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INFJの日常③恋をしてきた

こんにちは。

僕は23歳、大阪芸術大学の油画コース4年生です。
MBTIはINFJ。

今回は、INFJである僕の恋愛遍歴の話をしようと思います。

僕が今まで本気で恋したのは男性2人です。
今まで付き合ったのは3人です。他にも異性として好きになった人はいるけれど確信的に、そして情熱的に恋をしたのは2人だけと言えるでしょう。

1人目は、小学4年生の頃。
実は田舎の学校は時々、人数の少ない学校同士で合併して一つの学校になるんですね。

僕はその学校に小学3年生から通っていましたが、次の4年生になると3つの学校が合併したんです。何名かの新しいクラスメイトが入ってきました。

そこで出会ったのが彼でした。

彼は典型的な野球少年。
対して僕は勉強はそこそこ、運動は苦手、転校してきたせいか友達もいない、からかわれても言い返せないような、クラスでは無口で大人しい子どもでした。

彼の印象は、無口だけど外交的、不器用だけど優しくて包容力があって平和主義、僕に少し似ていたんです。でも僕と違って運動神経が抜群で、僕にない物ばかり持っていて、憧れてとてもかっこよかったんです。

典型的な野球少年達の仲間といつもつるんでいましたが、仲間内では喋らないし意見も言わないミステリアスな感じで、だけど湯滑剤のような役割をして、そこに居るだけで周りを穏やかにしてくれる、みんなも彼を尊重するんです。

彼はそんな子でした。

僕がその子に恋をしたと気付いたのは、なぜかその子を見つけると目でどうしても追ってしまうことに気付いたからです。

そして、朝の出席確認でその子が返事をすると、なぜか関係ない僕が、彼の声を聞くだけで顔が真っ赤になってドキドキしてしまう。

その子と同じ名前を、漫画や本やテレビでみたり読み上げられると、それだけで胸が高鳴って、顔が赤くなってしまったんです。

明らかに恋でした。

ですが、僕はとてもコミュニケーションが下手な子どもでした。

「仲良くなりたい。」
「でも話しかけるのは怖い。」
「野球してる子ってなんかエリートっぽくて身分が違うやん!(特記:そんなことはない)」

こうして話しかけられないまま、ただただ目で追うだけの日常を過ごしていました。

僕はクラスでカーストが1番下でした。
一部の男子から虐められてたんですね。
なのでみんなは僕に冷たくするんですね。

でも彼は優しかったんです。
誰にでも平等に話しかける子だったんです。
そこがとても好きでした。

彼が僕に話しかけてくれると、顔が真っ赤になって、心臓がバクバク早くなって、どう返事をすればいいのかわからず、思わず冷たい態度をとってしまった事ばかりでした。(これはツンデレってやつ)

再三いいますが、僕はとてもコミュニケーションが下手な子でした。

そしてどうやっても彼に構いたくて、彼の筆箱を彼がトイレに行ってから帰ってくるまで勝手に触って話しかけられるのを待って、勝手に触るな!と彼を怒らせてしまったり、彼が友達とけん玉で遊んでいるのを邪魔して「平等でしょ!貸して!(=一緒に遊びましょう!)」と言って取り上げたり、どれもこれも失敗してきました。

だから彼は僕から告白されるまで、好かれてるなんて微塵も感じなかったでしょう。

そして、なんの接点もなく、片手で数えるほどしかまともに喋ったこともないまま、小学6年生に僕は告白することを決意しました。(なんて無謀!)

