病気になった中で出逢ったこと
2023年1月のお正月を過ぎた頃。
生活でいくつかストレスを過敏に感じるようになりとある病気と診断された。
①毎朝、毎晩の通勤電車や日中の比較的空いている時間帯でも人との距離感が異常に気になる。
空いてるスペースがあるのにも関わらずわざわざ隣や真後ろに立つ人。それだけで過呼吸になることもあったりして一度途中駅で降りたり、職場に遅れて出勤することも。
上京して早14年目。新卒で入社してから10年目。
今までも毎日体感していてもそこまで気になることは無かった。
②職場での上司と部下とぶつかることが増えたのと
接客や電話応対ができなくなった。
1月に責任者が他店舗に移動になり
後任の責任者と馬が合わなかった。
効率を重視したい自分と自分が慣れないから合わせてくれと言う責任者。
納得がいかず何回言い合いになったか分からない。
部下はここには書けないような理由もあり、
元々合わなかった。
仕事のやりとりの中でイラっとすることはあっても
どこの職場に行ってもあり得ることだろうと自分に言い聞かせながら
なんとか我慢をしてやってきたつもりだった。
ある日とあるお客様の対応方法に関してひと悶着あった際に突然大号泣をして大声で喚いてしまった。
これまで耐えてきてコップの中の水が遂に溢れてしまったような感覚だった。
その日を境にいつかかって来るか分からない電話、突然の来店客や同業者に恐怖に感じるようになった。
③普段は絶対にしない忘れ物をしたり
話すことをメモしていても言葉に詰まったりする。
定期券を自宅に置いたまま出勤したり、
お店で会計をした後にお釣りやカードを受け取ることを忘れて慌てて戻ったりすることが何回かあった。
④死にたい(消えたい)願望、虚無感がふとした瞬間に湧き上がってくる。
外にいる時はあまり感じなかったが
自宅で一人で過ごしている時に生きていても良いことが無い。
いっそのこと死んでしまった方が楽なのでは?と
考えが突然思い浮かんできてしまい方法を調べてしまう。
その他にも、街中ですれ違う人が全員敵に見えて来たり自分に攻撃をしてくるのではないかといった妄想にかられて少し出かけるだけでもストレスになり疲労感しか残らないようになってしまった。
幸いにも仲の良い先輩が一人いてお客様対応の一件を目撃していたので現状の自分の事を話し、
相談をしたところ「病院に行ってみたら?」と
アドバイスを貰った。
病院の数が多く、どの病院が良いかも分からず色々調べていると先輩が通院しやすそうな雰囲気の病院のURLを送ってくれた。
帰宅してからも入浴して就寝して起床したらまた職場。帰宅したと思ったらすぐ職場にいる感覚になってきてストレスしかない状態。それまではお笑いやジャニーズが好きで推し活をしたりしていたが、何も興味がわかなくなり楽しみが何一つ無くなっていた。
そして何回か通院して告げられたのは…
うつ病。
現代病になりつつあり今では珍しくない病気だと思ったが、まさか自分がなるとは思っていなかった。
ただ振り返ってみると
今までとは違う自分になってきていることや物事の感じ方、人との接し方などが明らかに違ってきたのは事実だったので
自分がなるとは思っていなかった半面、病名が判明して安心した気持ちもあった。
フルタイムで職場にいることが苦痛になり早退や欠勤が多くなった頃。
自宅で過ごすことが多くなっていて
Netflixでドラマや映画を観ていた時にふと目に入った作品があった。
美しい彼
だった。
主演のお二人のことと原作があることは全く知らなかったので
最初は「誰だ?どんなジャンルの作品なんだう?」と思ったのが正直な感想。
何も知らないまま1話を観た。
吸い込まれるように見入ってしまいここまで
次の展開が気になる作品に出会ったのは衝撃的だった。
Netflixではシーズン1のみの配信だったので
どうしてもシーズン2が気になりわざわざHuluに登録をし映画も公開されると知り映画も観た。
最後は感動して思わず涙がこぼれた。
大げさに捉えられるかもしれないが、
私にとっては間違いなく人生を変えて救ってくれた作品。
この作品に出会えていなかったら今頃こうして
生きてnoteを書くことすら出来ていなかったかもしれない。
うつの症状が出始めてから無気力というか
何にも興味・関心がわかなかったのがこの作品を観たことがきっかけで感情を取り戻したような気がした。
音楽も全く聴く気力が無かったが、
主演の八木勇征くんがFANTASTICS from EXILE TRIBEのメンバーだということも知り曲を聴くようになった。
素敵な曲ばかりで爽やかながらもアツく、
かっこいいパフォーマンスグループであっという間にFANTARO(ファンタを応援しているファンの通称)になった。
因みに翌月には無意識のうちにFCに入会していた。。笑
素早い展開ですよね😂
出来る範囲での推し活を楽しみながら
焦らず自分のペースでじっくりと治療をしていこうかなと思っている。
来月初めてライブに行くことができるので楽しみで楽しみで!
生きる糧にしたいと思っています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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