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リハビリ中、貧血に。【骨折・入院】

入院29日目
足首骨折をした私。

これまでのリハビリの経過は、
足のマッサージ→ストレッチ→車椅子に乗る→車輪つき歩行器(片足ケンケン)→筋トレ→怪我した足に体重をかける(~20キロまで)→車輪なし歩行器(自分で歩行器を持ち上げて進む)という感じで進んでいます。

今日も、いつものように自分で車椅子を操りリハビリ室へ下り、マッサージと筋トレをした後、怪我した足に体重をかける練習をしました。

前回は割と簡単に20キロまでいけたのですが、今日は平行棒が混んでいて簡易的な手すりしか使えず、なかなか体重をのせることができません。それでもなんとか10キロ、15キロと伸ばしていき、一瞬だけは20キロのせることができました。前回と違ってなぜか汗をかいています。

おかしいな。これまでリハビリはすこぶる順調で、「おお、すごい」「さすが若いね!」とお褒めの言葉を浴びてきた私が、今日はなんだか出来が悪い。

そして、初めて車輪のない歩行器に移ったところ、出だしこそ好調だったものの、5メートルほど歩いたところで息切れし始めました。ほんの30メートルほどの移動なのに、最後の方は息苦しいし、なんだかフラフラ。

「シーネ自分でつけられますか?」
「ゼイゼイ…え…あ…はい…ゼイゼイ」
「じゃあ、このベッドでやりますか」
「ゼイ…あの、息苦しい…れす…ゼイゼイ」

私の異変に気付いたリハビリの先生は、すぐに私をベッドに寝かせて血圧を計ってくれました。どうやら顔色も悪かったみたいです。

20分ほど横になってだいぶ回復したので、シーネを包帯で巻いて病棟へ帰りました。

これまで貧血を起こしたことはほとんどないし、今日の体調もいつも通りだったので、ほんの短い距離を歩行器で移動しただけでクラクラした自分に愕然としました。

リハビリの先生いわく、ほぼ1ヶ月歩いていないと、体全体、心臓も歩くための動きを忘れる、そうです。
しばらくはこういう状態(リハビリ中に貧血を起こす)になるかもしれない、とのこと。

1ヶ月歩いていないと、びっくりするほど色々なところが衰えるのですね。
足の筋肉だけでなく、心臓も歩くための働きを忘れる、というのに驚きました。

だんだん元気になってきて、もはやリハビリが一番の楽しみになっていた私にとって、ショッキングな出来事でした。

めげずにまた明日から頑張ります。


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