手紙を書きました。

『うちは〇〇のことがずっと好きでした。』

付き合って、とすら何も書いていなかったと思います。ただ単純なる好きであるという告白をしたのです。

彼からの返事は、机の中に入っていました。
今でも思い出します。ワンピースのチョッパーのメモ帳を、一度半分に折って、その後少しずらして僕がめくりやすいようにして入れてくれていました。(彼の優しいところです。)

内容は
『あゆのことを異性として好きとかそういうことは思ったことはない。ごめん。〇〇』

そんな風だったと思います。
僕はかなりショックを受けました。
そこから2週間くらい頭の中がグルグルして、それでも彼が好きで好きでしょうがなくて、勝手に目で追ってしまうんです。

でもそうすると、既に好きバレしてしまっていますから、彼は僕の目線に気付いて逃げたり、嫌な顔をするようになってしまいました。

これから話すこともなくなり、ただ避けられていました。それでも心から彼を思っていました。諦めようにも諦めきれなくて、話しかけることもなく、中学3年生まで気持ちは少しずつ冷却されていきましたが、ずっと好きでした。

コミュニケーションの下手な僕の初恋はこうして散り散りになってしまったのです。

今なら、もっとこんな言い方するのに!
なんで好きなのに意地悪するの僕のバカ!

と思いますが、子どもだったんですね。
そして虐められてたのもあると思います。

彼に近づくといじめっ子がいると思いっきり溝うちを殴られたりしてましたからね。あのいじめっ子にはそれなりの罰がくだってほしいです。

1人目の初恋はおしまい。



2人目は、高校1年生になった時でした。

僕は自称進学校に進学します。
そこで出会ったのが2人目の彼でした。

彼は1人目の初恋の人とはまるでタイプが違いました。クラスで目立ちまくるし、誰にでも話しかけにいって、コミュニケーションが上手で、よく喋るんです。彼はクラスのカーストからは、外れていました。異質そのものだったように思います。

僕は友達ができたら良いな〜と思っていたので、4月に入学して、4月5月6月の誕生日のクラスメイトにはプレゼントを渡して仲良くなる作戦にでました。(成長!)

彼も誕生日だったので、好きな漫画が同じだったので、その切り絵をプレゼントしました。
彼はそれをとても気に入ってくれたようでした。

それから、彼の色々な部分を知りました。

まずカンニングをしていた癖に、机に書いたまま消し忘れていたのを発見したこと。

昼休みに立って食べているところを「行儀が悪い!」と教師に注意されて「じゃあ立食パーティーは行儀が悪いっていうんですか?」と屁理屈を捏ねだしてクラス中を笑わせたところ。

そうです。クラスの中心になって、みんなの笑いをかっさらっていくんです。どこの学校にもいましたよね、お調子者。

でも彼は一味違います。

彼は、優しく会話していたと思ったら、急に馬鹿するんです。その塩梅が上手いんですね。一瞬不快になるけど、受け入れられる。だから馬鹿にすることで、より心の距離を近づけるコミュニケーションの能力を彼は持っていました。

そして頭がキレるんです。僕より断然頭のきれが良いんです。僕が立ち振る舞えない振る舞いを怖がらずにできる。持ち前の桁外れた行動力と頭脳で、自分の目標への道を切り拓いていくパワーが彼にはあったんです。

そして、なんだか暗い部分も持っているように見えました。

僕は最初、友達になりたいと思いました。
でも初恋の頃からそうです。僕はコミュ障で、上手く話しかけられません。

でも彼の方から話しかけてくれるんです。
必ず1日に一回は話しかけてくれました。

彼は学年で成績もほぼ全教科トップ。
僕もほぼ全教科トップでした。

そこで点数を競ったりしました。

僕が読んでる本を、覗いてきて話したりしました。

僕は友達になりたいと思ったはいいものの、ほぼ何もしてません。


中学でいじめられて1人で行動することに慣れてしまったので、誰とも喋らず帰る、成績優秀で副級長の生徒。それが周りから見た僕だったでしょう。

でも誰とも喋らなくても、彼だけは必ず一日一回喋りかけてくれるんです。まるで計算しているかのように。とても嬉しかった。僕は毎日、彼が喋りかけてくれるのを、今か今かと待っていました。

決して自分からは喋りかけられない。
そもそも彼の周りには人が常にいるので喋りかけられない。

それでも、僕は彼からの好意を感じていました。
途中まで電車で一緒に帰ることもありました。
その時、電車内でふざけておんぶしたり、抱っこしたりして遊んでいたのを覚えています。
(その後、学校に通報されて問題となる😂)

