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自分自身を推しにする

少し前、推しを探していた。

これまでアイドルにハマったことはない。

アニメは、昔は何個か見たけど、
このところはほとんど見ていない。

音楽は、好んで聴くのはいくつかあるけど、
ライブに行くようなことはない。
ファンクラブにも入っていない。

強いていえばアップルは好きかもしれない。
でもApple Watchは最近静かな目覚まし時計と化している。

色々考えてみたけれど、なにも見つからなかった。
そんなこんなで、私には推しがない。

本当は家族と言いたいが、
これは危険なので推さないようにしている。
なので壁紙は大体デフォルトで入っている何かだ。

なぜかというと、子どもはそのうち親の手を離れる。
妻も、先立つかもしれない。
推してしまうと、離れた時が怖い。
いわゆるロスというやつだ。

そんななかでいいことを思いついた。
それがタイトルの「自分を推す」ということ。
自分であれば、引退することもないし、死ぬ時も一緒だ。
自分に依存しても、困ることはない。

人に期待して、悲しい気持ちになるのも同じで、
自分に期待すればいい。

自分が期待に応えなかったなら、自分で応える努力すればいい。
期待に応えられない自分も認めて、それすら推すのもありだろう。
「ちょっと抜けてるところが可愛いんだよねー」と。
推しに対してなら、言えるでしょう。

「みんな自分が1番可愛い」ってよく言うくらいだから、
本当は総国民自分推しであるはずなんだろうけど、
言ってる自分も、胸張って自分推しになれる気は、まだしない。

自分の人生を楽しむべく、一歩ずつ準備をしている。

その暁には、堂々と自分推しを宣言したい。

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