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BUMP OF CHICKEN ホームシック衛星2024へ行ってきました @Kアリーナ横浜02.12

生涯を通していちばん好きなバンドであるBUMP OF CHICKENのツアー『ホームシック衛星2024』に参戦してきました!
色々な偶然が重なったこともあり、これまでのBUMPのライブのなかでも、そして人生でも忘れられない本当に本当に最高の1日になりました。

今回のツアー『ホームシック衛星2024』について

BUMPファンの皆さまにとってはもう周知の事実ではありますが、今回のツアーはかつて2008年におこなわれたライブハウスツアー『ホームシック衛星(その後のアリーナツアーは"ホームシップ衛星")』のリバイバル公演です。
BUMPの歴史上、これまでリバイバル公演というものが開催されたことはありませんでした。
なぜこのタイミングでのリバイバル公演なのか?というと、今年2024年はBUMP結成から28年目の年だからです。

BUMPの5枚目のアルバム『orbital period』は、彼らが28歳の2007年に発売されました。

タイトルは直訳すると公転周期の意味ですが、これは、ボーカルの藤くんが28歳の誕生日を迎える際、"28年周期で同じ曜日が巡っている"ということを発見したことに由来します。当時藤くんが他の3人にこのことを伝えたところ、すごい!とみんなで興奮して、制作中だったアルバムのタイトルになったという経緯があったそう。

で、このアルバム『orbital period』を引っさげて開催されたツアーが、2008年の『ホームシック衛星』でした。
orbital periodが発売されたのはメンバー4人が28歳の年ですが、BUMP OF CHICKENというバンドが結成されて28年目の今年、「ホームシック衛星をもう一度やろう!」となり、リバイバル公演を開催することになったそうです。

詳しくは、下記の藤くんの文章がとっても素敵なので、ぜひ詳細のリンク先部分も含めて読んでください…!!!

16年前のBUMPとわたし

orbital periodは、わたしがBUMPをがっつり好きになってから初めて発売されたアルバムで、特別な思い入れがあるアルバムです。
16年前、ホームシック衛星が開催された当時のわたしは高校生でした。
その頃、クラスも部活も同じでいつも一緒にいた友達とふたりでBUMPを追いかけていて、休み時間のたびにBUMPの記事が載っている雑誌(MUSICAとかROCK IN JAPANとか…)を読み漁ったり、放課後にBUMPしばりのカラオケに行ったり、日曜日の夜は深夜まで起きてPONTSUKAをリアタイしたり、休日にメンバーみんなの出身地である千葉県佐倉市に遊びに行ったり、なんてことをしていた日々でした。
ホームシック衛星にももちろん行きたくて、先行抽選に何度も応募するも軒並み惨敗…。諦めきれずに一般発売日に部活を抜け出して、お互いのケータイ(当時はガラケー)と学校にあった公衆電話を駆使してチケットぴあに電話をかけ続けましたが、とうとうチケットは取れませんでした。
ツアー後、もはや参戦していたのでは?と錯覚するくらいに、雑誌のライブレポートやNHKの特番を暗記するレベルで読み/観ていたなぁ…。

友達とは高校卒業後も定期的に会っていたものの、彼女は他にも色々なアーティストを聴くようになり、少しずつBUMPからは離れていきました。さらに彼女が結婚を機に沖縄に移住してからは、会えるペースも以前と比べると減ってしまいました。
わたしはその後も変わらずBUMPが好きで、以降に開催されたツアーにはほとんど参戦してきました。他の友達と行くこともあれば、1人で参戦することもありました。
ただ、わたしのBUMP好きの原体験は、間違いなくあの高校時代の日々でした。

偶然が重なったライブ当日

時は流れ、昨年。
ホームシック衛星2024の開催が発表されて、これはどうしても絶対に行きたいぞ!!と思い、先行抽選に何度も応募するも16年前と同じく悉くチケットが取れず…。(BUMPのチケット、年々どんどん取れなくなっている気がする🥲)
もう諦めかけていたのですが、ライブまでの日が近づいたタイミングで公式トレードにチケットが出品されていたので「Kアリーナなら歩いてでも行ける距離だし、直前で当選しても行けるぞ!」と思い、超ダメ元で申し込み。そしてもう申し込みをしたことすら忘れかけていたライブ2日前のタイミングで、当選通知が届きました…!!!
本当に嬉しくて嬉しくて。ただ公式トレードで当選することも初だったので、これ本当かな??夢じゃない???と心配になり、さらに席番号も全然アプリに反映されないことも相まり、嬉しさとともに不安を抱えながら当日を迎えました。

当日の朝、アプリに電子チケットが反映されて「ああ、本当に行けるんだ…!!!」と安堵したわたしは、Instagramのストーリーズにお気持ちを投稿。

すると、これを見た友達からDMが…!

