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事業計画を組み上げたら完全オンボーディングした話

Turing Advent Calendar 11日目を担当する、経企&財務経理の大杉です。入社2ヶ月弱ではありますが、今回は入社から(正確には入社前から)メインタスクとしてやっている事業計画策定について話したいと思います。
以下の項目で書いていくので、スタートアップやTuringに興味がある人は是非読んでいってください!

1. なぜ事業計画をつくるのか
2. 事業計画をつくる難しさ
3. なぜ事業計画つくったら完全オンボしたのか

1. なぜ事業計画を作るのか

創業してまだ3年と経っていないTuringが力を入れて事業計画を作る必要があるのかと思われた方もいるかもしれません。(私も入社前はそんなことを思ったりもしました笑)
しかし、作ってみるとすごく必要だとわかったし、作ってよかったと思ったので少しだけ詳しく話をさせてください。

必要だった理由①: 自分たちの考えを他者に伝える

Turingは2030年に完全自動運転の車を量産・販売することを目標に事業推進しています。この非常に大きな目標を達成するためには途方もないヒト・モノ・カネが必要であり、たくさんのステイクホルダーから賛同してもらう必要があります。(アラブの石油王なら不要かも笑)
そして、Turingの描きたいストーリーを言語化・数値化したものが事業計画だと捉え、COOの大介さんがナラティブ(言語化)、私が財務三表(数値化)と協力して事業計画を作りきりました。
計画を作ったおかげで、理解を示してくれるステイクホルダーが増え、作成した成果がすでに現れています。お金も信用も少ないスタートアップが持ちうる一つの武器は多くの人を魅了する事業計画だと確信しました。

必要だった理由②: 目標達成のための道を模索する

こちらは出来上がった事業計画そのものというよりも作る過程が重要だったという話です。
事業計画を作る前から、目標達成には何をする必要があるのかということ自体は議論が重ねられて、一つ一つのやるべきことはある程度明確になっていました。一方で、やっていくプロジェクトの相互関係の中でそもそも不可能な事象や手戻りとなる事象を見落としていないか、ということはかなり見立てが甘い状態でした。
事業計画を作る過程では、上記の観点も含めた議論を行うため、「あれ、この瞬間お金足りなくない?」「ここでこれがうまくいってないと他のプロジェクトが上手くいっててもダメじゃない?」という気づきが本当にいっぱいでてきました。
事業を進める上での勘所を把握できたとでも言うのでしょうか。今回の事業計画はそんな役目も果たしてくれました。

2. 事業計画をつくる難しさ

私は様々な規模/業種の会社で事業計画に携わってきたのですが、事業計画をつくるという時の難しさは会社それぞれで異なってきます。
そして、Turingの事業計画を作る難しさは「未知への挑戦」からくるものでした。

難しさ①: 新しい自動車メーカーを作る

自動車産業は日本の基幹産業であり、数多くの自動車メーカーが存在しています。一方で、今ある自動車メーカー、特に一般乗用車メーカーは老舗ばかりで、最も歴史が浅い三菱自動車でさえも50年以上前に立ち上がっています。

何が言いたいかと言うと、日本にはイチから作っていくノウハウが全く残っていないのです。前例のないことを事業計画に落とし込むことは非常に難しく、様々な周辺情報を参考に計画策定を行いました。(今も四苦八苦を続けています。)

難しさ②: 常に進化する事業方針

これもTuringが未知なる挑戦をしていることが影響していますが、事業方針がすごいスピードで変わっていきます。
誰もやったことのないことを最速でやり遂げていくために、社内では常にベストな方法を模索し、方針をUpdateし続けています。そのため、先週の前提で作成した事業計画が今週はすでに古くなっているなんていうのは日常茶飯事です。
このスピード感についていけるUpgradableな事業計画の組上設計にすることで、常に社内議論を行う上での重要資料としての役割を果たしていけるように配慮しています。(これも今も四苦八苦を続けています。)

3. なぜ事業計画つくったら完全オンボしたのか

何を持って完璧にオンボーディングしきるのか、というのは人それぞれ違うと思います。そして、私の中での完璧なオンボーディングは、しっかり事業理解した上で活躍するのはもちろんですが、「このチームで大きな目標をやり切る自信をもてた瞬間」がその時だと整理しています。

事業計画を作ると、これからの計画を知り、自分が活躍できる分野を見つけることは案外簡単にできるのですが、やり切る自信を持つという点では実は難しかったりします。いろんなプランを検討するが故、やり切れない姿も想定してしまうからです。(事業計画を策定している張本人が計画達成に自信がなかったりするのはよくある話。一番ダメ。)

しかし、Turingについては無問題でした。2030年に自動運転車を量産販売するという目標は決して簡単ではないけれど、事業計画を組む中で、これまでの2年間で成し遂げてきたことを理解し、爆速で事業推進するメンバーの姿を間近に見ていれば、自ずとやり切る自信が持てました。

終わりに

改めて、Turingは2030年に完全自動運転の量産・販売をやり切る会社です。私は経営企画、財務、経理という分野で最大限会社を支えていきます。

自動車エンジニア、AIエンジニアに注目されている当社ですが、事業成長にはビジネス/コーポレート人材もまだまだ足りていません。Turingで一緒に働き、大きな目標を達成しましょう!我こそはという人、是非応募もお待ちしています。



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