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創作のこと

いろいろ考えてみる。自分は通過してなくて、通過してる人の名前を目で追っていくと、ずっと見てる名前があったりして、だからずーっと続けて書いていかなきゃいけないんだ、と強く思ったあと、ふーっと息が抜ける。また、この半年の張り詰めた生活を始めるのか、とため息が出る。けっこう大変だよな、いつも書いてる小説のことで頭いっぱいにして、特別な予定を極力避けて、私の全部を小説でいっぱいにして、頭だけじゃなく精神もすべて小説でいっぱいにして。口内炎だらけになって、顔のシワ増やして。私くらいの年齢の人は、第二の人生とかいってキツキツした生活から解き放たれて、皆思い思いのことで楽しくやってるのに。小説大好きだけど、あまり楽しくはない。あるのは緊張と集中、興奮、落胆かな。同じことをくり返していてはダメだ、と思うけど、純文学なら、くり返して極めていくのもひとつの方法だと思う。20代でもあればそれもいい。私にはあまり時間がない。極めたい、とは思う。だから続けるだろうと思う。でも、楽しく書けるなら、それも試したい。ちょいエンタメよりの短編の賞を見つけた。夏までに1つ、2つ書いて応募してみよう。その一方で、やっぱり極めるやつも書きたい。いつも締め切り迫ってから書き出すのがいけない。どれもこれもに出さなくていいから、極めるやつは時間かけて1つ大切に書きあげよう。あ、今私話をまとめようとしている。小説でも同じことする。終わりが見えると話をたたもうとしちゃうんだな。あれはいけない。だから、これもたたまない。宙に投げとく。まだ途中だから、人生も。


万条 由衣

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