なんと、まさかのこの連休からたまたま横浜に帰省してきているとのことで、さらにトレードがまだ出てるから抽選申込んでみたと…!!!!(わたしは昔から彼女のこの行動力が大好きだし尊敬しています)

そして1時間後。

急すぎるあまりに熱い奇跡の展開に、嬉しさとともに大混乱……!😂😂
まず、普段は沖縄にいる友達がちょうど横浜に帰省していたタイミングだったこと。ストーリーズの投稿をたまたま見てくれたこと。当日に外せない用事がなかったこと。公式トレードでチケットが出ていたこと。そして見事にチケットが当選したこと。
……こんなに全部がうまくいくことある???すごすぎるよ…!!!

そんなこんなで、お互いに気持ちの整理がつかないまま、このやり取りの数時間後にKアリーナにて合流しました🤝

いつも通りニコルを連れて現地到着

ちなみにわたしは13:00-のグッズ整理券が当選していたので意気揚々と現地へ向かうも、わたしがレジに着く頃にはほぼ全てのグッズが完売…🥲Tシャツもタオルも見事に全部SOLD OUTでした。まさかのチャリティバンドだけを購入するという😂(レジのお姉さんにも「えっ!これだけ?」という顔をされました😂だって軒並み完売なんだもの…!)

2018年のホームシック衛星&ホームシップ衛星のグッズ飾ってあってエモかった…!

友達と合流してからは、一緒にツアートラックを見たりフォトスポットに並んだり🥳
フォトスポットはわたしたちの順番が来る頃は開演時間ぎりぎりで、スタッフのお姉さんが猛スピードで写真を撮ってくれました(笑)

そんなこんなでバタバタと会場へ入って、お互いにそれぞれの席へ。
Kアリーナは初めてで、わたしは5LEVELのスタンド席でしたがステージも会場全体もきれいに見えて良かった!どの席からも良い感じに見えそうで良い会場だなあという印象です✨

いざ、開演!!🛰

※※ここからはツアーのネタバレを含みます!※※

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当日のセットリストはこちらでした…!!

星の鳥
メーデー
才悩人応援歌
ラフメイカー
アルエ
ハンマーソングと痛みの塔
ひとりごと
花の名
飴玉の唄
東京賛歌
真っ赤な空を見ただろうか
かさぶたぶたぶ
望遠のマーチ
ray
プレゼント
fire sign
星の鳥 reprise
カルマ
voyager~flyby

<アンコール>
Spica
ガラスのブルース

18時過ぎ、星の鳥が流れるなかメンバーが登場し開演。この光景、16年前にNHKの特番で何回も観たのと同じ…!!😭
そこから続くのはもちろんメーデー。ああ、藤くんの声だ…みんなの演奏だ…本当にこの場に来れたんだ…と涙。
その次に才悩人応援歌が来て、うわこれ本当に2008年のリバイバルなのだな…!と思いました。当時のセットリストをそのまま聴けている。すごい!!うれしい!!うれしさでまた涙。
ラフメイカーアルエと、もうあの頃の青春が詰まりまくった曲が続き、そしてハンマーソングと痛みの塔。orbital periodといえばな曲で、絵本の歌詞カードの王様を思い浮かべながら聴いていました。

ここで1回目のMC。
メンバーみんな本当に昔からずっと変わらなくて、その変わらなさに安心する。元気に声をかけてくれるチャマ。「ツアー2日目って2日目しかない」というヒロ。「それ聞いてハッとしたわ。そうだよな、2日目は2日目だけだよな。青天の霹靂だよ」と返す藤くん。そして声を発することはないけど始終ニコニコしてる秀ちゃん。平和だ……。

演奏再開。
ひとりごと花の名飴玉の唄、と続くバラードタイム。
やさしさとは?信じるとは?をこんなにも深く掘り下げて歌詞に昇華する藤くん、改めてすごいなと思う。
高校生のときに初めて聴いたとき衝撃だったな。全てのやさしさは偽善だしエゴだし、でもそれでいいじゃなかって。相手を信じたらもう裏切られることはない、だって本当に信じてたら裏切られたことにも気づかないからって、この曲たちを聴くまでそんなふうに考えたことなかった。
そして、ライブでの花の名の歌詞変えにはいつも胸打たれます。