僕が「〇〇くんは帰った?」とクラスメイトに聞いて「帰った。」というので、1人で帰路についていたら、後ろから全速力で彼が走ってきたんです。

「どうしたの??」「帰ったんじゃなかったの?」

と聞くと「いや、俺のこと探していたって聞いたから…。」と言って、そのまま一緒に帰ったことも覚えています。

僕の為に一生懸命走ってきてくれた彼が愛らしくてとても嬉しかったのを覚えています。

彼が1人の隙を狙って(大体休み時間の寝ている時)

「髪質が変だね。」と髪を撫でながら喋りかけたのも覚えています。
それをたまたまみた教師が「不純異性交遊!あなた達電車でも注意されたでしょ!」と怒られた記憶もあります。(厳しい学校だね😅)

とにかく、彼もなんとなく僕に好意があって、僕も彼といるとドキドキして顔が真っ赤になるので、

「あぁ、また恋をしたんだ。自分の上位互換に。」

と思っていました。自分より能力が上だったり、自分にないものを持ってる人に惹かれるんですね。
それは自分でも理解していました。

彼はとても行動的で頭が良くて刺激的でしたから。
その後僕の人生の重要人物です。

その後、彼から告白されました。

「付き合ってください。」

めちゃくちゃ嬉しかった。

喉まで「わかった。」が出てる。

なのに、


なんと僕は断ってしまいました。

???

彼も???です。

彼にもそれなりの自信があって告白してきたのですから、でも僕はふったんです。

なぜふったのか、今の僕に言えるのは

「恥ずかしすぎたから。」

こうとしか言えません…。

情けない…。アホだ…。

その後、僕は諸事情で高校を転校してしまいました。

転校した後も、彼は月に一回メッセージをくれていたんですが、僕はそっけなくしていました。

好き避けってやつなんです…。

本当は毎日メッセージしたかったのを、ずっと我慢し続けていました。

彼のことが大好きで、告白されたのに断ってしまったことを後悔していましたが、同時に自分は幸せになってはいけない気がしていました。

修羅の道を進まなければならないと思い込んでいました。

それは「苦労は買ってでもしろ。」というような言葉を信じていたから、彼という愛している存在に甘えたくなかったんですね。

僕はまだ未熟だったんです。

僕はその後、一度彼と遊ぶ約束をして彼と遊んでから、1ヶ月後くらいに

「もう連絡しないでくれ」といい。

彼は「わかった。」と言ってそのまま僕は彼をブロック→消去し、2年間音信不通になります。

僕はその間、彼に相応しい人間になるよう努力していました。彼のような行動力があって知的な人間になれるように血眼で努力してきました。

いつも頭の中には彼の存在がいたんです。

僕を受け入れてくれる人として、愛してくれる人として、そしてライバルとして、いつも彼がいました。

そして僕は今の大阪芸術大学に進学します。

大学1年の後期、僕の方から彼に電話します。

(電話番号残してて、っていうか交換しててよかったな!)

そこでようやく彼と遠距離恋愛ですが、付き合うことになりました。

彼は僕と付き合う間、2人の女性と付き合っていたようでした。

僕はひたすら彼を追い続けていましたが、僕も1人付き合った人がいました。

でも本当に好きだったのは彼だけでした。

ようやく付き合えたのでよかったですね。
しかし災難は続きます。

この続きはまた今度にしましょう。

さて、2人の僕の人生の重要人物を紹介しましたが、

みなさん僕の天邪鬼で、それなのに侍というか武士みたいで、コミュニケーション下手な性格が、なんとなく皆さんに伝わったんじゃないでしょうか…。

そうです。コミュ障なんです…😓

だけど、今の僕からみると、小学校、高校の僕はまだまだ未熟だなと思うので、きっと今は成長してるでしょう。

これからもコミュニケーション能力は随時上げていきたい課題ですね。


それではみなさん、こんな長い文章を最後まで読んでくれてありがとう。

皆様に幸せが訪れますように。


あーちゃん

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