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スタイリストの価値を発掘し磨く!"マノ式1on1ミーティング"とは

"マノ式1on1ミーティング"とは

【目的】  マノの商品である”スタイリスト”の価値を発掘し磨く。  
【ゴール】  「スタイリストの個人売上」を目標設定値まで上げる。 
 
【内容】  
①そのスタイリストの現状把握(何にこんがらがっているのかを聞き出す)  ②お客様にとっての(そのスタイリストの)価値を一緒に考える  
③ゴール(売上目標)を設定する  
④そのスタイリストの価値を自分で気づかせるようなミーティング(対話)を行う 
⑤そのスタイリストの「現状」と「ゴール」を結んだ線の上にある、「課題」を見つけ一緒に取り組んでいく  

【いつどうやってやる?】   

  • 日時を決めZOOMで行う。時間は1回1時間。長くやりすぎないのがコツ。

  • 最初は2週間に一度くらいのペースで行い、思考の整理をしていく。

  • 頭の中が整理できて、向かっていく方向性が決まれば、その後は数ヶ月に一度くらいのペースにしていく。  

【誰が担当しているか?】  
メインは杉田が担当しているが、必要な要素によってはコムロ(Lmano店長)やUshi(代表)に相談する。  
3人の役割分担は、下記のようになっており時系列で並べています。  

STEP1〈杉田〉
→そのスタイリストの「価値」を発掘して方向性を探る

STEP2〈コムロ〉
→その「価値」をいかにお客様が感じてもらえるかというお客様視点にたった「伝え方」を教える
  
STEP3〈Ushi〉 
→その「価値」を「売上」に変換する際に必要な”値決め”や”メニュー構築”などの 「仕組みづくり」を行う

STEP1~STEP3までを順を追って解説していきます。  


〈STEP1〉一番大切なのは「価値」を掘り起こし、見えるようにすること。  

美容室の経営資源で最も重要なものは「人」です。  
採用の際に良い人材を獲得できるかは確かに大切だとは思いますが、それ以上に大切なのは「人の価値」を掘り起こし、お客様から見た時にその価値を見えやすくすることだと考えています。  

世の中でよく言われている「資源」の一つに「石油 / 原油」がありますが、これらは掘り出し発掘するものです。  
まさに、美容室の経営資源である「人の価値」も同じイメージです。掘り出す事ができなければ、世に出てくる事がありません。

部下の「価値の片鱗」を見つけられるかどうかは、すべて上司にかかっていると言えます。そのためにも目を養うことが必要になります。  
逆に、部下のストロングポイントを見つけられる目(視点)があれば  
社内が宝でいっぱいに見えるはずです。(これ本当にそう見えます)  

〈大切な二つの視点〉  
■そのスタイリストのサロンワークを良く観察する  
→そのスタイリストのプレースタイル(サロンワークの特徴)を把握できる
そのスタイリストとお客様の会話から出てくる「お客様の言葉」に耳をそば立てておく
→そのスタイリストの客観的な「選ばれる理由」を知れる  


〈STEP2〉「価値」は伝わらなくては「価値」にならない。だから伝える。 

技術も上手いし、いい人なのにいまいちお客様に支持されないスタイリストは何が足りないんだろう?
つまり、社内受けは良いのに、お客様受けが悪くないけどもっと良くても良いはずなのに……というケース。このようなケースは美容業界だけでなく、あらゆる業種 / 職種にあるのではないでしょうか?  
この摩訶不思議をずっと考えていました。なんでなんだろう?  

経営者になり、たくさんのスタイリストを客観的に見ていくうちに一つのことに気付きました。そのたった一つのことは「お客様に価値を伝えているか否か」  だけだとわかりました。  

これが最近よく耳にする「モノは良いだけでは売れない」と言われている根拠なのだと体感しました。STEP2ではコムロ(Lmano店長)が「価値の伝え方」をレクチャーします。


〈STEP3〉「価値」を「売上」に変換するには「仕組み」が必要  

マノ式1on1ミーティングのゴールは  「スタイリストの個人売上を目標値まで上げる」 です。

最後にやるべき事は「価値」を「売上」に変換する仕組みづくりです。  

美容室の技術売上には天井があります。  なぜなら、美容技術は「手仕事」であり「1対1」だからです。  
そして、それによって時間がかかるからです。  工場のように大量生産はできません。  

このように美容業という業種の特徴を理解していれば、自ずとこのSTEP3には力が入ります。  

「価値」を掘り起こしてそれを伝えたら、お客様が選びたくなるようなメニューや、来続けられるような「値決め」・サロンにくる理由づくりなどの仕組みづくりをします。  

このSTEP3がなければゴールには届かないため、絶対に必要なステップになります。  このように、1on1といってもその中には色々な要素があり、一つ一つを地道に実行していくしかないのです。

当然、杉田だけでは1on1のゴールに到達させられないので、社内のあらゆる知恵を集結して一人ひとりのスタイリストという商品を磨き続けたいと思います。

結局は、成長する人も「人」成長させる人も「人」ですから、サロン内の人財という「経営資源」をどう活かすかが大切なのです。  


前回のコラムはこちらからどうぞ

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