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歌を聴くこととマインドフルネス

マインドフルネス。一度ぐらい聞いたことがあるという方も多いのではないかと思います。
すごく簡単に言うと、「目の前のことをそのまま感じる」状態です。瞑想として説明されたり、別物と言われたりします。
僕の認識としては別物だと思っていますが、共通点も多いのでしょう。

イメージしやすくするために対義語を挙げると、マインドレスネスという状態になります。
こちらは目の前に集中しておらず、あれやこれやと雑念がたくさん浮かんでいる状態。
この状態は人間にとって好ましくなく、疲れてしまうのでマインドフルネスの状態を目指しましょうね。と、そのような意味合いで使われる技法や言葉です。

で、本題はここからです。
僕自身、これまでマインドフルネスの本を読んで実践したり講習を受けたりしたのですが、なかなか難しい。
常日頃あれやこれやと考えすぎてしまい、雑念だらけです。夜は脳内の1人会議がうるさくて眠れやしません。
特に精神的に疲れているときはぐるぐる思考に陥りますよね…これはもう、脳の性質上ある程度仕方ないとも言えるわけですが。

とはいえ、マインドフルネスは何も無心になれ、と言っているわけではありません。
まず大事な一歩として、「ハッ」と我に返ることが大切なのだそうです。今、心がここにいなかったな、と。
そうして雑念に一旦ストップをかける。これを意識するところから始まるということで。確かにそう考えるようになってから、少しずつ我に返る頻度は上がっている気がします。マインドフルネスの第一歩を歩み始めているのかもしれません。

ですが特に意識し始めは難しいものでした…どうしてもマインドレスネスになる。そんなとき、僕が最初に助けられたのはプールで泳ぐという行為でした。
運動不足とストレス解消のために通い始めたのですが、プールで泳いでいる間は溺れないよう必死のため、雑念を考えているどころではなかったのです。

1メートルでも長く泳ぐため全身の動きに集中。まさにマインドフル。
ところがこの方法は、ある日を境に効果が無くなってしまいます。
マジメにプールに通い続けた結果…泳ぎが上手くなってしまったのです。もはや心ここにあらずでも何メートルでも泳げます。
そうやって泳いでいると…
「今度のnoteの記事は何を書こうかな」
「仕事辞めてからうまくやっていけるかな…」
と雑念が湧いてきます。マインドレスネス!
良いことなんだか悪いことなんだか。

と、水泳も使えなくなってしまった今、どんなに疲れていても比較的マインドフルネスになりやすいものを発見しました。
僕の場合、それが歌を聴いているときだったのです。
好きなアーティストやボカロの曲を聞くとき、僕はしっかり歌詞に集中して聴きたい人です。
歌詞をひたすらなぞっているとあら不思議、今考えても仕方がない雑念はどこか遠くへ消え去っています。

読書も割と有効だったんですが、ネガティブな気持ちでいっぱいのときはなかなか読書も辛い。でも音楽は聴ける。

特に最強は電車に乗ってイヤフォンで聴いているときです。これは本当に嫌なことを忘れられる。

散歩をしながらというのも好きなんですが、こちらは集中しすぎると車に轢かれるリスクがあります。
最近のノイズキャンセリングは優秀すぎまして。半分冗談、半分マジメな感じの話ですが、没頭しすぎは注意。
僕がこの世からグッバイするだけならまだしも、善良なドライバーさんを巻き込んだら申し訳なさすぎます。

ここまで読んだところで、音楽を聴いて無心になるのはマインドフルネスと言えるのか?
という疑問をもたれた方がおられるかもしれません。
正直、僕も確かなところは分かりません(笑)
ただ、マインドフルネスの定義が「今、ここで起こっていることに集中する」であるならばアリなのではないでしょうか。

これが音楽などアイテムを使わなくてもできるようになればそれはまた次のステップ、ということで。
もしこの解釈が誤っているぞー、というご指摘などありましたらコメント頂けると幸いです。
指摘して頂いた方が勉強になりますので!

おまけのトップ画解説。
MPTとは「あー」と一息で声を出し続けられる持続時間のことを差します。言語聴覚士用語でした!



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