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同僚だった人のこと。

あるとき、当時一緒に働いていた同僚から、とあるお寺の住職をしている地元で有名な占い師さんを紹介された。

(私もだが)彼女もお子さんの進路のことでいろいろと悩まれており、行ってみたら事細かにいろんなことをアドバイスされたらしい。

○○さんも、行ってみたら〜?

これはわたしも行ってみるしかない!と思い、モヤモヤした気持ちが解消されればという期待と共に、お寺を訪れた。

しかし、残念ながらわたしには物足りない内容だった。モヤモヤは残ったまま帰途についた。

それから暫くして、彼女は体調を崩し、お店を辞めてしまった。のちに、彼女が白血病にかかってしまったことを店長から聞いた。

でも、そこでも、直接彼女から聞きたかったなぁ、入院している病院も知らないし、そもそも病気のことを聞いていないのに、お見舞いにも行けないし…と捻くれた考えしか湧いてこなかった。

彼女は、若かったこともあり、あっという間に亡くなってしまった。

今思えば、あのときの住職さんは、予言していたのではないか?

今のうちに助言しないとダメだと、いろんなことを彼女にアドバイスしたのかもしれない。

もう、7年くらい経つだろうか?

彼女は、自分の誕生日を迎えることができなかった。

今でも、当時の彼女のいろんな場面を、思い出す。

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