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四則演算で分析してみた その10 流行分析~映画の興行収入予測「スラムダンク編」其の1~

スラムダンクの映画「THE FIRST SLAM DUNK」が12月3日に公開された。皆さんご覧になっただろうか。賛否両論別れそうな気もするが、個人的にはもう一度見たいぐらいの面白さを感じたので、今回は流行モノ、それも「THE FIRST SLAM DUNK」の興行収入を四則演算で分析し予想てみたいと思う。

まずは予想のための下ごしらえだ。爆発的なヒットも予想されるが、何を素材に予想するかは結構重要だ。

色々頭を使った結果、同じ週刊少年ジャンプの人気漫画ワンピースの映画「ONE PIECE FILM RED」を予想の素材にすることとした。理由は次のとおり。
①コンテンツパワー(ファンの熱量)が同程度と推測されること
 (公式Twitterのフォロワー数が似ているのだ)
  ・ONE PIECE FILM RED 50.4万人
  ・THE FIRST SLAM DUNK 51.5万人
②どちらも国民的人気マンガであること
③どちらも同じ集英社の週刊少年ジャンプで連載していること
④どちらの映画のタイトルも全て英語

次に「ONE PIECE FILM RED」の流行状況を四則演算で見てみよう。

まずは興行収入と動員数の推移だ。単純に約1週間ごとの累積の数字を引き算し、1週間単位の推移を分析した。※1

結果は次の図1のとおり。

図1:興行収入金額と動員数の推移

公開から9日間が大きな山になり、後はだんだんと減っていくパターンだ。
「ONE PIECE FILM RED」はプロモーションを色々仕掛けていた作品であるため、話題先行型の流行波形であり、公開9日間のスタートダッシュが興行収入と動員数の決め手になったように思う。

続いて興行収集と動員数の伸び率を見てみよう。単純に前週と今週の動員数を割り算で計算するだけだ。

結果は次の図2のとおり。

図2:興行収入金額と動員数の伸び率の推移

減少幅は対前週比でおおよそ6割程度に抑えられており、時々前週を100%以上上回る週もある。これは想像になるが、「ONE PIECE FILM RED」は来場者プレゼントを何回か仕掛けていたので、何か欲しくなる来場者プレゼントがあった時期ではなかろうか。※2

今週はここまで。予想のための下ごしらえは完了したので、次回「THE FIRST SLAM DUNK」の興行収入と動員数を予想したいと思う。

※1 ワンピースフィルムレッドの興行収入と動員数推移(グラフ付き) | ワンちく。 (onepiece-unchiku.com) 数字はこちらのサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございます。

※2 ワンピースRED特典何弾まで?内容一覧や配布期間いつまでか最新情報まとめ! | さくさくログ (comedian-wife.com) によると、来場者プレゼントは期間を置いて8種類あるようです。

以上

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