クラスの順位
小学生の頃、クラスの中で勉強はできた方でした。
でも、中学校に入った途端、下から数えた方が早い順位になりました。
なぜでしょうか?
答え:中学受験をしたから。
受験をして入るということは、一定の成績以上の人が集まっているということです。
だから、クラスや学年で自分の順位が下がるのは当然で、
それは中学受験でも、高校受験でも、大学受験でも同じ。
頑張って背伸びして入った学校ほど、
その中で自分の順位は下がります。
だけど、人間は不思議なもので、自分を身近な人たちと比べてしまいます。
そばにいる人の中で、自分がどのポジションにいるかを重視してしまいます。
「自分はみんなよりできないんだ」と、劣等感を覚えてしまいます。
その劣等感が、自分自身のイメージになって、その後の人生でも、長い間ずっと付きまとう。
順位は、自分が今属している集団が変わればいくらでも変わるもの。
高校、大学と、違う集団を経験することで、中学での順位にはほとんど意味なんてなかったことに気付きました。
今は、自分のライバルは「昨日までの自分」だけで良いと思っているし、
「昨日までの自分」すら、ライバル視しなくていいと思う。
誰とも競わなくていいし、前に進み続ける必要も無いと思う。
だから、身近な人と自分を比べて悩んでいる人がいたら、「本当に気にしないで」と声をかけたくなる。
そう思っているけれど、子ども時代に染み付いた劣等感は、今でも自分の行動に制限をかけている気がする。
だから、それでも周りが気になってしまう気持ちも、痛いほどわかる。
🍀🍀🍀
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?