。
それを素直に認められればこんな稼業はしていない。
ヒロキ:「きっと君とは縁があると思う。…また会おう」
カノコ:「その時まで生きてりゃね」
カノコ:そう憎まれ口を叩くので精一杯だった。
ヒロキ:「大丈夫さ。君はツヨイ女性だからね」
そう言うとヒロキは…ブラザーフッドの者たちは闇に消えるように倉庫街から消えた。


クモチ:そして通信が入る
クモチ:『おい!終わったか!』
カノコ:「チッ」
カノコ:『周囲が静かで、アタシ達が生きてる。なら分かるだろ』
カノコ:カノコは吐き捨てた。
クモチ:『……なんかあったのか?まぁそれより聞けよ』
カノコ:急に腕や太ももが痛みだす。モーターヤブ達の斉射が掠めていたらしい。最悪だ。
クモチ:『スターファング・ヤクザクランのオヤブンはあんたらが随分気に入ったらしい』
クモチ:『大オヤブンの誕生日パーティーにも護衛として使ってくれるってよ!』
カノコ:『そうかい、そいつはめでたいね』他人事のように言った後で、デモンハンドを見た。
クモチ:『顔を売るチャンスだぜ!なあデモンハンド=サン!』
デモンハンド:「……フン」
カノコ:この若いニンジャはあの退屈なパーティで何秒我慢できるのか。
クモチ:『…若いうちはシタヅミだからさ!』
カノコ:少なくともそれを見るために行く価値はあるだろう、カノコは小さく笑った。
カノコ:「シタヅミだってよ。頑張んなヤングスター」
クモチ:『じゃあ頼んだぜ!俺も出たいんだけどよォ……』
クモチ:そう言うと通信は切れる
デモンハンド:「いつまでも俺がそんな奴らの足元にいると思うなよ」
カノコ:「そりゃ頼もしいね」
カノコ:タバコを咥える。「火、ないか?」
デモンハンド:「あるわけねぇだろ」
カノコ:「つれないね」カノコは痛む腕で懐を探ると、かろうじて残っていたマッチを擦って火をつけた。
カノコ:ライターは戦いのうちにどこかへ吹き飛んでいた。
カノコ:煙で肺を満たし、天に向かって吐き出す。星など見えるはずもない漆黒の空は自分たちを押し潰すようだった。

ネオサイタマを今日も変わらず重金属酸性雨が包む
この一件が後にネオサイタマの一角を巻き込む大事件へと発展することなど
ブッダではない君たちにわかるはずもないことであった。

◆◆◆◆◆◆◆



ザ グロウ 前日譚終わり
本編ー1に続く


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