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うっかり日焼けの対処法は…!?症状別アフターケアの方法

新型コロナウイルスの影響もあり、海水浴やグランピングなど外でのレジャーに出かける機会も増えた昨今。ついつい遊びに夢中になって、気づくとひどい日焼け…なんてことありませんか。

日焼け後のアフターケアのタイムリミットは72時間と言われ、できるだけすぐ対処することが大切です。今回、日焼けの症状別に対処法をまとめてみました。

赤い日焼けのアフターケア

日焼けで肌が赤くなるのは、皮膚の表面が炎症を起こしている状態だから。つまり、皮膚がやけどをしている状態なんです。

そんな時にはまず肌のクールダウンが最優先!

保冷剤を布でくるんだものや濡らしたタオルで、赤い部分を冷やすことから始めましょう。

ほてりが治まってきたら化粧水などで肌の保湿をします。紫外線を浴びた肌は、普段より水分が蒸発しやすく乾燥しやすい状態です。

そんなときは、いつもよりたっぷり多めの化粧水で保湿しましょう。鎮静作用の入っているパックを冷蔵庫で冷やして使うのもよいです。

もし、化粧水やパックをつけて赤い部分がしみるようであれば、炎症を悪化させてしまう恐れがあるので、再度肌のクールダウンをしっかりおこなってください。

また、体の内側からケアすることも大切です。いつもより多めに水分補給をしたり、十分な睡眠で体を休めたりすることも日焼け後のアフターケアとなります。

日焼けをすると赤くなるタイプの人は、もともとメラニンを作る力が弱いタイプの人です。そのため、肌は黒くならないものの、シミ・しわ・たるみができやすくなりがち!普段から日焼けしないよう予防することも大切です。

痛い日焼けには、肌に刺激の少ないアフターケア!

日焼け後、ひりひりと肌に痛みを感じる場合の対処法も、基本は冷やして保湿することです。ただし保湿の際には、肌に刺激の少ない方法を選びましょう。

肌を冷やすためには、冷たいシャワーをかけたり、水風呂に入ったりするのも有効です。ただし、体自体が冷えてしまうのはよくないため、あまり長時間冷水につからないように注意してください。

それでもまだ痛い場合は、その部分を赤い日焼けの時と同様に冷やし、化粧水等で保湿します。化粧水は、肌に刺激の少ないアルコールフリーのものを使用するとよいです。

お風呂に入る場合はぬるめの温度(38~39℃)に設定して、上がった後も肌にやわらかい素材の服を着るようにしましょう。洗顔は、ごしごしこすらずに、やさしくぬるま湯で洗うようにします。

また、日焼け後に痛いまま寝たら、次の日の朝水ぶくれ(水疱)ができていた、という経験はありませんか。日焼けがひどい場合は、12~24時間後に水ぶくれができることがあります。

水疱は1~2週間ほどで自然に治ることが多いですが、痛みがひどい場合や水疱の範囲が広い場合は、皮膚科を受診するようにしてください。

皮むけ日焼けは、皮をめくらないで!

一度に大量の紫外線を浴びて一気に日焼けすると、肌のターンオーバーサイクルが乱れて、皮がむけることがあります。ついついむきたくなりますが、無理にはがすのはよくありません。

めくれかけている皮膚の下には、新しい皮膚細胞が形成されだしていますが、まだまだ未熟で刺激に敏感だからです。未熟な表皮が傷つくとシミができたり色むらができたりしてしまいます。

皮むけ日焼けの対処法も、基本は肌を冷やし、保湿することです。無理に皮膚をめくるのではなく、自然にはがれ落ちるのを待ちましょう。

そして新しい表皮と完全に入れ替わるまで、新たな日焼けをしないよう十分に注意しましょう。皮むけ直後の未熟な皮膚に強い日光があたると、再び炎症が起きたりシミができたりする恐れがあります。

日焼け止めを使用したり、長袖の衣服を着用したりするとよいですね。

また皮むけしたところにかゆみが出る場合があります。皮むけ箇所をかきむしらないように注意し、たまらなくかゆい場合は、皮膚科を受診してかゆみ止めを処方してもらいましょう。

日焼け後かゆいぶつぶつが出たら日光アレルギーの可能性あり

日焼け後、赤くてかゆいぶつぶつが出てきたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こうした場合、日光アレルギーの可能性があります。日光に当たることで、肌の中にアレルゲンができ、それにアレルギー反応を起こしている状態です。

一番多いのは「多形日光疹」。日に当たっている間は何もないのですが、夕方頃からぶつぶつした発疹がでてきます。この原因は、紫外線とされています。治し方は、皮膚科を受診して薬を処方してもらうのがよいでしょう。

そのほか、「日光じんましん」の可能性もあります。日光じんましんの場合、日に当たっている最中からかゆみや腫れがでてきます。治し方は、日光を避けること。多くの場合、1時間ほど日陰に入っていれば引いていきます。

このほかにも、日光アレルギーには様々なものがあり、医療機関で原因を特定することができます。それぞれの原因に対して治し方も異なりますので、ぶつぶつが出た場合は一度受診をしてみてください。

アレルギーがあると分かった場合は、症状が出ないよう日頃から予防することが大切です。日焼け止めを小まめに塗ったり、長袖の衣服や帽子、日傘を使用したりして多量の日光を浴びないようにしましょう。

日焼けしてしまったら、症状にあったアフターケアをしよう!

今回、日焼けの症状別に対処法をご紹介しました。しかし、日焼けはしないに越したことはありません。

まずはしっかり予防したうえで、日焼けしてしまったら今回ご紹介したように対処してみてください。日焼け後のアフターケアは、最初にも申し上げた通り、72時間以内が勝負です。

また、日焼け後は内面からのアフターケアもとても大事です。水分補給をいつもより多めにしたり、睡眠をしっかりとったりして、紫外線ダメージを受けた肌をいたわりましょう。

そして、症状がひどい場合は病院にかかる、ということも選択肢に入れておいてくださいね。

日焼け対策と、症状にあったアフターケアをしっかりして、外でのレジャーをこれからもぜひ楽しんでください!


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