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入院中の赤ちゃんの脳を育む。発達促進タッチケアのご紹介

いつもMaorisにご訪問いただきありがとうございます。今日はMaoris E-learningシリーズより「入院中の赤ちゃんの発達促進タッチケア」をご案内させていただきます。

Maorisは発達の遅れにチャレンジする子ども達に関わる大人たちのサポートのための活動を行っています。

子ども達のための療育サービスは、個人で活動されている先生を含めると施設の数も種類も、年々右肩上がりで状態が良くなっている一方で、保護者のためのサポートはまだまだ課題が残っているように感じています。

「大丈夫です。社会が守ってくれます」という声がほしい人。

「子どものペースで育ててあげることが一番です」という声がほしい人。

かけてほしい「声」は人それぞれであり、また、人それぞれがあって良いと思います。

Maorisが行っているサポートとは「子どもが伸びる方法がある」「子どもはもっともっと良くなる」という声がほしい人のためのものです。しかもその声は、慰めではなくて、科学的根拠に基づくものそれまでの打開策が見つからない状態から、子ども達の機能改善のためにしてあげられることがたくさんあることに「希望」を見出してくれる方には、参考にしていただける情報を発信していると自負しております。

入院中の我が子の発達を願う愛

Maorisのメンバーには、我が子の入院と向き合うママ&パパたちが決して少なくはありません。

もちろん発達よりも命が一番大事なのですが、命が守られることを大前提で、その次にご両親が気になってしまう我が子の入院中の発達をどうにかしてケアできないかという思いに応えるためにつくられたのが今日のウェビナーです。面会時間で、赤ちゃんとふれあいながら、赤ちゃんの脳を育んであげることができるのはご存知でしょうか。脳は感覚を通して学んでいきます。「話しかけ方」「タッチの仕方」など「脳を育むにつながる方法」で赤ちゃんと遊んであげてください。

講師プロフィール

今回指導をお願いしたのが兵庫県明石市で子ども達へのタッチケアの普及活動をされている宮井文美先生です。

宮井先生は、小児専門の看護師として兵庫県立こども病院の乳幼児病棟・NICUにて多くの子ども達の看護にあたってこられました。十数年の臨床現場でのご経験を経て、次は看護教員としての後進育成に携わり、そして現在のお仕事に就かれたご経験をお持ちです。

日本ダウン症療育研究会認定 赤ちゃん体操指導員や日本タッチケア協会認定指導者、国際リドルキッズ協会・JABC日本ベビー&チャイルドケア協会認定 医療が必要な子どものための小児タッチケア上級セラピスト、BPプログラムファシリテーターなど、数多くの資格をお持ちで、自らの勉強のために受けた講座は数えられないほど。子ども達の健康と発達のために、常に最新医療や発達科学に目を向けられている意識の高い先生です。

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脳を育む

子どもとは、常に発達スキルの獲得を繰り返しながら成長しています。初めての笑顔、初めてのおすわり、初めての立っちなど、発達とは体のスキルのようでいて、実はその奥に「脳の発達」が欠かせません

脳はあらゆる感覚を通して発達していくものなので、入院中はお子さんとのふれあいを通して意図的に脳に感覚をおくってください。

宮井先生はウェビナーの中でこの「感覚」を「タッチ」と題し、「おなまえのタッチ(お名前を呼びかける聴覚)」「目のタッチ(視覚)」「顔のタッチ」「なでなでのタッチ」などと、入院先のベッドでできるオリジナルの感覚刺激をご紹介してくださっています。

子ども病院のNICU勤務の看護師さんだったことがよくわかるのが、宮井先生は「体に触ることができない時がある」とおっしゃっている点です。触るだけが刺激ではないとおっしゃいます。そばにいてもらうだけ、目を見つめてもらうだけでも「タッチ(=刺激)」だと。赤ちゃんに気持ちを向けることがタッチの原点だとおっしゃっていました。

ウェビナーでは先生の手に注目してください。たくさんの子ども達のケアをしてきた手、プライベートでも3人のお子さんを育ててきた手、優しさと愛に満ち溢れた手です。脳を育む刺激には、愛の力が欠かせないのだと学びました。

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