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E=mc2(當間さんのインゲン畑)

一年ぶりに沖縄の當間さんの畑に行きました。

今年はたくさんのインゲンがなっていました。

當間さんの作る無農薬栽培のインゲンやオクラはもちろん生のまま食べられて、本当においしいです。

農業はまったくわからない自分でも、一年以上各地のすばらしい自然栽培の畑を見ているうちに「なんとなく見るポイント」がわかってきて、當間さんの畑が一年前よりあきらかにレベルが上がってると感じました。

すごいなあ。

一年はあっという間だけど、一年は短くはないです、その有限ではあるが重厚な365日の積み重ねで日々工夫をしてきたことが、体感として伝わってくるから、専門のことはわからなくても雰囲気から感じるのだと思います。

とにかく「気持ちがいい」空間です。

人もインゲンも生命だから、人が気持ちいいと感じるならインゲンだって気持ちがいいはずです。

この日は風が強くて寒かったのですが、當間さんの手書きの段ボール看板からは、自分の畑にみんなが来てくれて本当にうれしいという気持ちがあふれていて、當間さんの素朴でやさしい人柄がそのまま出ていました。

東京のスーパーで売られているインゲンは生で食べようなんて思ったことすらないけど、當間さんのインゲンは本能的に食べたくなる見た目をしています。

エネルギーと物質はどちらにも変換される、意識は物質となり、原因は結果となる。

つまりインゲン=當間さん。

というわけで作り手がどういう人なのかというのはとても大事です。

以前、生命研究会の人に「原因と結果は違うのですか?」と質問した方がいました。

質問された研究会の人は笑って「勉強してね」と答えていました。

原因が結果を作るということは、たとえば稲がお米になるのと同じです。

その方はお茶碗のごはんを食べながら、白米は稲ではないと思うのでしょうか?

原因と結果は同じです。

だから「最初で決まる」わけです。

プラスとマイナスは常にバランスします。

意識は現実。

作り手と受け手は対等。

夜も昼も、海も山も、男も女も、動物も植物も、両方同じ価値があります。

この世は複雑に見えてとてもシンプルであり、しかし甘くはないです。

わたしは農業はまったくわからないけど、畑で質問することはほとんどありません。

とにかく見て、考える。

質問とは「それをやったことがある人」にだけ許される行為なのではと思っています。

インゲンを作ったことのない自分がインゲン畑で何を聞いても、机上の空論、その場の時間どろぼうになるだけです。

誰かに何か聞かれるといつも、

「・・・お前、自分でやってみたのか?」

と逆に聞き返していた博士。

やってから言え、は真理なのだと思います。

答えは自分の中に。

本当に良いものを作る人は、みんなそれをやり続けています。

#日記 #エッセイ #生命研究会 #自然栽培 #無農薬 #インゲン #沖縄

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