見出し画像

D&AD賞2022 日本からは5つがイエローペンシルを獲得

引き続き、D&AD賞 2022の受賞作から。先日の最高賞ブラックペンシルに続き、今回は、日本からゴールド相当に当たるイエローペンシルを獲得したものをご紹介。

Graphic Design部門から、UNLABELEDの"Camouflage Against the Machines"。行き過ぎたAI監視社会への投げかけとして、監視カメラに搭載されたAIに誤認識を生じさせるカモフラージュ柄のテキスタイルを開発、アパレルブランドのNEXUSⅦ.とともに商品化したもの。

Press&Outdoor部門から、長崎新聞社の"13865 black dots and 2 red dots"。新聞全面見開きに描かれた13865の黒い点は世界にある核兵器数、2つの赤い点は原爆を投下された広島と長崎を表していてる。数字を出す以上に、直感的にその危険性を感じてもらう意図をもったもの。コピーは、"核兵器が存在している以上、それが使われるリスクも存在しています"

Package Design部門から、和歌山の農産物販売・かどやの"I(Eye) am a MIKAN"。みかんに目利きが選んだ検印である目シールを貼ったり、傷んだミカンに絆創膏を貼ったもの。規格外のミカンも愛情が湧くものにすれば、フードロスにも貢献できる。

Animation部門から、ヘアサロン器機メーカー・タカラベルモントの "Hair Album"。ウィッグに使われる髪の毛を使用して作られたコマ撮りアニメ。アニメーション制作は、TECARATの八代健志。制作過程もこちらで少し見られて興味深い。

Production Design部門から、ポカリスエットのCM "Find Your Way(日本語タイトルは、「でも君が見えた」)"。少女の心象世界を現実に表現するため、85メートルのセットを組んで撮影したことをメイキングで紹介している。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?