尾瀬一日目　鳩待峠〜山の鼻〜尾瀬ヶ原

大自然に行く直前というのはどうも不安になるようだ。

2022年7月某日。

尾瀬、山の鼻に一泊して至仏山へ登ることに決めていた。友人と2人旅だ。

尾瀬は数年前からずっと行ってみたかった場所だった。
ニッコウキスゲのお花畑と至仏山の高山植物のお花畑が見たい。

行くと決まってからは石井スポーツに行っては、レインウェアやリュックを購入し、ワクワクしながら準備をしていた。

ところが急に２日前くらいから不安になった。
尾瀬は電波もないし、シャンプーも使えない。もちろんヘアアイロンも。

普段自分がどれだけ文明に生かされているか思い知り打ちのめされる。大丈夫かな。

当日のスケジュール

バスタ新宿6:30
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尾瀬戸倉10:30着 11:00発
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鳩待峠11:30着 12:30発
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山の鼻13:30着
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尾瀬ヶ原散歩
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山の鼻小屋16:00

実際には尾瀬戸倉についてすぐシャトルバスが出発したので、11時前には鳩待峠に着いた。

鳩待峠には1グループ1つ、尾瀬の地図がもらえる。
一応自分でも持っていっていたがこちらの方がちゃんとした地図だ。

長いバス旅で少し車酔いをしていたので40分ほど計画を練りつつ休憩した。

天気は晴れ。たまにお天気雨が降っていた。
尾瀬は雨が多いと聞いていたし、事前の天気予報もずっと雨だったのでこの天気は嬉しい誤算だった。

少し休んで復活した私たちは意気揚々と山の鼻へ向かった。この先は電波がない。さよなら文明。

山の鼻まではゆるやかな下り。
1時間は掛かると買いてあったが50分かからずに山の鼻には到着した。

山の鼻に着いたのが12時過ぎ。
お昼にきのこうどんとコロッケを食べた。

お昼を食べたら12:40頃、チェックインは13:00からだったが小屋に行ったらチェックインさせてもらえた。

4畳半の予約だったが10畳の部屋が空いているから、と広い部屋にしてもらえた。
部屋には扇風機があり、コンセントもあった。
トイレもウォッシュレットが付いていたし、お風呂も備え付けの全身シャンプーが使用できるとのこと。
なんならauは電波があるらしい。
思ってた山小屋と全然違う…。

荷物を抜いて早速尾瀬ヶ原へ出かけた。

尾瀬ヶ原はどこを切り取っても絵になった。

天国ってこういうところなんだろうな。

ニッコウキスゲは鹿の食害で大分数を減らしていると聞いていたけど、牛首分岐からヨッピ橋手前のところで群生していた。柵が設けられていたので保護されているようだった。

人も多くなく暫く私たちで景色を独り占めした。

念願叶って山の鼻に戻る。
山の鼻に着いたのは15時30分。
夕飯は17時から。

これが山小屋のご飯…？というほど贅沢な食事だった。
鮎の唐揚げが揚げたてで美味しかった。

食べ終わってからは外のベンチで外の景色をぼんやり眺める。

夜は気温も下がり長袖を着てちょうど良いくらいだった。

特にやることもないので20時には布団を敷き21時には就寝した。

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