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今日の散歩から

一人で横になりながら本を読む時間、一所懸命布団を干したり、ヘタクソな包丁捌きで野菜を切っているとき、私という身体がどこかへ行ってしまい、魂だけが残ってただそれに熱心に向かっている。その姿を自分の目で見てみたい。もしかして人間がこの世のものではなくなったらこんな風かしら?

知り尽くしているはずの街がどんどん変わっていくのを目の当たりにしていると、これまでもそうやって私たちは生き抜いてきたということを思い出す。大切なものを奪われたり、願ってもないのに突然与えられたり、そうやってどこかで誰かが何かの帳尻を合わせるように操作しているかもしれないけど、何も知らない私たちはその場しのぎの連続、反射神経にも近い反応だけで自力で歩いていくことしか出来ない。

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常に変わらないものをいつも探している。それがなんなのかいつか分かるときが来ると良いなあ。

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