コレステロール善か悪か?
結論から言うと、
コレステロールは悪者ではありません!
コレステロールと聞くと、悪者のようなイメージがあると思います。
「コレステロール値が高かった」
「コレステロールゼロの油を使おう」
このような声をよく聞くと思いますが、コレステロールについて理解することで悪者ではないということがわかると思います!
今回はコレステロールの働きについて理解し、
自分の身体のコレステロールをコントロール
できるようにしていきましょう!
そもそも、コレステロールとは?
コレステロールは三大栄養素(糖質・蛋白質・脂質)から体内で合成される脂質の一種です!
【働き】
細胞膜の構成要素
副腎皮質ホルモン(抗炎症作用)の原料
性ホルモンの原料
胆汁酸の原料
ビタミンDの原料
コレステロールは身体の機能を維持するために、
必要な成分のもとになっています!
コレステロール値はなぜ高くなるか?
慢性炎症
性ホルモン分泌不全
この二つが主に考えられます!
◯慢性炎症
コレステロールは副腎皮質ホルモン(抗炎症作用)の原料となります。
そのため、身体に炎症が生じてしまうとコレステロールを多く生産することになります。
また、血管の細胞膜の構成要素にもなるので、血管の細胞膜で損傷があると、修復のためコルチゾールを多く生産することになります。
この状態が続いてしまうと、
動脈硬化が生じてしまいます。
◯性ホルモン分泌不全
性ホルモンには体内のコレステロールを回収する
働きがあります!
そのため、慢性的な炎症や閉経、更年期により性ホルモンの分泌が少なくなると、コレステロール値が上がってしまいます。
コレステロール値を下げるには?
コレステロール値を下げるには、
まず、慢性炎症を抑える必要があります!
炎症が起こる要因として、
過剰な脂質
過剰な糖質
過剰な低糖質
過度なストレス
などが挙げられます。
つまり、これらを避けることが重要です。
次に水溶性食物繊維の摂取量を増やしましょう!
コレステロールは胆汁酸の原料となります。
胆汁酸は脂質を分解して小腸で吸収しやすくする働きがあります。
胆汁酸には一度分泌されてもまた再吸収される性質があります。
これを抑えてくれるのが、水溶性食物繊維です。
再吸収を防ぎ不必要な胆汁酸を減らして体内のコレステロールを排出していきましょう!
まとめ
コレステロールは身体の中で作られる脂質。
コレステロールは身体の機能を維持するために必要な成分の原料になる。
身体の慢性炎症や性ホルモン分泌不全があるとコレステロール値が上がりやすい。
コレステロール値を下げるには、慢性炎症を下げる。そのために、高脂質・高糖質・低糖質を避けること。
水溶性食物繊維を摂取し、胆汁酸の再吸収を少なくして、コレステロール値を下げる。
コレステロール自体が悪いのではなく、コレステロール値が上がってしまう身体の環境(身体の慢性炎症状態)が悪い。
コレステロール値が上がるのは結果であり、原因である、食生活を変えることが改善の第1歩になる。
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