かずちゃんのこと#5◇悲しみは乗り越えるもの?
「かずちゃんのこと」の記事が2連発ですが、お付き合いください。
2023年8月から、個人事業主として整理収納アドバイザーを始めました。
でも、これだけで生活費を稼ぐのは大変です。
最初から十分なほどのお客様がつくはずがありません。
これ一本で生活費をまかなえるようになるまでの期間は、
年単位で考えています。
ですから、整理収納アドバイザーとは別で、
パートの仕事をすることにしました。
8月には採用が決まっていましたが、
実際に勤務するのは10月から、という契約でした。
つまり、今日は初出勤日だったのです。
そして、どんな縁なのかわかりませんが、
私の新しい職場は大阪大学医学部・大阪大学附属病院の敷地内にあります。
阪大病院は、かずちゃんが通っていた病院です。
昼休み、散歩がてら病院周辺を歩きました。
ここは入院患者、または面会者専用の入口。
いつもここから入って、かずちゃんに会いに行っていました。
ホスピタルパークとかあったんだ。知らなかった。
かずちゃんが入院していた時期は、真夏と、寒い時期でした。
だから、ゆっくり散歩ができるような気候ではありませんでした。
でも、こんなにステキなパークがあるなら、
一度くらい一緒に歩いてみたらよかったな。
そんなことを思っていたら、涙がホロリ。
「いつだって泣いていい。いつだって、あの頃に戻っていいんですよ。」
リコさんが私に言ってくれた言葉です。
そうか、いつだって泣いていいんだな。
悲しいものは悲しい。寂しいものは寂しい。
生まれ変わった私で、かずちゃんに接してみたかった。
そうしたら、もっともっと笑顔で楽しく過ごせただろうに。
ネガティブな感情は、素直に感じていいのです。
素直に感じた後、感情の処理をしてあげればいいのです。
悲しみを乗り越えて、などという言葉を聞きますが、
悲しみは乗り越えるものではありません(完全に持論ですが)。
だって、いつだって思い出したら悲しいから。
私は、悲しみと共に生きていきたい。
悲しいという感情も大切にしながら生きていきたい。
今日は、病院内の食堂でお昼を食べました。
病院に入ってからの私は、ずっとキョロキョロしていました。
なぜかって?
かずちゃんの主治医の先生たちに出会えないかな、と思っていたからです。
本当にいい先生たちでした。
彼らが主治医で本当によかった。
そんな気持ちをお伝えしたくて。
可能なら、彼がどんなふうに旅立って行ったかも。
いつか、お会いできますように。
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