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#33 思考編 NFTにハマる

非代替性トークンとクリエイター

昨年頃にちらほらと、巷でも耳にするようになったNFT。

非代替性トークンという、唯一無二のデジタルデータ。

当初はあまりピンときていなかった。

例えば、オリジナルのアートなんかを、デジタルデータとしてNFTとして出品すると、それが売買(転売)される度にクリエイターにロイヤリティ(手数料)が入る。

そのデータの価値が上がれば上がる程、高値で取引されると、クリエイターにロイヤリティが入り続ける。

「クリエーターが稼げる時代が来た!」

当初はその程度の理解だった。
※現在はそのロイヤリティが無くなる可能性もでているらしいが。

周りの同業者がジュエリーのデザイン画を不慣れなイラストにして、こぞってオープンシー(NFTのデパートのようなもの)で出品し始め、そんな姿を滑稽だと横目で見ていた。


NFTとは文化の構築

海外ではNFTのバブルが弾け、NFT市場が氷河期に入ったと言われたのが今年の夏頃だったか。

やっぱりな。
投機筋の人が絡むと、そのクリエイティブはたちまち価値が下がっていく。

それを理解(検証)もせずに踏み込むには時期尚早だと感じた。

けれど秋頃、ひょんなことがきっかけで、NFTが再び再燃していることに気づく。

※厳密には再燃では無く、一定のコミュニティ内では少しずつ温められ続けてきたのだと気づく。

引き込まれるようにディスコード(新たなSNSコミュニティのようなもの)に入り、チャットが飛び交うそれらのコミュニティを巡回したが、芸大時代を思い出す感覚で、何だかワクワクした。

学生時代のサークルのように学生から同世代、その上の世代の人が、とてもフラットにコミュニケーションをとっている。

仕事の受注をしている人もいる。

そのコミュニティには強い絆があり、それぞれの思想があり、文化が形成されていた。

ファウンダー、クリエイター、ファン、そこに参加する全ての人たちがお互いを尊重し合い、応援していた。
(ちなみにナカムラの今のポジションはファン。いつかファウンダー&クリエイターになりたくて勉強している)


コミュニティの時代

NFTを収集し始めて(かつコミュニティに入って)一ヶ月。

まだまだディスコードのチャットは不慣れなものの、全てのチャンネルに目を通す習慣や、コメント返し、そして少しずつではあるがフレッシュな話題についていけるようになった。

今はまだ、”NFT”と聞くと、詐欺だ宗教だと揶揄される。

けれどそれは間違いなく、シンプルな勉強不足な人たちで(もしくはアンチで炎上商法を狙っているのか)、NFTとはクリエイターにとっても、ビジネスにおいても、応援や寄付の文化を形成する上でも、これからもっと必要とされるツールになっていくと考える。

日本のNFT市場はまだまだ小さく、自身もまだまだ勉強が足りていないが、
「ジュエリー×NFT」についても模索する価値はありそうだ。




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