見出し画像

技術は人を幸せにとか。グループセッション

音楽サブスクで知られるSpotify。諸々制限かかることが嫌で有料会員ですが、使うのは週1回あればいいほうというロイヤリティ低めなわたし。まぁ、ふと思い立ったときに古い曲がすぐに聞けるので、自分的にはそれなりに満足してたのです。

基本、保守的で、新しい技術やITとかシステムみたいな類の話しは誰かにパスできるならしたい。Spotifyにしてもなんならこのnoteでも、知り合いから教えられない限りは基本の機能以外は使わないし、使おうと思うまでもかなーり腰が重い。たぶん会社の社長とか向いてないです。なりたくもないけど。


が、今回は以前友人に誘われていたSpotifyのグループセッションのご案内が。友達からの誘いは嬉しいですし、ひとりじゃないし。こういうときは途端にフットワークが軽い人間でもあるので、よくわらかないままグループセッションの文字をクリックしました。


グループセッションとは、参加しているユーザー同士が同じ音楽を聞ける機能…と今回初めて知りました。ホストである友人が既につらつらと曲を入れていて、知らない曲ばかりですがこれはこれで楽しい。数曲聞き流し、誰かのプレイリストを聞く機能なのかなと思いきやどうやらわたしも曲をいれられるらしいと気が付きました。とりあえずと、平井堅の#302号室を再生リストに追加します。再生リストの最後ではなく、2曲目に再生されるとのこと。
はじめてのことなので、自分の選んだ曲がちゃんと流れるまでちょっとドキドキしましたが、無事にイントロが流れたのを耳で確認して夕食の洗い物を続けます。この曲は、ある人のイメージソングなんです。


と、#302号室が終わり、次に流れたのは同じ平井堅のオーソドックスでした。さっき再生リストを見たときは入ってなかったはず。つまり、友人がわたしが流した曲に反応して、同じ歌手の曲を入れたということ。


そこでようやく、セッションってこういうことかと理解しました。別に、友人とはメッセージのやりとりをしているわけでも、電話をしながらでもありません。でも、誰かが流している曲を受けて、連想した曲を追加する。なんだか、カラオケと似たような現象がわたしの部屋で起こりました。

人の行動に刺激されて、自分が反応することが苦痛じゃないし、むしろ楽しい。一瞬で生まれて消える、自分以外の人がいるからこその愉快なこの感じ、大好物です。まさか家で一人のときにその愉悦感を感じるとは。

こんなのとが、それぞれ離れた場所でできているのです。しかも、幸か不幸か、今日は仕事中も帰りもずーーっと悲しい日で、一人でうじうじしてしまいそうな夜だったんです。それが今は、少なくとも悲しくはない。


普段は薄っぺらく聞こえる、けれどよく聞く「技術で人を幸せに」という言葉が今はちょいと信じられるナと、灰谷健次郎風にうそぶきたい気分です。


今は、バンプのオンリーロンリーグローリーが終わってandymoriのクレイジークレイマーが流れています。はじめて聞くなぁ。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?