メンバーが恥ずかし島(サブステージのこと。お客さんとの距離の近さにメンバーが照れて、恥ずかし島と呼称されるようになりました笑)に移動して、最初の曲は東京賛歌!!
かつて"ALWAYS 続・三丁目の夕日"を観た父が花の名のシングルを買ってきてよく流していたので、東京賛歌はカップリング曲のなかでも特によく聴いた曲。ライブで演奏するのはこのツアーが初めてとのことでめちゃくちゃ嬉しい!藤くんのハーモニカが聴けた!真っ赤な空を見ただろうかは、会場全体が真っ赤なライトに包まれてとてもエモかった。これも特に高校時代よく聴いたな…!
その後メンバーたちが「君たち、手拍子はいけるかね?」的なことを言って手拍子を煽り、そのリズムに合わせて始まったのはかさぶたぶたぶ。藤くんの優しい歌声でほっこりじんわり。
どのタイミングだったかなあ、途中でヒロの"にぎわい御膳"のMCも恥ずかし島でありましたね笑

メインステージに戻って、望遠のマーチray。ここで初めて、orbital periodより後に発表された曲が!
わたしはライブでrayを聴くと絶対に泣く病気でして、この日も例外なくぼろっぼろ泣いた。明るい曲調で錯覚しちゃうけど、rayは歌詞をよく聴くと結構ネガティブなことも唄っている曲で。でもそれらの痛みを乗り越えて(というかそれらとともに)"生きるのは最高だ!"に繋がっていって、ここを会場のみんなに歌わせる藤くんにいつも泣いてしまう。
次に来たプレゼント。わたし、今回のライブでプレゼントを聴きたいな…となぜか漠然と思っていて、だからまさかここで来るなんてびっくり。めちゃくちゃ嬉しかった……。『THE LIVING DEAD』の「Opening」「Ending」の裏にまさかこんな名曲が隠れていたなんて、当時は本当に衝撃だったな。
続くfire sign。ラララの部分をみんなで大合唱。ああ、もうすぐライブ終わるんだな、寂しいな、楽しかったな。
このあと天体観測でラストとかかなあ…と思っていたら星の鳥 repriseが流れて、ということはもしや…?と思ったらカルマ!!!うわああ、聴けて嬉しい曲がまた…!!
最後はvoyagerflyby。orbital periodのなかでは最初と最後に位置していたこの曲たち。ああvoyagerがはじまった…と思っていたら、いつの間にか初めて聴く曲に変化して、ええええ…!?!と混乱してたらまたいつの間にかflybyになってた。ちょっと何言ってるか分からないですよねすみません、でも本当にそうだったの…!新曲としていつか音源化されるかしら。ちょっと混乱して全然歌詞聞き取れなかったから、改めていつかもう一度聞きたい。

アンコールはSpicaガラスのブルース
あっという間だった…!

演奏が終わって最後の最後の藤くんのMC。
"来てくれて本当にありがとう。寒い中待っててくれたんでしょ?風邪とか引かないでほしい。帰ったらお風呂入ってあったかくして寝てほしい。寝られなかったら…本当は電話とかしたい(笑) でもできないから、音楽やってます。君の部屋の片隅に、俺らの曲を置いておいてほしい。ベタだけど、これから全国行ってきます!"

……こんなこと言われたらまた泣く……🥲
片隅なんかじゃないよ、ずっといつもど真ん中にBUMPの曲はあって、いろんなときに支えてくれたよ…!!
最後の最後まで、本当に最高のライブでした。

終演後、撮影OKタイムに撮った星の鳥

ライブが終わって

涙でぐしゃぐしゃになった顔で、友達と合流。
余韻に浸りつつ高校時代の色んなことを思い出しながら横浜駅まで歩き、改札前でずっと立ち話して、最終的に高校時代よく行っていたファミレスへ行ってご飯して帰りました。
当時よく食べてたメニューはまだあって、でもサイズが小さくなっていて。終電ぎりぎりの時間まで話して、それぞれ帰路につきました。

なんだか本当に奇跡みたいな1日で、しばらく余韻から抜け出せず…
大げさじゃなく、あれから16年間、色々あったけど今日まで生きてきてほんとに良かったなあ!!と心から思った日でした。

こういう日があるから、また人生頑張れる。
28年後、またホームシック衛星再リバイバルやらないかな。あったらいいな。それまでまた頑張って生きるぞ!

BUMPも友達も、本当に本当にありがとう!!✨✨

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