外資に転職した話

転職活動

昨年10月に転職した。転職先は某大手外資企業である。きっかけはビズリーチからのスカウトを受けてあれよあれという間に転職することになった。JobはITコンサルタント。特にコンサルタントになりたいと思ったわけではなく現会社では多様な職種がある中でやれる範囲が広いコンサルタントを選んだ形となる。年齢層は40代-50代が多く平均年齢は40後半とのこと。私と同じく元SEが多いのが特徴。いわゆるコンサルファームではなく事業会社となる。

コンサルタントのお仕事

転職前は貪るように仕事内容を調べて、「ハードワーク」「きつい」というワードが検索としてひっかかるので恐る恐る入社した。実際のところどうなのかというと、ハードワークすぎて一時期精神が病んでしまうレベル。土日も休みなく働き、朝から夜中まで仕事しても1日1スライドも仕上げられなく、レビュアーに詰められる日々が続いた。入社して半年、体重が5Kg以上落ちた。
個人的には詰める文化がきつい。パワハラとも思える詰め方と人間に対してではなく雑魚を扱うような言葉遣い。感情的かつ論理的な詰め。毎日心が削られた。あまり眠れなくて食事もほぼとらず何も楽しくない時期が半年ほど続き39度の熱があろうとも案件を進めないといけないストレスで何か大事なものを失った半年であった。
コンサルの仕事はアウトプットはパワーポイントがメインであると考える。いかにストーリーがしっかりしていて、内容が分かり易く誰にでも伝わる文章か。半年経験してコンサルの仕事とはその資料作りがメインと考える。もちろんトーク力、ファシリテーションスキル、PM力、営業力も必要ではあるが個人的に一番時間かけているタスクは資料作りである。

今後のキャリアを考える

ITコンサルとして半年経験してみて、正直ネガティブな思い出しかない。自信が無くなる事も多く人間不信にもなった。クライアントに対して価値を提供した感触はあるものの、プリセールスのようなスコープに対して毎月数千万という価値を提供しているのか?と問われると出来ていないと思う。価格と価値が見合っていないと思う。それでもコンサルしてほしいという企業が多い事にも驚くのと同時に、コンサルビジネスはまだまだ続くのだと感じる。
給与が前職よりも良くなったことは良い点である。コンサルタントは単価が高いので給与も高い。モチベーションは給与を上げる事。それに尽きる。外資ITの傭兵になったわけだ。 給与を上げ続けるにはコンサルタントが手っ取り早いのも事実であり、最終的にフリーランスになったとしても単価は非常に高く需要もあるのがコンサルタントである。サラリーマンで頑張っていこうと思うものの、会社に貢献したい気持ちもないため給与が上がるために何をすれば良いのかだけを考えている。 1年、2年経ち給与が上がらないようなら転職、もしくはフリーランスという選択肢を取ろうと思っている。あと1-2年ほどで体力も気力もハードワークに耐えられなくなるだろうから、そこがリミットである。
楽で給与の高い仕事は残念ながらなく、Twitterの世界でしか存在しない仮想世界。現実は厳しいのである。

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