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vol.4 ブランドを体現するということ

前回のマーケティングのお話に引き続き、本日はサービスをどう形作っていったかについて書いていこうと思います。

For Customer No.1のハイクオリティーコンディショニングダイエットジム

くどいようですが、全ての施策はこの文脈に沿って決めています。


文脈から考えるとやりたいことはたくさん出てくるのですが、私たちは、以下の通り、「実現可能性」と「(得たい成果への)インパクト」という2軸で整理し、私たちの中では通称「右上の問題」と呼んでいる「実現可能性が高く、かつインパクトが大きいもの」から着手して進めています。

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例えば、「テレビCMを打つ」といった施策は「インパクトは大きい」ですが、予算の関係上、私たちの事業規模では今すぐやれるものではありません。つまり「実現可能性が低い」施策です。選択肢としては残しつつも、これは今すぐやる施策ではないと判断します。


この観点で、施策を選択し実行してきた中からいくつかを書いていこうと思います。


プログラムについて

私たちD’ACTIONのセッションは「コンディショニングダイエット」という独自概念のもとにプログラムを組み立てています。
目的は「日々の好調を作りながら体づくりを行うこと」にあります。

それを行うために、私たちは次の3つを柱にしています。

・大筋群トレーニング
大筋群にアプローチすることで、協働筋と呼ばれる大筋群の動きをサポートする部位も動かすことができます。お客様の筋力や骨格、トレーニング習熟度に合わせてウエイトトレーニング、自重トレーニングを適切な負荷で行っていただけるようプログラムを組み立てています。

・ジョイントバイジョイントアプローチ

要は「柔軟性を保つべき関節部位をしっかり可動できる状態を作って、全身をうまく連動させられるようにしましょう」ということです。以下に詳細を載せておきますので、ご興味がお有りの方はご確認頂ければと思います。

・食事

D’ACTIONには管理栄養士監修のもと作成した食事マニュアルがあります。「一汁三菜」で摂取できる栄養素をもとに、バランスの良い食事を推奨しています。それが難しい場合も、「現実的に最善かつ継続できる内容」をお客様と共に見つけられるよう食事管理を行っています。

(参考)
ジョイント・バイ・ジョイント理論:ストレングス&コンディショニングの専門家Michael Boyleと理学療法士のGray Cookが提唱した理論。


これまでプログラムについては、ウェイトトレーニング、自重トレーニング、ランニングマシーンを使ったランニング・ウォーキングエクササイズ、ストレッチを軸に組み立てていましたが、今回新たな用具も導入し、より効果的なプログラムが組めるようにしました。


具体的にはプライオボックスと、施術台とマッサージガンを導入しました。

プライオボックスは段差の上り下りといった簡単なメニューから、ボックスに飛び乗ったり降りたりを素早く行うボックスジャンプという強度の高いメニューまで、様々なメニューに活用できます。

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狙いとしては、スポーツ動作に特化したものでなく、日常生活に役立つ「動ける身体をつくること」にあります。


また、施術台とマッサージガンの導入によって、より質の高いケアを行うことができるようになりました。

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マッサージガンを活用することで、振動によって人間の手ではほぐせない筋肉・筋膜にアプローチできるため、より効率的に筋肉を緩めることができます。

理学療法士資格を持つコンディショニングトレーナーの内田を中心に、お客様の身体の状態をカテゴライズし、状態ごとに身体のどの部位から・どのような順番で・どのくらいの強度でアプローチするのが効果的かということを科学し、マニュアルに落とし込み、研修を重ねています。

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(1日のセッション終わり、23時過ぎから研修したためみんなリラックスモードです。笑)


このように、トレーニングとケアの両面から、お客様の状態に合わせて、より効果的なプログラムをトレーナー一人一人が行える仕組みづくりを進めています。



オンライントレーニング事業について

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藤田さんの研修をもとに自分たちの文脈を決めている最中、緊急事態宣言によって外出自粛生活が始まりました。
「For Customer No.1」の文脈から、自分たちにできることを考え、4月早々に、当初はジムにお越しいただけない会員様のサポートを目的にオンランでのトレーニングセッションをはじめました。
まわりのご友人や一般の方からも受けたいというお声をいただいたため、ホームページやスタッフの体制を整え、6月より正式に事業として展開しています。

より質の高いプログラムを受けていただくため、見本を見せるメイントレーナーと、動作チェックをするチェッカーというトレーナーの2名体制で行っています。

メニューに関しては、フィジカルトレーナーの相山がトレーニング種目を、コンディショニングトレーナーの内田がケア系のメニューをリスト化してくれました。

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(↑リストのごく1部です。トレーニングに関しては100種類以上あります。)

相山トレーナーは現役アスリートでもあり、必要に応じてトレーニングを自ら編み出すということを日々やっているため、無限にメニューが出てきます。笑

最近では誰も見たことも聞いたこともない「名も無きメニュー」を紹介してくれるので、私たち他トレーナー陣も驚きの苦笑いと、ご参加いただいているお客様からも「飽きずにできて楽しい!」というお声もいただいています。

お客様アンケートも実施しながら、より満足いただけるサービスを目指して頑張っています。



空間について

空間については、大きく変えたことはないですが、再開時はコロナで不安の中でもあったので、より清潔に安心して時間を過ごしていただけるようにしました。

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掃除のチェックリストを作り、オープン時、セッションとセッションの間など、より細部まで綺麗にする仕組みを作ったり、Kinko's抗ウイルス、抗菌、消臭作用のあるポスターの導入、またルームフレグランスも季節に合わせて変えたりなど、お客様に快適な時間を過ごしていただけるよう日々工夫を重ねています。


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このように、「右上の問題」から順に、チーム一丸となって業務にあたっています。




For Customer No.1のハイクオリティーコンディショニングダイエットジム

お客様に、サービスを通じて、この文脈を感じ取って頂けるようこれからも頑張ります。


本日も最後までお読みいただきありがとうございました!


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