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#10サスティナブル調査隊

今週は「すべての人に健康と福祉を」に関する取り組みをウォッチしていきます。

最初に「健康」と聞いて皆さんはどの様な事を思い浮かべられるでしょうか。

この質問に対し「病気をしていない」とか「怪我をしていない」という状態というイメージを多くの方は想像されるかと思います。

しかし、ここで言われる「全ての人に健康・・・」とは、もっと広義の意味があります。

健康の定義についてWHO憲章では、次のように定義されています。

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)

これを聞いて「すべての人に健康と福祉を」とはどう取り組めばいいのか考えてみましょう。

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すべての人に健康と福祉につなげる13の項目

目標3の中には、解決が現実的であり、且つ優先すべきターゲットを13項目設定し、その改善に向けて検討・実行していくこととなっています。

今回のサスティナブル調査隊では、13項目の中からピックアップし「非感染性疾患」「交通事故」というキーワードをチェックしていきます。

非感染性疾患(NCDs: Non-communicable diseases)

まず、非感染性疾患ですが、世界保健機関(WHO)の定義では、不健康な食事や運動不足、喫煙、過度の飲酒、大気汚染などにより引き起こされる、がん・糖尿病・循環器疾患・呼吸器疾患・メンタルヘルスをはじめとする慢性疾患をまとめた総称のことを指しています。

ここ最近のニュースでは新型肺炎の話題も大きいですが、それらいわゆる感染症は医療等の進歩により予防や治療する事ができるようになり、近年主要な人の死因は、感染症から慢性疾患である非感染性疾患へと移り変わってきました。
その中でも糖尿病、がん、慢性肺疾患(肺気腫)、心血管系疾患(心筋梗塞)が最大の死因原因となっています。

WHOの統計によると、2018年のFact sheetでは、世界で4,100万人がNCDsに起因し死亡し、その数は全死因の約71%にものぼるとの報告があります。

とりわけ、NCDsでは30〜69歳での死亡が問題とされており、この年齢層のうち世界全体では毎年1,500万人がNCDsで亡くなり、そのうち85%は低中所得国に住む人たちと推計されています。

こういった日本人にも身近である「非感染性疾患」ですが、日本国内では一体どんな対策や取り組みが実際行われているのかを明日から見ていきます。

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