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中江広踏の旅の記録
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2020年12月の記事一覧

韓国の旅 #15

対馬から釜山へ 2014年  過去3回の釜山行きは、博多港からの高速艇「ビートル」、同じく博多港からのフェリー「ニューかめりあ」、下関からの関釜フェリー「はまゆう」と、乗る船は違っても、いずれも海路によるものだった。その航路の途中に見える対馬の長大な島影を見る度に、いずれは対馬に行きたいものだとずっと思っていた。2014年にその願いが叶った。釜山へ行く途中に、対馬へ寄ることにしたのである。家内は30数年ぶり二度目、私は初めての対馬だった。わずか一泊の短い滞在時間だったし、行

韓国の旅  #14

ソウルから仁川へ 2014年  2014年には、ソウルと仁川(インチョン)に行った。ソウルは約1年8ヶ月ぶり、仁川は、空港以外では、初めての訪問だった。当時、しばらくソウルに行っていなかった間に、韓国は朴槿恵政権となり、安倍政権との間で、日韓関係は最悪の状態に陥っていた。もう、日本における韓流ブームは過去のものとなり、韓国を訪れる日本人観光客は激減、それに代わって、中国人旅行者が急増していた。私たちも、ソウル滞在中に多くの中国人の団体と遭遇した。ちょっと垢抜けない、短パン姿

韓国の旅  #13

関釜フェリーの旅 2013年  2013年の釜山旅行では、下関と釜山を結ぶ、関釜フェリーを利用した。関釜フェリーの前身である関釜連絡船は日韓併合前から存在していて、日本と朝鮮半島や大陸をつなぐ動脈として活躍したが、日本の敗戦で、その歴史はいったん途絶えた。復活したのは、大阪万博の年、1970年である。1983年から、日韓の共同運航により、毎日夜間に運航されることになった。私たちが往復乗船した「はまゆう」は、1998年の就航である。以上は、ウイキペディアの記述の要約。出航の夜