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#20サスティナブル調査隊

今日は、ファッションの世界から考える「ジェンダー」を追っていきます。

みなさんは、この話題に関してSDGsに掲げられたターゲットからするとズレた考察の様にも思われるかもしれませんが、昨日取り上げたCM業界が映し出すジェンダー問題と同様に「自分ごと」として捉えやすい身近な事象から学び取って行けるのではと考え取り上げています。

ファッションとジェンダー問題

暮らしの中で密接に関わるファッション、外出する際の外出着や仕事着、また部屋着など、1日の中で衣服を着用しない事はほぼありません。

そして衣服は、古来から性別における男女で、それぞれのスタイルが決められその定義のもとで当たり前の様に着用してきました。

ブライダルでいえば白無垢、紋付き羽織袴、それにドレスやタキシードなどが正にそれですね。

文化として重んじることや継承していく事は重要だと思います。
しかし現代のファッションを考えたときに「男らしさ・女らしさ」だとか「女だから」という観点で「こうあるべき」と決めつけるのは、今の行動様式からは外れた認識であると気づく必要があります。

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この男らしさや女らしさは、幼少の頃に形成されると言われています。
スカートは女の子が着用する物、お化粧は男の子はしないという事を視覚的に、または周りから伝えられて、思考の中に定着させていくという事です。

だから親が、「その服女の子みたいだから、こっちにしなさい」というふうに子供らが自ら選択する価値観を否定し、「こうあるべき」を押し付けることが、我が子の多様性を狭めていくということに繋がり、「こうあるべき」という思考を継承していくことになるのだと思います。

しかし中には多様性を尊重し、性別に縛られない価値観を持って行動を起こすというムーブメントも現れています。

過剰在庫の廃棄問題

ここ最近、多くのメディアでも取り上げられる「衣服の過剰在庫」の廃棄問題を絡めて見て見ましょう。

流行や季節性の問題から売れ残ることで、その在庫を廃棄するというもの。
その背景には、ブランド価値を下げることのない様に安売りすることを避け廃棄へ追い込まれるという問題です。

そこで、ファッションの世界でのジェンダーレス ジェンダーニュートラルという視点が当たり前になる事で、資源の課題へも貢献できるのでは無いかと考えています。

ジェンダーレスとなる事で、人々の多様性を尊重できる事と、デザインの男女作り分けによる事で起こる不良在庫予備軍の削減が期待できる点も大きいのではないでしょうか。

今回はファッションの中でも「衣服」を中心に見てきましたが、髪型や化粧など、ファッションの選択肢が広がることで、今後、着用する衣服で男らしさ・女らしさを表現するという思考は薄れていくと共に、人が社会へ参加する中で男女を定義する思考も薄れていくことに繋がればと思います。

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満足度向上研究所
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