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SNSで有名になることが目的ですか?あなたを陥れる「SNS数字」依存症の罠。

こんにちは。万城目瞬(@0q_xney)です。
Webメディア「DopeZine」編集長をやってます。

タイトル通りなのですが、SNSをやっている目的って各々持っていると思うんですよ。ここでは友達とのコミュニケーションツールとしてではなく、なにか目的を持ってSNSをしている人向けになります。

写真界隈でいえば以下のような感じですかね。
写真を見てほしい、上手くなりたい、仲間がほしい、自己表現をしたい等々‥

しかし途中から目的を忘れて、SNSのフォロワーを伸ばすことだけに注力してしまっている人、フォロワー数やいいねの数だけを追ってしまっている人が多いと感じています。

この記事は自分への戒めも込めて書いていこうと思います。

そもそもSNSってなんのためにやる?

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私の今のアカウントは当初Webメディア「DopeZine」のブランディングのために始めました。写真メディアの運営者を名乗る人間が写真を上げていないのはおかしいなーと思ったので。

私の目的は「メディアの記事や存在を多くの人に知ってもらいたい、そして写真も上手くなりたい」というものです。

他の人にSNSって何のためにやっているの?って聞くと明確な答えが返ってこない人が多い印象です。結構ざっくりとした思いしかなかったりします。

SNSをやるならば、ここの目的の明確化は自分を守るためにも必須だと考えています。

数字は人を狂わせる

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前提としてSNSでは数字が出ます。

TwitterであれInstagramであれ、noteであれSNSとそれに付随するプラットフォームには数字が付きまとってきます。

この数字が厄介でして、日本人は数字が多いものをありがたがる性質があるんですよね。値段の高いものはいいものだ!というのと同じような理論です。

なので1度数字をとってしまうと、その数字に狂わされてしまいます

例えばツイートがバズった時、フォロワーが急激に伸びた時には一種の酔っぱらい状態になっていまうのです。つまり周りが見えなくなる。
酔っ払った人に何言っても無駄で、後からやらなきゃよかったという後悔しか残りません。

これをSNSに当てはまると、例えばコンテンツ力の高い被写体やエロ系で伸びたとしてそればかりを投稿し続けることが当てはまります。確かにこれらのジャンルは伸びやすいやフォロワーも増えやすい。

しかし、本当に自分の撮りたいものでしょうか?
この麻薬にハマると自分の好きな写真は伸びなくなりがちです。

たまのスパイスとして使用するのは確かに有効ですが、用法用量を守って使わないと自分のアカウントや精神を確かに蝕んでいくことは間違いないです。

気づいたときにはもう手遅れかもしれない

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気づいたときにはもう遅い。自分の好きな写真を撮っていた頃のフォロワーは離れていき、わかりやすい写真を求めるフォロワーしか残りません。

自分の好きな写真と向き合った状態で伸ばすのは難しい。それがマイナーなジャンルであればあるほど難しくなります。

ある記事で見たのですが、「King Gnu」というバンドは音楽性だけではなく、現代の音楽業界や社会、SNSの特性を把握してマーケティングを行って成功を収めました。 

自分たちのやりたい音楽と現代のギャップを埋めるための曲制作やSNS運用をしているわけですね。各々のフォロワー数は公式アカウントよりも多く、曲を知ってもらう機会を増加させる。曲自体も方向性をずらさず、一般にアプローチをしていく手法でした。

写真の場合でも同じことが言えると考えます。写真だけを見てみてと見てくれる人に投げるのでなく、その写真の何が良いのか、こんなものを使っているよとかの追加情報をつけて上げると理解しやすいと思います。

私の場合だとオールドレンズといった普通の人だとあまり使わないレンズを使って、70年前のレンズで今の日本を撮ると雰囲気の良い写真になるんだよっていうアプローチをしています。
カメラって高い趣味だと思われているけどもオールドレンズであれば安く楽しめる方法の提案にもなるので訴求はしやすいのかなと考えています。

それでも私は写真だけで有名になるんや!って人は自分なりの方法で頑張ってみてください。

SNSの知名度を過信してはいけない

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確かにSNSのフォロワーが多ければ、より多くの人に自分の作品を見てもらえる可能性は高まります。しかし、フォロワーが期待しているものと自分が提供できるものとでギャップが存在していることを自覚しましょう。

そのギャップは知名度だけでは埋まらないものです。
その証拠にSNSで1万人以上フォロワーがいる人でも1ジャンルしか伸びない人とかいますよね。他のジャンルに手を出した途端に伸びない等等。

そして数字にあぐらをかいてマウンティングをしてしまう人も多いです。
そういう人を見たら、この人は酔っ払っているんだなとそっとしておくことをおすすめします。大体は放っておけば自分の不利益になることは少ないです。

気づいたときには自分の元から誰もいない。その現実の辛さからSNSからそっと消えるか細々と活動しているのでしょう。

まとめ

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SNSの知名度やフォロワー数を求めすぎるのでなく、自分がSNSというツールを使って何を成し遂げたいかと明確にすること「やりがい」に繋がっていくと考えます。

本当に数字に踊らされている人には早く気づいてほしいと思います。
数字の魔力は恐ろしいものでいつ襲ってくるか分かりません。したがって自分のやりたいことを忘れずに、人に優しく丁寧に接することで自衛していくのが大切だと考えています。

以上です。

Twitterでも発信、写真投稿しています。

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