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【幕別】学生時代の農家バイト先に1泊してバイトした話

こんにちは。お久しぶりです。今は小清水にいます。

7/16~7/21まで帯広にいました。7/16は足寄のありがとう牧場から帯広まで、ありがとう牧場の奥さんの車で行きました。牛乳の配達日と僕の出発日がたまたま被ったからです。ヒッチハイクしていません。

7/17と18の2日間、幕別町札内にある農家でバイトしました。僕はそこで大学1年生の頃から大根収穫バイトなどをしていました。そういえば、今年の3月頭にも長芋の種芋洗いバイトをしました。旅立つ僕に、そのとき品薄になっていたマスクを箱でくれました。

ここで大根収穫バイトの説明をします。主な仕事は大根をコンテナに入れることです。僕たちバイトや奥さん旦那さんはハーベスターという大きな大きな機械に乗っています。旦那さんや奥さんがハーベスターを操って大根を引き抜き、バイトはベルトコンベアで運ばれてくる大根をコンテナに入れます。コンテナの底面の短辺は大根2本分、長辺は大根4本分で、コンテナの高さは大根2本分です。圃場を一回りすると、大根で一杯になったコンテナを降ろして空コンテナを乗せます。その間は掃除をしたりベルトコンベアについた泥を取ったり、時間があればおやつをさっと食べたりアルプスの天然水をごくごくと飲んだりします。ところで、バイトの仕事は大根をコンテナに入れるだけではありません。ビニールマルチ剥がしもあります。ミニトラクター、通称ミニトラにマルチはがし機というアタッチメントを取り付けて、エンジンの力でマルチを剥がします。ミニトラでハーベスターの後ろをついていって、収穫と並行して剥がします。僕は2年生のときからこの作業をしていました。さて、みなさん気になるのはその労働時間ですよね。何時間働くのか。ずばり4時間、午前3:00から7:00の4時間です。朝早かったです。朝というか深夜ですね。星がとてもきれいでした。そして日の出を見れました。そのあとの大学の講義はどうしても寝てしまいます。大根の収穫は6月下旬から10月中旬まであります。バイトはもちろん毎日ではなくて、僕は週0~2回くらいで働いていました。以上、大根収穫バイトの説明でした。写真はハーベスター(キャタピラなし)と僕、マルチはがし機と僕です。

1日目は8:00~17:00で働いて、午前は大根収穫、大根草取り、午後は午前の草取りの続きをしました。

僕は寝ていましたが、その日の午前3:00から大根を収穫していました。8:00からはその続きで、あと数コンテナつくるだけでした。まさかまた大根堀りをするとは思っていませんでしたが、面白いですね。

そのあと草取りをしました。慣行栽培ですが、草取りは必須です。ホーで畝間の土を掻いて草を弱らせ、手で大根の葉に紛れている曲者を抜きました。小さい草は畑に残しておきますが、大きい草と特定の草2種類はそりに乗せて回収しました。回収した草はブルーシートに乗せて乾かします。その2種類とはイヌガラシとノボリギクです。イヌガラシは根で増殖するから厄介、ノボリギクは種を散らすから厄介です。写真は、誠に残念ながら撮っておりません。

2日目は3:00~17:00で働いて、深夜から朝にかけて大根収穫、午前の日中は長芋の肥料撒き、大根草取り、午後は午前の草取りの続きをしました。

深夜3:00は涼しいですね。涼しいですが、動いていると暑くなってきます。僕はマルチをはがす係でしたが、土が固まっててマルチがちぎれるということが何回もありました。少し焦ります。通常、マルチ係はハーベスターの後ろについて走りますが、アクシデントがあるとマルチ係はその場に残って奮闘し、ハーベスターは先へ進みます。もし万が一、ハーベスターが一周してマルチ係に追い付いたら、控えめに表現して大変なことになります(そんなことはない)。

長芋について、この農場では雪の解け始める頃に種芋の準備をして、雪の降り始める頃まで収穫します。暖かくなってきたら畑にパイプを挿してネットを広げます。長芋はそこにつるを絡ませて成長します。そしてパイプとネットと葉を片付けてから、収穫します。長芋にかける時間は、他の作物に比べて長いです。

この日に行った作業は肥料撒きです。数キログラムの肥料を入れた容器を肩から提げて、早歩きでパラパラっと撒きました。トラクターは長芋ネットの間を走れませんので、人がひたすら早歩きしました。その肥料はなんだか魚臭くて、肥料撒きを終えると全身がその臭いを帯びます。着替えました。

この日の草取りは、前日の草取りと趣旨が異なりました。前日のはまあまあ大きくなっている大根の草取り、この日のはまだまだ葉の小さい大根の草取りでした。この写真は後者の草取りする前のですが、アップしすぎて下が切れて見えない全体。そして草取りした後のを撮っていない失態。波打っている葉っぱが大根です。マルチは銀色です。北海道農販株式会社のホームページによりますと、シルバーのマルチは遮光性が高く、雑草防止効果・地温抑制効果があり、光反射により防虫効果が得られます。地温が上がるのを抑制していいのかよ、地温の高い方が発芽や生育がいいべ、とつっこみたくなりますよね。ここからは僕の意見ですが、抑制する理由は草の生育を抑えるためか、暑くなりすぎないようにするためです。暑い時期なら地温の上昇を抑制しても作物は十分に育ちます。まだそれほど暑くない時期に播種・移植するなら地温の上がるマルチを使います、と思います。

農家が僕に、余り物だといって夜ご飯と朝ご飯を用意してくれました。ご飯が温かかったです。旅人を泊めるようなところなんて本来ないのに、ドラムセットの置いてある小屋に無理矢理泊まらせてくれました。ありがとうございました。どの農家もそうですが、またいつか会いに行きたいです。ちなみにこの農家はyoutubeの「channel大地」というアカウントで日々を発信しています。

最後に、僕が入浴しにいった銭湯「たぬきの里」の看板の写真でお別れです。サウナ完備。駅の近くにあります。