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「オーガナイザー」は本当に損なのか?

こんにちは、ブリスベンに来て3ヶ月半が経ちました。相変わらず英語というモンスターに振り回されている毎日ですが、楽しく過ごせています。

ところで、最近気付いたことがあります。それは、
「おれってかなりのオーガナイザーだったんだ」
ということです。具体的には「何か楽しいことを企画したがり」ということですね。(日本的に言うと「幹事」だけど、なんかダサい)

というのも、こっちに来てから学校に通っていると送別会や誕生日会、またどこかに遊びに行くなどがわりと頻繁にありまして。それをかなりの確率で計画したり仕切っていることにふと気が付いたんです。

もともと自分がしばしばそういうことをしている自覚はありましたが、海外という特殊な環境に来て文化の違いがあってもそれが変わらなかったというか、むしろ加速すらしていることもあって、「あ、これはもはや自分の特性であり天然の行動なんだな」と思うようになりました。(仕事してなくて暇なのもあるけど)

オーガナイザーは損か得か?

そこで思ったのが、タイトルの問いです。あまり意識してやっていたわけではなかったのですが、自分が好きで自然とやり続けられているということは、オーガナイザーをすることで何か自分にメリットがあるからなんじゃないか、それを言語化してみたら何か面白い発見があるんじゃないか、という考えに至りました。

まず最初に、わかりやすい「損」について考えてみたいと思います。パッと思いつくものでこんな感じでしょうか。

・とにかく準備に時間がかかる
・行き先を決めたり予約をするのがめんどくさい
・出欠確認がめんどくさい(ストレス)
・当日のアテンドもめんどくさい
・店選びなどを失敗してみんなから責められたくない
・誰を誘うか?が関係性とか含めて難しい

まぁあれですね、一言で「めんどくさい」ということですね。
一方で「得」はどうでしょうか?本当に得なことなんかあるんでしょうか?いろいろ考えてみたのですが、個人的には得なことが大きく分けて4つあるかなと思います。

①人から感謝される/頼れる印象を与えられる

オーガナイザーは、基本的に感謝されます。「面倒なことを率先してやってくれる貴重な存在」だからです。世の中には、「めんどくさいから幹事やりたくない」という人がめちゃくちゃ多く存在します。

仕事でも同じですが、「人がやりたがらないことをやる」というのはそれだけで希少価値があり、さらにうまく仕切ることができれば"デキる"印象も与えることができ、人からポジティブに評価されうるのです。個人的には「得だな」と感じます。

②誘った人から今後誘われやすくなる

①にも繋がるのですが、「以前に自分を誘ってくれた」という印象から、オーガナイザーは人からも誘われやすくなります。すると特に新しい職場や海外など、初めての環境で交友関係を広げやすくなり、いち早くその環境を「自分にとってアットホームなもの」に近づけることが可能になります。(この「環境の自分最適化」についてはもっと書きたいのでまた別の機会に)

③わりと自分都合でスケジュールを決められる

これけっこういいことだと思ってるんですが、オーガナイザーはスケジュールを自分中心に決められます。自分が都合悪い日はあらかじめ候補日として出さなかったり、もう最初から日程を決め打ちで出してしまうことも可能です。

僕は仕事でもなんでも自分でスケジュールをコントロールしたいタイプなので、自分が最終的なスケジュールの決定権を持っている状態はかなり安心感があります。別で大事な予定がある時など特に。

④オーガナイザー力の習得

オーガナイザーには、社会で必要なスキルの習得ができるというメリットもあります。下記のアンケート結果をご覧ください。

2018年 株式会社イオレ『幹事・忘年会に関するアンケート調査』より抜粋

いま誰がどんな気分か?を見る「観察力」とかコミュニケーションにおいてすごく大事ですし、当日の様々なシチュエーションを予測することで「想像力」も大いに磨けると思います。海外に住んでいる今なら、いろんなものを英語で検索したり予約したりする経験も積めますね。(実際僕はオーストラリアのレンタカーの仕組みや交通ルールにかなり詳しくなりました)

結論:オーガナイザーは、意外とコスパがいい

とはいえめんどくさいよ!と思うかもしれませんが、慣れれば意外と楽にやれちゃいます。基本的に最小限の労力でやろうと意識しているので、そんなにストレスはありません。メリットを考えたらむしろコスパがいいと感じます。(まぁ実際はそんなメリットのことなんか考えず天然で自動的に仕切っちゃってるだけなんですが!)

これまでオーガナイザーに対して消極的だった方も、今後思い切ってチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。

また次回!

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